1. 民放ラジオ難聴解消支援事業とは?
総務省が実施する「民放ラジオ難聴解消支援事業」は、ラジオ放送が聞き取りにくい「難聴地域」を解消するため、中継局の整備を行うラジオ放送事業者等を支援する補助金です。災害時の情報伝達手段としても重要なラジオ放送網の強靭化を図り、国民生活の安全・安心を確保することを目的としています。
この補助金のポイント
- ラジオの難聴地域解消を目的とした中継局の整備費用を補助
- 地方公共団体は最大2/3、放送事業者は1/3の補助率
- 災害時における情報伝達インフラの強化に貢献
- 申請は複数回の締切が設けられており、計画的な応募が可能
2. 補助金の詳細
令和7年度の公募内容に基づき、制度の基本情報をまとめました。
項目 | 内容 |
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制度名 | 無線システム普及支援事業費等補助金(民放ラジオ難聴解消支援事業) |
実施機関 | 総務省 |
対象事業者 | 都道府県、市町村、地上基幹放送事業者、一般社団法人等(これらの連携主体を含む) |
補助率・金額 | 【補助率】 ・地方公共団体:1/2(要件により2/3) ・それ以外の団体:1/3 【下限額】50万円 |
補助対象経費 | ラジオの難聴解消を目的とした中継局の整備に要する経費(設備費、工事費など) |
3. 令和7年度 公募スケジュール
令和7年度の公募は、複数回の締切が設定されています。第一次締切から順次交付決定が行われるため、早期の申請が推奨されます。
締切 | 提出期限 |
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第一次締切 | 令和7年2月21日(金)12:00 まで |
第二次締切 | 令和7年4月25日(金)12:00 まで |
第三次締切 | 令和7年6月27日(金)12:00 まで |
⚠️ 注意事項
応募状況により予算額に達した場合、締切日以前に受付を終了する可能性があります。また、第三次締切以降も随時応募を受け付ける場合があるため、申請を検討している場合は管轄の総合通信局等へ事前に相談することをおすすめします。
4. 申請手続きの流れ
申請は、公募要領や交付要綱を確認の上、以下の方法で行います。
- 必要書類の準備
公募要領に従い、交付申請書、整備計画書、経費の見積書など、指定された書類一式を準備します。様式は総務省の公式サイトからダウンロード可能です。 - 申請方法の選択
以下のいずれかの方法で申請します。
– 管轄の総合通信局等へ持参または郵送
– 電子メールまたは大容量ファイル転送システムによる電子提出
– 補助金申請システム「jGrants」によるオンライン申請 - 審査・交付決定
提出された書類に基づき審査が行われ、採択されると交付決定通知が送付されます。 - 事業実施・実績報告
交付決定後、計画に沿って事業を実施します。事業完了後は、定められた期間内に実績報告書を提出する必要があります。
5. 詳細情報・お問い合わせ
本事業の詳細、公募要領、申請様式などは、総務省の公式サイトで確認できます。ご不明な点は、下記までお問い合わせください。
連絡先: 総務省 情報流通行政局 地上放送課
電話番号: 03-5253-5737