兵庫県で革新的なビジネスアイデアを持つ起業家を力強く支援する「令和7年度 スタートアップチャレンジ支援助成金」の公募が開始されました。この制度は、社会課題の解決を目指すスタートアップに対し、最大300万円の助成金で事業の立ち上げと成長を後押しするものです。本記事では、この魅力的な助成金の概要から対象経費、申請方法までを詳しく解説します。
助成金の概要
まずは「スタートアップチャレンジ支援助成金」の基本的な情報を確認しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
助成金名 | 令和7年度 スタートアップチャレンジ支援助成金 |
実施機関 | 公益財団法人 ひょうご産業活性化センター |
対象地域 | 兵庫県 |
助成額 | 上限200万円(空き家を活用する場合は最大300万円) |
助成率 | 助成対象経費の2分の1以内 |
公募期間 | 2025年4月18日(金)~ 2025年6月30日(月)16時必着 |
事前相談期間 | 2025年4月18日(金)~ 2025年6月23日(月) |
どのような方が対象?(応募資格)
この助成金は、以下の要件をすべて満たす事業者が対象となります。
応募資格の詳細
- スタートアップの要件: 革新的なビジネス手法で経済成長を牽引し、社会課題解決に取り組む事業であること。また、ベンチャーキャピタル等からの資金調達実績または計画があり、急成長を目指す事業であること。
- 起業時期・事業形態: 令和7年4月1日時点で法人設立後5年以内の者、または令和8年1月末日までに法人を設立する予定の者。
- 所在地: 令和8年1月末日までに兵庫県内に活動拠点(本支店、営業所、コワーキング施設等)を置き、5年以上事業を営み続ける意思があること。
何に使える?(助成対象経費)
助成金は、事業の立ち上げや拡大に必要な幅広い経費に活用できます。特に空き家を活用する場合は、助成上限額が引き上げられます。
区分 | 対象経費の例 | 助成限度額 |
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起業・事業拡大経費 | 事務所開設費、備品費、専門家経費、広告宣伝費、旅費 等 | 200万円以内 |
研究開発経費 | 研究開発人材の人件費、知的財産権取得費用、外注・委託費、原材料費 等 | |
空き家活用経費 | 改修費 等 | 100万円以内 |
合計(空き家活用の場合) | 300万円以内 |
【重要】経費に関する注意点
助成対象となる経費は、単価50万円(税抜き)未満のものに限られます。高額な設備投資などを検討している場合はご注意ください。
申請方法と流れ
申請には事前相談が必須となります。以下のステップに沿って手続きを進めてください。
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1
事前相談・推薦書の発行「起業プラザひょうご」や県内の商工会・商工会議所、よろず支援拠点で事業内容について相談し、推薦書の発行を受けてください。(相談締切:6月23日)
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2
申請書類の提出申請者自身が「推薦書以外の申請書類」をひょうご産業活性化センターへメールで送付します。推薦書は発行機関から直接送付されます。(提出締切:6月30日 16時必着)
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3
審査応募書類審査およびヒアリング審査により選考が行われます。必要に応じて現地調査が実施される場合もあります。
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4
採択・交付決定審査を通過すると採択が決定し、助成金の交付手続きに進みます。助成対象期間は令和7年4月1日から令和8年1月末日までです。
まとめ
「令和7年度 スタートアップチャレンジ支援助成金」は、兵庫県で新しいビジネスに挑戦する起業家にとって、資金面だけでなく、専門家による相談機会も得られる貴重な制度です。革新的なアイデアと社会貢献への熱意をお持ちの方は、ぜひこの機会を活用し、事業の飛躍を目指してください。
お問い合わせ・公式情報
申請書類のダウンロードや詳細な募集要項は、公式サイトで必ずご確認ください。
【お問い合わせ先】
公益財団法人 ひょうご産業活性化センター 創業推進部新事業課
TEL:078-977-9072
E-Mail:shinjigyo@staff.hyogo-iic.ne.jp