詳細情報
小松島市瓦屋根強風対策支援事業で住まいの安全を強化!
近年、台風や強風による瓦屋根の被害が多発しています。小松島市では、市民の皆様が安心して暮らせるよう、瓦屋根の耐風診断および改修工事に対する支援事業を実施しています。この機会に、ご自宅の瓦屋根の安全性を確認し、必要な対策を講じてみませんか?最大55.2万円の補助金が利用可能です。
助成金の概要
小松島市瓦屋根強風対策支援事業は、瓦屋根の耐風性能を向上させることを目的としています。建築基準法の改正により、瓦の留め付けに関する基準が強化されましたが、既存の住宅については改修が義務付けられていません。しかし、強風による瓦の飛散や脱落を防ぐためには、耐風改修が重要です。
- 正式名称:小松島市瓦屋根強風対策支援事業
- 実施組織:小松島市
- 目的・背景:強風による瓦屋根の被害を軽減し、市民の安全を確保するため
- 対象者:小松島市内に瓦屋根の建築物を所有または管理する方
助成金額・補助率
この事業では、耐風診断支援事業と耐風改修支援事業の2つの支援があります。それぞれの補助金額と補助率について詳しく見ていきましょう。
耐風診断支援事業
瓦屋根の耐風診断に要する費用の一部を補助します。
- 補助率:費用の3分の2
- 上限額:21,000円
耐風改修支援事業
耐風診断の結果、基準に適合しない瓦屋根を改修する工事費用の一部を補助します。
- 補助率:費用の23%以内
- 最大補助額:552,000円
- 工事費用の限度額:屋根面積(㎡)× 24,000円/㎡ または 2,400,000円のいずれか低い額
例えば、屋根面積が100㎡の場合、工事費用の限度額は2,400,000円となります。この場合、最大補助額は552,000円となります。
対象者・条件
この補助金を利用できる対象者と条件は以下の通りです。
- 小松島市内に瓦屋根の建築物を所有または管理していること
- 対象となる瓦屋根は、粘土瓦やプレスセメント瓦であること(スレート屋根や金属屋根は対象外)
- 過去に耐震改修や耐風改修に係る県または市の補助金の交付を受けていないこと(瓦屋根の改修に係るものが補助対象経費外の場合は除く)
- 耐風改修工事は、建設業法(昭和24年法律第100号)第3条第1項の許可を受けた建設業者で県内に本店または営業所を有する事業者(個人事業者を含む)が実施すること
- 適合しない部分全てについて、工事を行うこと
重要な注意点:過去に同様の補助金を受けている場合でも、瓦屋根の改修が補助対象外だった場合は、今回の補助金を利用できる可能性があります。
補助対象経費
補助の対象となる経費は、耐風診断および耐風改修工事に直接要する費用です。具体的には以下のものが含まれます。
- 耐風診断支援事業:かわらぶき技能士、瓦屋根工事技士、瓦屋根診断技士等による診断費用
- 耐風改修支援事業:瓦屋根のふき替え工事費用(令和2年国土交通省告示第1435号により改正された昭和46年建設省告示第109号に適合するもの、ガイドラインの標準試験に合格した緊結方法によるもの、平成12年5月31日建設省告示第1458号の構造計算方法により安全性が確かめられた緊結方法によるもの)
対象外経費:瓦屋根以外の部分の改修費用、申請書類作成代行費用、その他市が認めない費用は対象外となります。
申請方法・手順
申請は以下の手順で行います。
- 事前相談:市住宅課へ事前にご相談ください(特に、市が認める同等以上の知識・技能を有する者に耐風診断を依頼する場合)。
- 申請書類の準備:必要な書類を揃えます(詳細は後述)。
- 申請:小松島市住宅課へ申請書類を提出します。
- 審査:市による審査が行われます。
- 交付決定:交付決定通知が送付されます。
- 工事の実施:交付決定後、工事を実施します。
- 完了報告:工事完了後、完了実績報告書を提出します。
- 補助金の請求:補助金請求書を提出し、補助金が交付されます。
申請期限:令和7年4月7日(月曜日)から令和7年11月28日(金曜日)まで(土日祝日除く)。先着順のため、予定件数を超えた場合は受付終了となります。
必要書類
- 補助金交付申請書(様式第1号)
- 事業計画書(様式第2号)
- 建築物の所有者等が確認できるもの(例:登記簿謄本、固定資産評価証明書など)
- 建築物の付近見取り図
- 建築物の写真(建築物の全景及び瓦屋根と確認できるもの)
- 同意書(申請者と居住者が異なる場合のみ)
- その他、市長が必要と認める書類
- 耐風診断見積書の写し(耐風診断支援事業のみ申請する場合)
- 診断技術者等の資格を証する書類(免許証等)の写し(耐風診断支援事業のみ申請する場合)
- 耐風診断及び耐風改修見積書の写し(耐風診断支援事業と併せて耐風改修支援事業を行う場合)
- 耐風改修前及び改修後の屋根伏図(耐風診断支援事業と併せて耐風改修支援事業を行う場合)
- 瓦屋根等(改修予定)のパンフレット(耐風診断支援事業と併せて耐風改修支援事業を行う場合)
- 二次診断調査票の写し(耐風改修支援事業のみ申請する場合)
- 耐風改修見積書の写し(耐風改修支援事業のみ申請する場合)
申請に必要な様式は、小松島市のホームページからダウンロードできます。
採択のポイント
採択されるためには、以下のポイントを押さえることが重要です。
- 申請書類を正確かつ丁寧に作成する
- 耐風診断の結果に基づいた適切な改修計画を立てる
- 見積書の内容が明確で、費用対効果が高いことを示す
- 地域の建設業者を利用する
審査基準:耐風診断の結果、改修の必要性、改修計画の妥当性、費用対効果などが審査されます。
よくある質問(FAQ)
- Q: スレート屋根や金属屋根も対象になりますか?
A: いいえ、粘土瓦やプレスセメント瓦のみが対象です。 - Q: 過去に耐震改修の補助金を受けていますが、申請できますか?
A: 耐震改修の補助金で瓦屋根の改修が対象外だった場合は、申請できる可能性があります。 - Q: 申請は郵送でもできますか?
A: 申請方法については、小松島市住宅課へお問い合わせください。 - Q: 補助金の交付はいつ頃になりますか?
A: 工事完了後、完了実績報告書を提出し、審査を経て補助金が交付されます。具体的な時期は、小松島市住宅課へお問い合わせください。 - Q: 複数の業者に見積もりを依頼する必要がありますか?
A: 複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
まとめ・行動喚起
小松島市瓦屋根強風対策支援事業は、瓦屋根の安全性を高め、安心して暮らせる住まいを実現するための支援制度です。対象となる方は、ぜひこの機会にご自宅の瓦屋根の点検と改修をご検討ください。申請期限は令和7年11月28日(金曜日)までです。ご不明な点がありましたら、小松島市住宅課までお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ先:小松島市住宅課 電話:0885-32-2120
詳細はこちら:小松島市公式サイト