詳細情報
森町先進医療不妊治療費等助成事業:不妊治療の経済的負担を軽減
不妊治療は経済的な負担が大きく、諦めざるを得ないご夫婦も少なくありません。森町では、そんなご夫婦を応援するため、先進医療による不妊治療費の一部を助成する制度を設けています。この助成金を利用することで、経済的な心配を軽減し、より積極的に不妊治療に取り組むことが可能になります。ぜひ、この機会に詳細をご確認ください。
助成金の概要
正式名称
森町先進医療不妊治療費等助成事業
実施組織
森町
目的・背景
本事業は、医療保険対象外の先進医療として実施した不妊治療費(医療費)の一部と交通費の一部を助成することにより、不妊に悩むご夫婦の経済的負担を軽減し、安心して不妊治療を受けられる環境を整備することを目的としています。
対象者の詳細
この助成金は、以下の要件をすべて満たす方が対象となります。
- 治療開始時において、法律上の婚姻をしている夫婦であること。
- 夫婦のいずれかが、治療終了時及び申請時において森町に住民登録を有していること。
- 他市町村で同一の治療に対し助成を受けておらず、又は受ける見込みがないこと。
- 申請日において、夫婦いずれも申請日の属する年度の前年度分までの町税、各種使用料に未納がないこと。
- 治療開始日時点で、妻の年齢が43歳未満であること。
助成金額・補助率
具体的な金額(上限・下限)
治療費:医療保険適用の不妊治療と併用して実施した先進医療にかかった自己負担分の10分の7(35,000円を上限)を助成します。
交通費:自宅から医療機関までの距離が片道25キロメートルを超える場合、距離に応じて助成します(一回の治療につき5回分まで)。
補助率の説明
治療費は自己負担分の70%が助成されます。交通費は距離に応じて基準額が定められており、その基準額の3分の2が助成されます。
計算例
例えば、先進医療の治療費が50,000円だった場合、助成される金額は35,000円が上限となります。交通費は、自宅から医療機関までの距離が50キロメートルの場合、基準額は2,450円となり、助成額は1,633円となります。
助成回数
治療開始日の妻の年齢が40歳未満の夫婦は6回まで、40歳から43歳未満の夫婦は3回までです。(1子ごとに回数はリセットできます。)
交通費の詳細
| 自宅=医療機関の距離 | 基準額 | 助成額 |
|---|---|---|
| 25キロメートル超 50キロメートルまで | 1,430円 | 953円 |
| 50キロメートル超 75キロメートルまで | 2,450円 | 1,633円 |
| 75キロメートル超 100キロメートルまで | 3,200円 | 2,133円 |
| 100キロメートル超 125キロメートルまで | 4,520円 | 3,013円 |
| 125キロメートル超 150キロメートルまで | 5,150円 | 3,433円 |
| 150キロメートル超 175キロメートルまで | 5,880円 | 3,920円 |
| 175キロメートル超 200キロメートルまで | 6,720円 | 4,480円 |
| 200キロメートル超 225キロメートルまで | 8,080円 | 5,386円 |
| 225キロメートル超 250キロメートルまで | 8,820円 | 5,880円 |
| 250キロメートル超 275キロメートルまで | 9,550円 | 6,366円 |
| 275キロメートル超 | 10,180円 | 6,786円 |
(注釈)助成額は基準額の3分の2の額であり、助成上限額です。
対象者・条件
対象となるのは、以下の条件をすべて満たす方です。
- 法律上の婚姻関係にある夫婦
- 夫婦のいずれかが森町に住民登録がある
- 他市町村で同様の助成を受けていない
- 町税等の滞納がない
- 治療開始時の妻の年齢が43歳未満
補助対象経費
助成の対象となる経費は以下の通りです。
- 医療保険適用の不妊治療と併用して実施した先進医療にかかった自己負担分
- 自宅から医療機関までの交通費(片道25キロメートルを超える場合)
対象となる先進医療は以下の通りです。
- 子宮内膜刺激術(SEET法)
- タイムラプス撮像法による受精卵・胚培養
- 子宮内膜擦過術(子宮内膜スクラッチ)
- ヒアルロン酸を用いた生理学的精子選択術(PICSI)
- 子宮内膜受容能検査1(ERA)
- 子宮内細菌叢検査1(EMMA/ALICE)
- 二段階胚移植術
- 子宮内細菌叢検査2(子宮内フローラ)
- 子宮内膜受容能検査2(子宮内膜受容期検査)(ERpeak)
- 強拡大顕微鏡を用いた形態学的精子選択術(IMSI)
- 膜構造を用いた生理学的精子選択術 (Zymot)
- タクロリムス投与療法
- 着床前胚異数性検査
申請方法・手順
ステップバイステップの詳細手順
- 必要書類を準備します。
- 森町役場保健福祉課国保係の窓口へ持参、郵送、または電子申請にて申請します。
- 審査後、助成金が交付されます。
必要書類の完全リスト
- 森町先進不妊治療費等助成事業申請書(様式第1号)
- 森町先進不妊治療費等助成受診等証明書(様式第2号)
- 申請する治療にかかった治療費自己負担額の領収書等
- 申請する治療のための通院にかかった費用の領収書等
- 森町先進不妊治療費等助成助成金交付請求書(様式第5号)
- 婚姻が確認できる書類(夫婦とも森町に住民登録がある場合は不要)
- 健康保険の資格がわかるものの写し(森町国民健康保険に加入している方は不要)
- その他町長が必要と認める書類
申請期限・スケジュール
治療終了日から60日以内(60日以内に3月31日を過ぎるときはその3月31日まで)
オンライン/郵送の詳細
申請は、森町役場保健福祉課国保係の窓口へ持参、郵送、または電子申請にて行うことができます。電子申請の場合は、申請フォームに必要事項を入力し、添付書類原本を郵送する必要があります。
採択のポイント
審査基準や採択率に関する情報は公開されていませんが、申請書類に不備がないこと、対象要件を満たしていることが重要です。申請書は丁寧に作成し、必要な書類はすべて揃えて提出するようにしましょう。
よくある質問(FAQ)
- Q: 助成金の対象となる治療は?
- A: 医療保険適用の不妊治療と併用して実施した先進医療が対象です。
- Q: 交通費はどのように助成されますか?
- A: 自宅から医療機関までの距離が片道25キロメートルを超える場合、距離に応じて助成されます。
- Q: 申請に必要な書類は?
- A: 申請書、受診等証明書、領収書、交付請求書などが必要です。
- Q: 申請期限はいつまでですか?
- A: 治療終了日から60日以内です。
- Q: 電子申請は可能ですか?
- A: はい、可能です。ただし、添付書類原本は郵送する必要があります。
まとめ・行動喚起
森町先進医療不妊治療費等助成事業は、不妊治療を受けるご夫婦の経済的負担を軽減するための制度です。対象となる方は、必要書類を準備して申請しましょう。ご不明な点があれば、森町保健福祉課子育て国保児童係までお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ先:保健福祉課子育て国保児童係 電話番号 01374-7-1085