詳細情報
子育て世帯の経済的負担を軽減し、安心して子育てができる環境を支援する「松前町出産世帯奨学金等返還支援補助金」が、2025年4月より内容を拡充してスタートします。この補助金は、奨学金の返還を支援することで、出産後の経済的な不安を和らげ、子育てに専念できる環境づくりを目的としています。最大20万円の補助を受けられるこの制度を活用して、ゆとりある子育てを実現しましょう。
松前町出産世帯奨学金等返還支援補助金の概要
正式名称：松前町出産世帯奨学金等返還支援補助金
実施組織：愛媛県松前町
目的・背景：愛媛県と連携し、えひめ人口減少対策交付金を活用して、出産世帯の経済的負担を軽減し、安心して子育てができる環境を支援することを目的としています。少子化対策の一環として、奨学金返還の負担を軽減することで、出産・育児を経済的にサポートします。
対象者の詳細：2025年4月1日以降に出生した児童の父母が対象です。年齢制限は撤廃され、より多くの子育て世帯が利用できるようになりました。
助成金額・補助率
補助対象経費の実支出額の合計額が補助されます。
- 上限額：対象児童1人当たり20万円
- 補助対象：父母ともに奨学金を返還している場合は、それぞれ20万円が上限
- 端数処理：1,000円未満の端数は切り捨て
計算例：
- 父の奨学金返還額が15万円、母の奨学金返還額が10万円の場合、合計25万円が補助対象となりますが、上限額はそれぞれ20万円のため、合計40万円ではなく、20万円+20万円で40万円が上限となります。
- 父の奨学金返還額が25万円の場合、上限額は20万円となります。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 上限金額 | 20万円/人 |
| 補助率 | 実支出額 |
対象者・条件
以下のすべての要件を満たす方が対象となります。
- 2025年4月1日以降に出生した児童の父または母
- 出生した児童が松前町内に住所を有し、かつ、居住していること
- 父または母いずれかが松前町に住民票があること
- 補助金の交付申請をする日に、父または母のうちいずれかが2025年4月1日以降に出生した児童と同居し、主としてその収入によって生計を維持する者として、その児童を養育していること
- 学校教育法による大学院の修士課程（これに相当するものを含む）、大学、専門職大学、短期大学、専修学校専門課程、高等専門学校及び高等学校に進学し、その入学時または在学期間中に奨学金等の貸与を受けたことがある
- 奨学金等の返還を遅滞なく返還していること
- 町税を滞納していないこと
- 生活保護を受けていないこと
- 暴力団または暴力団員と関係がないこと
注意：里帰り出産の期間に町内に居住する者は補助対象ではありません。ひとり親、未婚、婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者、2025年4月1日以降に出生した児童と特別養子縁組をした者は補助対象になります。過去に同種の補助金等の支給対象となった場合を除きます。
補助対象経費
補助対象となる奨学金等は以下の通りです。
- 独立行政法人日本学生支援機構の第一種及び第二種奨学金
- 愛媛県奨学金
- 母子及び父子並びに寡婦福祉法の規定による貸付金のうち、対象児童の父母の就学のために貸与された就学支度資金及び修学資金
他の自治体等の奨学金の返還支援に関する制度により補助金等の交付を受けている場合は補助対象経費としません。
申請方法・手順
申請は以下の手順で行います。
- 子育て支援課こども家庭センター係（はぐはぐ）へ書類を提出
- 審査
- 適当と認めたときは補助金交付を決定し、出産世帯奨学金等返還支援補助金交付決定通知書で、審査の結果を通知
- 申請者が指定する金融機関等の口座に補助金を交付
必要書類：
- 出産世帯奨学金等返還支援補助金交付申請書兼請求書
- 奨学金等の返還状況
- 奨学金等の貸与機関が発行する貸与を証する書類の写し
- 奨学金等を返還したことを証する領収書（返還した者の氏名、返還年月日、返還額等が確認できるものに限る。）の写し
- 申請日までの奨学金等の返還額を証する書類の写し（預金通帳、領収書等の写し）
- 奨学金等の貸与機関が発行する返還計画の明細を確認することができる書類の写し
- 町税の納税状況確認同意書
- 対象児童の父母のうちいずれかが松前町に住民票がない場合は、この父母の年齢が確認できる書類
- 特別養子縁組により対象児童を養育する者にあっては、戸籍謄本
- 母子手帳
申請期限：要確認（松前町子育て支援課へお問い合わせください）
採択のポイント
審査基準は明確に公開されていませんが、以下の点が重要と考えられます。
- 申請書類の正確性と completeness
- 奨学金の返還状況の証明
- 町税の滞納がないこと
- 松前町への居住意思
申請書作成のコツとしては、必要書類を漏れなく準備し、正確に記入することが重要です。不明な点は事前に問い合わせるようにしましょう。
よくある質問（FAQ）
- Q: 里帰り出産の場合でも対象になりますか？
A: いいえ、里帰り出産の期間に町内に居住する者は補助対象ではありません。 - Q: ひとり親でも対象になりますか？
A: はい、ひとり親、未婚、婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者も対象になります。 - Q: 過去に同様の補助金を受けたことがありますが、今回も申請できますか？
A: いいえ、過去に同種の補助金等の支給対象となった場合は除きます。 - Q: 申請に必要な書類はどこで入手できますか？
A: 松前町子育て支援課こども家庭センター係（はぐはぐ）の窓口にあります。また、松前町のホームページからもダウンロードできます。 - Q: 補助金は一時所得として扱われますか？
A: はい、本事業の補助金は、一時所得として扱われるため、特別控除額（最高50万円）を超えた額については、所得税が課税されますので、確定申告をする必要があります。
補助対象経費の詳細
- 独立行政法人日本学生支援機構の第一種奨学金
- 独立行政法人日本学生支援機構の第二種奨学金
- 愛媛県奨学金
- 母子及び父子並びに寡婦福祉法の規定による貸付金のうち、対象児童の父母の就学のために貸与された就学支度資金
- 母子及び父子並びに寡婦福祉法の規定による貸付金のうち、対象児童の父母の就学のために貸与された修学資金
必要書類の詳細リスト
- 出産世帯奨学金等返還支援補助金交付申請書兼請求書（松前町指定の様式）
- 奨学金等の返還状況（松前町指定の様式）
- 奨学金等の貸与機関が発行する貸与を証する書類の写し（例：奨学金貸与決定通知書）
- 奨学金等を返還したことを証する領収書（返還した者の氏名、返還年月日、返還額等が確認できるものに限る。）の写し
- 申請日までの奨学金等の返還額を証する書類の写し（預金通帳、領収書等の写し）
- 奨学金等の貸与機関が発行する返還計画の明細を確認することができる書類の写し（例：返還スケジュール表）
- 町税の納税状況確認同意書（松前町指定の様式）
- 対象児童の父母のうちいずれかが松前町に住民票がない場合は、この父母の年齢が確認できる書類（例：運転免許証、健康保険証の写し）
- 特別養子縁組により対象児童を養育する者にあっては、戸籍謄本
- 母子手帳のコピー（出生届出済証明ページ）
まとめ・行動喚起
松前町出産世帯奨学金等返還支援補助金は、子育て世帯の経済的負担を軽減するための重要な支援制度です。対象となる方は、必要書類を準備して、忘れずに申請しましょう。この補助金を活用して、ゆとりある子育てを実現してください。
次に行うべきアクション：
- 松前町の公式サイトで詳細を確認する
- 必要書類を準備する
- 子育て支援課こども家庭センター係（はぐはぐ）に問い合わせる
- 申請書類を提出する
問い合わせ先：
子育て支援課こども家庭センター係（はぐはぐ）
電話：089-985-4189
住所：松前町筒井710-1 松前町総合福祉センター2階
この情報が、皆様の子育てを支援する一助となれば幸いです。
