詳細情報
地域の宝である伝統文化や工芸技術。しかし、後継者不足や資金難により、その存続が危ぶまれている現状があります。そんな中、イオンワンパーセントクラブの「ふるさと未来支援事業」は、これらの文化遺産を未来へつなぐための心強い味方です。最大1億円の助成金で、あなたの団体の活動を力強くサポートします。この記事では、申請方法から採択のポイントまで、詳しく解説します。
イオン ふるさと未来支援事業の概要
正式名称:ふるさと未来支援事業
実施組織:公益財団法人イオンワンパーセントクラブ
目的・背景:本事業は、民俗文化財や伝統工芸技術の保存・継承・普及啓発を担う団体を支援し、ふるさとに受け継がれた文化を未来へつなぎ、地域社会への貢献と地域とのつながりの推進を目的としています。少子高齢化や過疎化が進む現代において、地域の文化を守り、活性化させることは喫緊の課題です。イオンワンパーセントクラブは、この課題解決に貢献するため、本事業を実施しています。
対象者の詳細:地域の民俗文化財(行事・祭事等)や伝統工芸技術(陶磁器・染織等)の保存・継承・普及啓発に取り組む非営利団体(営利法人を除く)が対象です。
助成対象となる活動
- 地域に引き継がれてきた、国または地方公共団体に指定された無形民俗文化財、またはそれに準ずると認められる伝統行事・祭礼・民族芸能等の保存・継承・普及啓発を目的とする活動
- 地域固有の伝統技術の保存・継承・普及啓発を図る活動
- その他、本助成の趣旨に資すると認められる活動(地域文化の保存・継承・普及を通じて、地域文化の振興や世代間交流の促進に資するもの)
- 直接営利を目的としない活動(興行目的ではないこと)
助成金額・補助率
助成総額は1億円です。個別の助成金額は、申請内容や審査結果によって決定されます。応募された金額が満額助成とならない場合もありますので、ご注意ください。
助成対象となるのは、対象事業の活動費の一部です。無形民俗文化財の保存・継承に必要な費用(例:楽器・衣装等の修理・復元)も対象となります。
例えば、祭りの衣装の修繕費用が50万円、広報活動費が30万円、ワークショップ開催費用が20万円の場合、合計100万円を申請することができます。ただし、満額採択されるとは限りません。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 助成総額 | 1億円 |
| 助成対象 | 活動費の一部 |
| 対象経費 | 運営・維持・管理費用、無形民俗文化財の保存・継承に必要な費用 |
対象者・条件
対象となるのは、地域の民俗文化財(行事・祭事等)や伝統工芸技術(陶磁器・染織等)の保存・継承、普及啓発に取り組む非営利団体(営利法人を除く)です。
具体的には、以下のような団体が対象となります。
- 地域の保存会
- NPO法人
- 伝統工芸の技術者団体
- 文化財保護団体
ただし、以下の場合は対象外となりますのでご注意ください。
- 営利法人
- 文化財本来の姿や伝統性が失われた行事・活動
- 由来や伝統に基づかない行事・活動
- 団体の所在地が属する都道府県外での行事・活動
補助対象経費
助成対象となるのは、助成対象事業の実施に必要な運営・維持・管理費用です。具体的には、以下のような費用が対象となります。
- 会場費
- 講師謝金
- 材料費
- 広報費
- 交通費
ただし、以下の費用は対象外となりますのでご注意ください。
- 団体や参加者の自主財源で賄うべき経費
- 団体の通常運営にかかる経費
- 飲食・交際費、レセプションや打ち上げ費用
- 保険料
申請方法・手順
申請は、以下の手順で行います。
- イオンワンパーセントクラブのホームページから「ふるさと未来支援事業 応募用紙」をダウンロード
- 必要事項を記入し、必要書類を準備
- 応募書類を郵送
必要書類:
- 応募用紙
- 団体概要
- 事業計画書
- 収支予算書
- その他参考資料
申請期限:2025年12月1日(月)必着
申請は郵送のみで、オンライン申請は受け付けていません。
採択のポイント
採択されるためには、以下のポイントを押さえることが重要です。
- 事業の目的・内容が明確であること
- 地域文化の保存・継承・普及に貢献する事業であること
- 事業計画が具体的で実現可能であること
- 団体の運営体制が整っていること
審査基準としては、上記のポイントに加え、事業の独創性や地域への波及効果なども考慮されます。過去の採択率に関する公式な情報はありませんが、競争率が高いことが予想されますので、しっかりと準備して申請に臨みましょう。
よくある不採択理由としては、申請書類の不備、事業計画の不明確さ、対象外経費の計上などが挙げられます。申請前に募集要項をよく読み、間違いのないように申請しましょう。
よくある質問(FAQ)
- Q1. 助成金の使途に制限はありますか?
- A1. 助成金は、対象事業の実施に必要な運営・維持・管理費用に充当する必要があります。ただし、募集要項に記載されている対象外経費には使用できません。
- Q2. 申請書類は返却されますか?
- A2. 審査結果に関わらず、応募時にご提出いただいた資料は返却されません。
- Q3. 助成金の交付時期はいつですか?
- A3. 採択された団体には、当財団より「振込依頼書」と「差入書」が送付されますので、必要事項を記入してご提出ください。その後、ご指定口座に助成金が振り込まれます。
- Q4. 複数の事業を申請できますか?
- A4. 応募は1団体1活動とします(下部組織も同一団体とする)。
- Q5. 申請の結果について問い合わせはできますか?
- A5. 助成可否の理由についてはお答えいたしかねます。
まとめ・行動喚起
イオン ふるさと未来支援事業は、地域の伝統文化や工芸技術を未来へつなぐための貴重な機会です。申請を検討されている方は、この記事を参考に、ぜひチャレンジしてみてください。
申請に関する詳細は、以下の公式サイトをご確認ください。
ご不明な点がありましたら、以下の事務局までお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ先:
公益財団法人イオンワンパーセントクラブ ふるさと未来支援事業事務局
TEL:043-212-6023 (平日 10:00 ~ 17:00 )
E-mail: 1p@aeon.info