岐阜県大垣市で店舗を経営されている事業者の皆様に朗報です。お店の外観や内装をリニューアルして、集客力アップやブランドイメージ向上を図りたいとお考えではありませんか？

大垣市では、中心市街地の活性化を目的として、店舗の魅力向上に取り組む事業者を支援する「個店魅力アップ事業補助金」を実施しています。この記事では、補助金の概要から対象条件、申請方法まで、専門家が分かりやすく徹底解説します。

個店魅力アップ事業補助金 制度概要

まずは、本補助金の基本情報を確認しましょう。

あなたは対象？補助対象者の詳細条件

この補助金を利用するには、以下の7つの条件をすべて満たす必要があります。申請前に必ずご確認ください。

補助対象者の7つの必須条件

1. 場所：大垣市中心市街地活性化基本計画に定められた区域の1階で出店していること。
2. 業種：小売業、飲食業、サービス業を営んでいること。（※風俗営業やバー、スナック等は対象外）
3. 営業実績：5年以上継続して営業しており、日中も営業活動を行っていること。
4. 工事完了時期：年度内（申請する年度の3月31日まで）に改装工事を完了させること。
5. 納税：市税を完納していること。
6. コンプライアンス：大垣市暴力団排除条例に規定する「暴力団員等」に該当しないこと。
7. 過去の利用：過去にこの事業またはリフレッシュサポート事業の補助を受けた店舗は、交付後5年以上経過していること。

何に使える？補助対象となる経費

補助金の対象となる経費とならない経費をしっかり理解しておくことが重要です。

補助対象になる経費（OK例）

• 外装工事（ファサード改修、壁面塗装など）
• 内装工事（壁、床、天井など）
• 空調設備、給排水衛生設備工事
• サイン工事（店舗看板など）
• 電気・照明工事
• 建物に固定される設備（商品陳列棚など）

補助対象にならない経費（NG例）

• 備品購入費（テーブル、椅子、レジなど）
• 消耗品費
• 営業に直接必要でない経費

申請から受給までの5ステップ

補助金を受け取るまでの流れを5つのステップで解説します。特に申請のタイミングが重要です。

1. 1事前準備・書類収集
   事業計画を立て、改装を依頼する業者から2社以上の見積書を取得します。その他、下記の必要書類を準備します。
2. 2交付申請
   改装工事を開始する30日前までに、必要書類を大垣市商工観光課へ提出します。工事着工後の申請は絶対に認められません。
3. 3交付決定・事業開始
   市による審査後、「補助金交付決定通知書」が届きます。この通知書を受け取ってから、改装工事を開始（着工）してください。
4. 4事業完了・実績報告
   改装工事が完了したら、速やかに実績報告書と関連書類（領収書の写し、完成写真など）を提出します。
5. 5補助金の交付
   実績報告の内容が審査され、問題がなければ補助金額が確定し、指定の口座に振り込まれます。

申請に必要な書類一覧

申請には多くの書類が必要です。漏れがないように事前にチェックリストを作成して準備しましょう。

• 大垣市商工業振興事業補助金交付申請書（第1号様式）
• 事業計画書
• 事業予算書
• 改装費の見積書（2社以上）
• 店舗の設計図
• 店舗の位置図
• 現況写真（改装前）
• 住民票（個人の場合）または商業登記事項証明書（法人の場合）
• 市税の完納証明書
• 暴力団排除に関する確約書
• 身分証のコピー
• その他市が必要と認める書類

※申請様式は公式サイトからダウンロードできます。

まとめ

大垣市の「個店魅力アップ事業補助金」は、長年地域で頑張ってきた店舗が、新たな魅力を発信するための大きなチャンスです。最大50万円の補助を活用し、お客様がもっと訪れたくなるような素敵な店舗へとリニューアルしませんか？

申請には「工事着工前の申請」や「2社以上の見積もり」など、重要なポイントがいくつかあります。計画的に準備を進め、この機会を最大限に活用して、大垣市の中心市街地を一緒に盛り上げていきましょう。

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