エコリース促進事業とは?初期費用ゼロで脱炭素設備を導入!
エコリース促進事業は、環境省が実施する補助金制度です。中小企業や個人事業主が、初期投資(頭金)なしで最新の省エネ設備(脱炭素機器)を導入できるよう、リース料金の一部を国が補助します。この制度を活用することで、資金繰りに負担をかけずに、電気代削減や生産性向上、そして環境貢献を実現できます。
この制度の最大のポイント
利用者が直接国に申請するのではなく、国が指定した「指定リース事業者」と契約することで、自動的に補助金が適用され、リース料金が安くなる間接補助の仕組みです。面倒な申請手続きはリース会社が行うため、利用者は手軽にメリットを享受できます。
エコリース促進事業の3つのメリット
1. 初期投資ゼロで最新設備を導入可能
通常、設備投資には多額の初期費用が必要ですが、リースを活用するため頭金は不要です。キャッシュフローを圧迫することなく、太陽光パネルやLED照明、高効率エアコンなどの最新設備を導入できます。
2. 補助金でリース料が割安に
国からの補助金がリース会社に交付されることで、その分がリース料金から差し引かれます。通常のリースよりも2%~5%(東北3県は10%)もお得に設備を利用できるため、月々のコストを抑えられます。
3. CO2削減で企業価値向上とSDGsに貢献
省エネ性能の高い設備を導入することで、CO2排出量を削減し、脱炭素社会の実現に貢献できます。環境経営に取り組む企業として、企業イメージの向上や取引先からの信頼獲得にも繋がります。
補助金の概要
項目 | 内容 |
---|---|
対象者 | 指定リース事業者とリース契約を締結する中小企業、個人事業主、その他法人など |
対象設備 | 太陽光パネル、LED照明、高効率ボイラー、高効率ヒートポンプ給湯器、高効率冷凍冷蔵庫など、環境省が指定する低炭素機器 |
補助内容 | リース料総額の2%~5%を補助 ※東北3県(岩手、宮城、福島)での契約は10%に優遇 |
実施期間 | 単年度事業として実施(詳細は公式サイトで要確認) |
ご利用までの簡単4ステップ
- 1
指定リース事業者へ相談
導入したい設備を決め、本事業の「指定リース事業者」に見積もりや制度利用の相談をします。 - 2
リース契約の申込み・審査
リース事業者へリース契約を申し込みます。事業者による審査が行われます。 - 3
契約締結
審査通過後、補助金が適用された割引後のリース料で契約を締結します。 - 4
設備導入・利用開始
リース会社が設備を設置し、利用を開始します。月々のリース料を支払います。
まとめ:賢く設備投資して、経営と環境に貢献しよう
エコリース促進事業は、資金的な負担を抑えながら、企業の競争力強化と環境貢献を両立できる画期的な制度です。エネルギーコストの高騰が続く今こそ、省エネ設備への更新は急務と言えます。この機会にぜひ、エコリースの活用を検討してみてはいかがでしょうか。