【令和8年度】自治体国際化協会(クレア)の「国際交流支援事業」とは?
一般財団法人自治体国際化協会(クレア)が実施する「国際交流支援事業」は、日本の地方公共団体(都道府県、市区町村)や地域国際化協会が新たに取り組む国際交流事業を支援するための助成金です。地域の国際化を促進し、住民参加型の多様な交流活動を後押しすることを目的としています。
この助成金のポイント
- 高額な助成金: 海外での事業は最大500万円、国内事業は最大300万円の助成が受けられます。
- 幅広い事業が対象: 姉妹都市提携の記念事業から、文化・芸術交流、青少年交流、国際会議まで、地域の特色を活かした多様な事業が対象です。
- 新規性・発展性のある事業を支援: 新規に実施する事業や、他の団体のモデルとなる先駆的な事業を重点的に支援します。
令和8年度中に実施される事業が対象となり、地域の国際交流を活性化させたい自治体や関連団体にとって、非常に魅力的な制度です。
助成事業の概要
本事業の基本的な情報を表にまとめました。申請前に必ずご確認ください。
項目 | 内容 |
---|---|
助成対象団体 | 都道府県、市区町村、地域国際化協会 |
助成上限額 | ・主に海外で実施する事業: 500万円 ・主に日本国内で実施する事業: 300万円 |
助成率 | 助成対象経費の 1/2以内 |
申請受付期間 | 令和7年10月31日(金)まで(メール必着) |
対象事業実施期間 | 令和8年4月1日~令和9年2月28日 |
実施機関 | 一般財団法人自治体国際化協会(クレア) |
対象となる事業と経費
対象事業の具体例
本助成金は、新規性や発展性、住民の幅広い参画が見込まれる以下のいずれかに該当する事業を対象とします。
- 姉妹提携又は友好提携に係る記念事業
- 文化、芸術又は研究に関する交流事業
- 青少年交流に関する事業
- 国際会議に関する事業
- その他、地域の特色を活かした交流事業
※継続事業であっても、他の団体のモデルとなるような先駆的な事業であれば対象となる可能性があります。
対象経費と対象外経費
事業の実施に直接必要な経費が助成対象となりますが、一部対象外となる経費があるため注意が必要です。
⚠️ 注意:対象外となる経費
以下の経費は助成対象となりません。申請前に事業計画をよく確認しましょう。
- 補助金
- 職員旅費
- 他用途に転用可能な備品整備費
- 工事を伴う施設整備費
- 経常的経費(団体の運営費など)
- 積立金及び預金
また、助成対象経費の総額が200万円以下の事業は対象外となります。
申請方法とスケジュール
申請は以下のステップで進めます。期限に余裕をもって準備を始めましょう。
- 1公式サイトから実施要綱や申請様式をダウンロードし、内容を熟読します。
- 2事業計画書や経費内訳書など、指定された申請書類を作成します。記入例やFAQも参考にしましょう。
- 3作成した申請書類を、指定のメールアドレス宛に送付します。期限は令和7年10月31日(金)必着です。
- 4クレアによる審査が行われ、採択事業が決定されます。
- 5採択後、事業を実施し、完了後に実績報告書などを提出します。
まとめ:地域の国際交流を活性化させるチャンス!
この「国際交流支援事業」は、自治体や関連団体が主体となって行う国際交流活動を力強くサポートする制度です。助成金を活用することで、これまで予算の都合で実現が難しかった新しい交流事業や、より規模の大きなイベントの開催が可能になります。
申請には詳細な事業計画が必要となりますが、地域の国際化を推進する絶好の機会です。まずは公式サイトで詳細な公募要領を確認し、申請準備を進めてみてはいかがでしょうか。
お問い合わせ先
一般財団法人自治体国際化協会 交流支援部交流親善課
所在地: 〒102-0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル
電話: 03-5213-1723
電子メール: kouryu-josei@clair.or.jp