補助金図鑑 コラム
COLUMN No.150675

制度解説

教育費の補助金まとめ|幼児〜大学まで成長別に完全解説

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補助金図鑑 コラム #150675
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この記事は補助金・助成金に関する知識を深めるためのコラムです。実際の申請時は必ず公式情報をご確認ください。

返済不要の教育支援制度の概要を、返済不要であること、成長段階ごとにあること、所得制限があることの3点に分けて説明するスライド。
1

教育費の負担を軽くする方法、知っていますか?

「子どもの教育費、一体いくらかかるのだろう」と不安を感じていませんか。幼稚園から大学まで、約20年間にわたって支払い続ける教育費は、住宅費や老後資金と並ぶ人生の三大支出のひとつです。子ども一人あたりの総額は、すべて公立でも約800万円、すべて私立なら約2,200万円にもなると言われています。

しかし、実はこの負担を大きく軽減できる補助金・助成金制度が数多く存在します。2019年には幼児教育無償化が始まり、2020年には私立高校の授業料支援が拡充され、2025年には多子世帯の大学授業料無償化もスタートしました。これらの制度を知らないまま、本来受け取れるはずの支援を受けずにいる家庭も少なくありません。

この記事では、あなたのお子さんの成長段階に合わせて使える教育費の補助金を完全網羅し、対象者や補助額、申請方法まで詳しく解説します。

この記事を読むとわかること
  • 妊娠・出産から大学卒業まで、成長段階別に使える補助金の全体像
  • 幼児教育無償化で実際にいくら補助されるのか
  • 高校の就学支援金制度と私立高校の授業料軽減の仕組み
  • 低所得世帯が活用できる就学援助制度や奨学給付金の内容
  • 各制度の対象者・補助額・申請方法の具体的な手順
補助金・助成金は「返済不要」のお金です

教育ローンや奨学金とは異なり、ここで紹介する補助金・助成金は原則として返済の必要がありません。申請しなければもらえないものも多いため、対象となる制度を把握し、確実に申請することが家計を守る第一歩です。

2

教育費の補助金とは?成長段階別の制度を理解しよう

教育費の補助金とは、国や地方自治体が子育て世帯の経済的負担を軽減するために支給するお金のことです。近年、政府は少子化対策の一環として教育費支援を手厚くしており、対象者の拡大や補助額の増額を積極的に進めています。

1
返済不要

教育ローンや貸与型奨学金とは異なり、受け取った補助金は返済する必要がありません。条件を満たせば誰でも受給できます。

2
成長段階ごとに制度が変わる

幼児期、小中学校、高校、大学と、子どもの成長に合わせて利用できる制度が変わります。適切なタイミングで申請することが重要です。

3
所得制限がある制度も

多くの制度には所得制限が設けられています。ただし、2025年からは高校無償化など所得制限が撤廃される制度も増えています。

補助金と助成金は厳密には異なりますが、教育費に関しては両者がほぼ同じ意味で使われることが多いです。どちらも「申請すれば受け取れる返済不要のお金」と理解しておけば問題ありません。

妊娠
妊娠・出産期
0-2歳
乳児期
3-5歳
幼稚園・保育園
6-15歳
小学校・中学校
15-18歳
高校
18歳-
大学
この制度に向いている家庭

教育費の補助金は、所得制限のない制度であればすべての子育て世帯が対象になります。特に以下のような家庭は、制度を最大限活用することで大きなメリットを得られます。

共働き世帯で保育園を利用している家庭、私立高校への進学を検討している家庭、大学進学を控えた子どもがいる家庭、3人以上の子どもがいる多子世帯などが該当します。

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あなたは対象?成長段階別の補助金対象者チェック

教育費の補助金は、子どもの年齢や通う施設、世帯の所得状況によって対象となる制度が異なります。まずは、あなたのお子さんがどの制度の対象になるかを確認しましょう。

妊娠・出産期の補助金対象者チェック
  • 健康保険または国民健康保険に加入している(出産育児一時金の対象)
  • 妊娠4ヶ月(85日)以上で出産予定、または出産した(出産育児一時金の対象)
  • 勤務先の健康保険に加入している女性本人である(出産手当金の対象)
  • 産休中に給与が支払われない状況にある(出産手当金の対象)
  • お住まいの市区町村に妊娠届を提出した(妊婦健診費用助成の対象)
  • 2025年4月以降に妊娠届を提出した(妊婦のための支援給付の対象)
0〜2歳児の補助金対象者チェック
  • 認可保育施設、認定こども園、認可外保育施設に通園している
  • 住民税非課税世帯である(保育料全額補助の対象)
  • 住民税課税世帯で第2子である(保育料半額の対象)
  • 住民税課税世帯で第3子以降である(保育料無償の対象)
  • 障害児通園施設を利用している(利用料全額補助の対象)
3歳〜幼稚園・保育園卒業までの補助金対象者チェック
  • 認可保育施設または認定こども園に通園している(保育料全額補助の対象)
  • 幼稚園に通園している(月額25,700円まで補助の対象)
  • 認可外保育施設に通園している(月額37,000円まで補助の対象)
  • 幼稚園の預かり保育を利用し、保育の必要性の認定を受けている(月額11,300円まで補助の対象)
  • 障害児通園施設を利用している(利用料全額補助の対象)
小学校・中学校の補助金対象者チェック
  • 生活保護を受給している世帯である(就学援助制度の対象)
  • 生活保護受給世帯に準ずる程度に経済的に困窮している(就学援助制度の対象)
  • 公立の小学校または中学校に通っている(義務教育なので授業料は無償)
高校の補助金対象者チェック
  • 国公立の高校に通っている(就学支援金で授業料実質無償の対象)
  • 私立高校に通い、世帯年収目安が約910万円未満である(就学支援金の対象)
  • 私立高校に通い、世帯年収目安が約590万円未満である(就学支援金増額の対象)
  • 生活保護受給世帯または住民税非課税世帯である(奨学給付金の対象)
  • 2025年4月以降に入学した公立高校生である(授業料完全無償化の対象)
大学の補助金対象者チェック
  • 住民税非課税世帯またはそれに準ずる世帯の学生である(高等教育の修学支援制度の対象)
  • 3人以上の子どもがいる多子世帯である(2025年から所得制限なしで授業料無償化の対象)
  • 大学、短期大学、高等専門学校、専門学校に在籍している
  • 学習意欲や成績要件を満たしている
対象外となるケース
  • 高校就学支援金は、世帯年収目安が約910万円以上の場合は対象外となります。ただし、2025年4月入学の公立高校生は所得制限が撤廃されました。
  • 幼児教育無償化の対象外経費として、通園送迎費、給食費、行事費用などの実費請求分は補助されません。
  • 大学の修学支援制度は、対象となる学校に在籍していない場合や、学習意欲・成績要件を満たさない場合は対象外となります。
グレーゾーンの判断基準

所得制限のボーダーライン付近にいる場合、扶養する子どもの数や各種控除によって対象になる可能性があります。また、所得制限の「年収」は手取りではなく額面(総支給額)を基準としますが、実際の審査では各種控除後の所得額で判断されます。ボーダーライン付近の方は、お住まいの自治体や学校の担当窓口に相談することをおすすめします。

例1
共働き世帯(子ども1人・3歳)

認可保育園に通園しているため、幼児教育無償化により保育料が全額補助されます。預かり保育を利用する場合は別途申請が必要です。

例2
片働き世帯(子ども2人・高校生と中学生)

世帯年収が約910万円未満であれば、高校生の授業料は就学支援金で実質無償になります。中学生は義務教育のため授業料は元から無料です。

例3
多子世帯(子ども3人・大学生と高校生と中学生)

2025年からは多子世帯の大学授業料が所得制限なしで無償化されます。高校生も就学支援金の対象となります。

例4
ひとり親世帯(子ども1人・小学生)

所得状況によっては就学援助制度の対象となり、学用品費や給食費などの支援を受けられます。児童扶養手当との併用も可能です。

例5
住民税非課税世帯(子ども1人・0歳)

0〜2歳の保育料が全額補助されます。通常は0〜2歳は補助対象外ですが、住民税非課税世帯は特例として無償化の対象です。

妊娠・出産期から幼児期までの、出産育児一時金や幼児教育・保育の無償化など、国の支援制度をまとめた表。
4

いくらもらえる?補助額と対象経費を徹底解説

教育費の補助金は、子どもの年齢や通う施設の種類によって補助額が大きく異なります。ここでは、成長段階ごとの補助額と対象となる経費を具体的な金額で解説します。

妊娠・出産期の補助金

制度名補助額対象者
出産育児一時金1児につき50万円健康保険・国民健康保険の加入者で妊娠4ヶ月以上の方
出産手当金標準報酬日額の3分の2 × 産休日数勤務先の健康保険に加入している女性本人
妊婦健診費用助成全国平均 約10.9万円妊娠届を提出した方
妊婦のための支援給付計10万円(妊娠届時5万円+出産前5万円×人数)2025年4月以降に妊娠届を提出した方
出産手当金のシミュレーション
ケース:月給30万円の会社員が産休を取得した場合
標準報酬月額
300,000円
1日あたりの金額
300,000円 ÷ 30日 × 2/3 = 6,667円
産休日数(産前42日+産後56日)
98日
受け取れる出産手当金
約65万円

幼児期(0歳〜幼稚園・保育園卒業まで)の補助金

施設の種類0〜2歳(非課税世帯)3歳〜卒園
認可保育施設・認定こども園全額補助全額補助
認可外保育施設月額42,000円まで月額37,000円まで
幼稚園(通常保育)月額25,700円まで
幼稚園(預かり保育)月額11,300円まで(要認定)
障害児通園施設全額補助全額補助
補助対象外となる費用

幼児教育無償化の対象外となる費用があります。通園送迎費(バス代など)、給食費・おやつ代、教材費、制服代、行事費用などは実費として保護者負担となります。また、延長保育料も別途かかる場合があります。

高等学校等就学支援金制度について、世帯年収目安と公立・私立高校の支援額を解説し、2025年からの公立高校の無償化変更点を強調するスライド。

高校の補助金

世帯年収目安公立高校私立高校(就学支援金)私立高校(東京都の場合:補助金合計)
約910万円以上年額118,800円(2025年〜無償化)対象外(2025年4月入学以前)対象外
約590万円〜約910万円年額118,800円(実質無償)年額118,800円年額475,000円
約270万円〜約590万円年額118,800円(実質無償)年額396,000円年額475,000円
私立高校に通う場合(東京都在住)
ケース:世帯年収600万円、私立高校の年間授業料45万円
年間授業料
450,000円
就学支援金
▲118,800円
授業料軽減助成金(東京都)
▲331,200円
実質負担額
0円(授業料無償)
低所得世帯の高校生への支援
ケース:住民税非課税世帯、私立高校に通う第2子
就学支援金
年額396,000円
奨学給付金(授業料以外の経費補助)
年額138,000円
年間の補助金合計
約53万円
大学費用の支援制度として、低所得世帯向けの高等教育の修学支援新制度と、2025年開始の多子世帯向けの授業料無償化を紹介するスライド。

大学の補助金

世帯区分授業料減免(年額上限)給付型奨学金(月額・自宅通学)
住民税非課税世帯国公立:約54万円 / 私立:約70万円29,200円(年額約35万円)
住民税非課税世帯に準ずる世帯(年収約380万円まで)上記の2/3または1/3上記の2/3または1/3
多子世帯(子ども3人以上)※2025年〜所得制限なしで授業料無償化制度により異なる
多子世帯の大学無償化に関する注意点

2025年から始まった多子世帯の大学授業料無償化には重要な条件があります。「扶養する子どもが3人以上」という要件は、第1子が就職して扶養から外れると満たさなくなります。例えば、第1子が就職した時点で扶養する子どもが2人になると、第2子以降は無償化の対象外となる可能性があります。詳細は文部科学省の最新情報を確認してください。

大学4年間の教育費シミュレーション
ケース:住民税非課税世帯、私立大学文系に進学
私立大学文系の4年間の学費目安
約400万円
授業料減免(4年間)
▲約280万円
給付型奨学金(4年間・自宅通学)
+約140万円
実質的な家計負担
大幅に軽減

5

申請に必要な書類チェックリスト

教育費の補助金を受け取るためには、適切な書類を揃えて申請する必要があります。制度によって必要書類が異なるため、申請前に確認しておきましょう。

出産育児一時金の必要書類

書類
健康保険証

被保険者または被扶養者の保険証を準備します。

必須

書類
直接支払制度の合意書

出産する医療機関で手続きします。医療機関への直接支払いを希望する場合に必要です。

必須

書類
出産育児一時金支給申請書

直接支払制度を利用しない場合や、差額を請求する場合に必要です。

条件付

幼児教育無償化の必要書類

書類
施設等利用給付認定申請書

認可外保育施設や幼稚園の預かり保育を利用する場合に必要です。自治体の窓口または施設で入手できます。

必須

書類
就労証明書

保育の必要性の認定を受ける場合に必要です。勤務先に作成を依頼します。

条件付

書類
マイナンバー確認書類

マイナンバーカードまたは通知カードと本人確認書類の組み合わせが必要です。

必須

高校就学支援金の必要書類

書類
受給資格認定申請書

学校で配布される書類です。入学時または進級時に提出します。

必須

書類
保護者等のマイナンバー確認書類

所得確認のために必要です。マイナンバーカードの写しまたは通知カードの写しと本人確認書類を提出します。

必須

書類
課税証明書

マイナンバーによる所得確認ができない場合に必要です。市区町村役所で取得します。

条件付

大学の修学支援制度の必要書類

書類
給付奨学金確認書

日本学生支援機構(JASSO)への申請書類です。高校在学中に学校を通じて申請します。

必須

書類
マイナンバー提出書

学生本人と生計維持者(保護者等)のマイナンバーを提出します。

必須

書類
収入に関する書類

確定申告書の控えや源泉徴収票など、世帯の収入を証明する書類が必要になる場合があります。

条件付

よくある書類不備トップ5
  • マイナンバーの写しが不鮮明で読み取れない。コピーする際は濃度を調整し、番号がはっきり見えることを確認してください。
  • 就労証明書の記載内容が古い。直近の就労状況を反映した証明書を提出する必要があります。
  • 申請書の記入漏れや誤記入がある。提出前に必ず全項目を確認し、記入例を参考に正確に記載してください。
  • 課税証明書の年度が違う。申請時期によって必要な年度が異なります。案内をよく確認してください。
  • 提出期限を過ぎている。多くの制度は期限厳守です。余裕を持って準備を始めましょう。
GビズID(gBizID)について

一部の電子申請ではGビズIDが必要になる場合があります。GビズIDは、複数の行政サービスを1つのアカウントで利用できる法人・個人事業主向けの共通認証システムです。教育費の補助金では高校や大学の一部手続きで利用する場合がありますが、多くの制度は学校経由での申請となるため、保護者が直接GビズIDを取得する必要は通常ありません。

妊娠・出産から大学卒業までの、子どもの成長段階に沿った補助金制度のロードマップを示すスライド。
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申請から受給までの流れを完全解説

教育費の補助金は、制度によって申請先や手続きの流れが異なります。ここでは、主要な制度ごとの申請フローを解説します。

出産育児一時金の申請フロー

1
出産する医療機関を決める

産科医療補償制度に加入している医療機関かどうかを確認します。加入医療機関であれば50万円、未加入であれば48.8万円の支給となります。

2
直接支払制度の手続きを行う

入院時に医療機関から直接支払制度の説明を受け、合意書に署名します。これにより、出産費用から一時金が直接差し引かれ、窓口での支払いが軽減されます。

3
出産・退院

出産費用が一時金の範囲内であれば、差額のみの支払いで済みます。出産費用が一時金を下回った場合は、差額を請求できます。

4
差額の請求(該当する場合)

出産費用が50万円未満だった場合、差額を健康保険組合に請求できます。申請書と明細書を提出して手続きを行います。

幼児教育無償化の申請フロー

1
施設の種類を確認する

認可保育施設・認定こども園、幼稚園、認可外保育施設のどれに該当するかを確認します。施設の種類によって手続きが異なります。

2
認可保育施設・認定こども園の場合

入園手続きの際に自治体への申請も同時に行われるのが一般的です。追加の手続きは基本的に不要で、保育料が無償化されます。

3
幼稚園・認可外保育施設の場合

「施設等利用給付認定」の申請が必要です。自治体の窓口または施設を通じて申請書を提出します。就労証明書など、保育の必要性を証明する書類が必要になる場合があります。

4
認定を受ける

自治体から認定通知が届きます。認定を受けると、補助金の対象となります。

5
給付を受ける

認可保育施設は保育料が無料になります。幼稚園や認可外保育施設は、一度施設に支払った後、自治体から給付金として払い戻される場合と、施設への支払いが減額される場合があります。自治体によって異なるため、詳細は窓口に確認してください。

高校就学支援金の申請フロー

1
入学時に学校から案内を受ける

入学手続きの際に、就学支援金の申請書類が学校から配布されます。私立高校の場合は自治体独自の授業料軽減制度の案内も同時に配布されることがあります。

2
申請書類を準備する

受給資格認定申請書に必要事項を記入し、保護者等のマイナンバー確認書類を準備します。記入例を参考に、漏れなく正確に記入してください。

3
学校に書類を提出する

入学後すぐに、または学校が指定する期限までに書類を提出します。期限を過ぎると申請できなくなる場合があるため注意が必要です。

4
審査・認定

マイナンバーをもとに世帯の所得が確認され、支給額が決定されます。認定結果は学校を通じて通知されます。

5
授業料から差し引かれる

就学支援金は学校に直接支払われるため、保護者が受け取ることはありません。授業料の請求から就学支援金分が差し引かれた金額を支払います。

6
毎年度の継続手続き

毎年7月頃に継続の届出が必要です。所得状況の変化により支給額が変わる場合があります。学校からの案内を見逃さないようにしましょう。

制度申請時期申請先給付開始時期
出産育児一時金出産時医療機関(直接支払制度)出産時に適用
幼児教育無償化入園時または随時自治体または施設認定後すぐ
就学援助制度年度始めまたは随時学校または自治体認定後、学期ごと
高校就学支援金入学時・毎年7月学校経由入学月から
大学修学支援制度高校3年時・進学後高校または大学経由でJASSOへ入学後
申請期限に注意

多くの教育費補助金は申請期限が厳格に定められています。特に高校の就学支援金は入学後すぐに申請しないと、4月分からの支給を受けられなくなる場合があります。また、毎年の継続手続きも忘れずに行いましょう。学校からの案内をよく確認し、カレンダーにリマインダーを設定しておくことをおすすめします。

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確実に受給するための5つのポイント

教育費の補助金は「申請すれば必ずもらえる」ものが多いですが、手続きを適切に行わないと受給できない場合があります。確実に補助金を受け取るためのポイントを解説します。

1
申請期限を厳守する

多くの制度は申請期限が厳格に定められています。高校の就学支援金は入学後すぐに申請しないと4月分からの支給を受けられません。学校や自治体からの案内を受け取ったら、すぐにカレンダーに記入しましょう。

2
書類を正確に記入する

申請書の記入漏れや誤記入は、手続きの遅延や不受理の原因になります。記入例をよく確認し、不明点があれば事前に窓口に問い合わせましょう。マイナンバーの写しは番号がはっきり読めることを確認してください。

3
毎年の継続手続きを忘れない

高校の就学支援金など、毎年継続手続きが必要な制度があります。7月頃に届出が必要になることが多いので、夏休み前の手続きを忘れないようにしましょう。

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所得変動時は申し出る

収入が大きく減少した場合、所得制限を下回って新たに対象になる可能性があります。失業や転職、育休取得などで所得が変わった場合は、学校や自治体に相談してみましょう。

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学校・施設からの案内を見逃さない

補助金の申請案内は学校や保育施設を通じて配布されることがほとんどです。配布物は必ず目を通し、重要な案内は分かりやすい場所に保管しておきましょう。

補助金を受け取れなくなる主な原因
  • 申請期限を過ぎてしまった。多くの制度は期限厳守で、遅れた分は遡って支給されません。
  • 継続手続きを忘れた。毎年の届出が必要な制度で、手続きを怠ると支給が停止されます。
  • 書類の不備で再提出を求められたが対応しなかった。不備の連絡があったら速やかに対応しましょう。
複数の制度を組み合わせる

教育費の補助金は複数の制度を組み合わせることで、より大きな支援を受けられる場合があります。例えば、私立高校に通う低所得世帯の場合、就学支援金と奨学給付金、自治体の授業料軽減制度を併用することで、授業料だけでなく教科書代や制服代までカバーできる可能性があります。それぞれの制度を個別に確認し、活用できるものはすべて申請しましょう。

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受給後に必要な手続きと注意点

教育費の補助金を受け取った後も、いくつかの手続きや注意点があります。特に確定申告での扱いや、状況変化時の届出について理解しておきましょう。

確定申告での扱い

教育費の補助金は、原則として非課税です。出産育児一時金、幼児教育無償化による給付、就学支援金、奨学給付金などは、所得税の課税対象にはなりません。そのため、確定申告で収入として申告する必要はありません。

ただし、医療費控除を申請する場合は注意が必要です。出産費用から出産育児一時金を差し引いた金額が医療費控除の対象となります。例えば、出産費用が60万円で出産育児一時金50万円を受け取った場合、医療費控除の対象となるのは差額の10万円分です。

状況変化時の届出

1
転校・転園した場合

転校や転園をした場合は、新しい学校・施設で改めて申請手続きが必要です。転出元と転入先の両方で手続きが発生することがあります。

2
世帯構成が変わった場合

結婚、離婚、同居家族の増減などで世帯構成が変わった場合は、所得判定に影響する可能性があります。変更届が必要な場合があるため、学校や自治体に確認しましょう。

3
収入が大きく変動した場合

失業、転職、育休取得などで収入が大きく変動した場合、支給額が変わる可能性があります。収入減少の場合は支給額が増える可能性もあるため、申し出ることをおすすめします。

4
退学・休学した場合

学校を退学または休学した場合は、速やかに届出が必要です。届出を怠ると、支給済みの補助金を返還しなければならない場合があります。

返還が求められるケース

以下のような場合、受け取った補助金の返還を求められることがあります。虚偽の申請により補助金を受給した場合、対象要件を満たさなくなったにもかかわらず届出をしなかった場合、退学や休学の届出が遅れた場合などが該当します。不正受給とみなされると、補助金の返還だけでなく、延滞金が課されることもあります。

書類の保管

補助金に関する書類は、一定期間保管しておくことをおすすめします。申請書の控え、認定通知書、支給決定通知書などは、後から確認が必要になった場合に備えて保管しておきましょう。特に確定申告で医療費控除を申請する場合は、出産費用の明細書と出産育児一時金の支給決定通知書が必要になります。

9

教育費の補助金に関するよくある質問

共働きの場合、所得制限は夫婦の収入を合算して判断されますか?
原則として世帯合算ではありません。児童手当や高等学校等就学支援金制度など、多くの制度では夫婦のうち所得が高い方(生計を維持する程度の高い方)の収入のみで所得制限を判断します。ただし、制度や自治体によって基準が異なる場合があるため、申請時に確認することをおすすめします。
所得制限の「年収」は手取り額ですか?それとも額面ですか?
モデルケースとして提示される「年収」は、一般的に総支給額(額面)を指します。ただし、実際の審査で用いられるのは、年収から給与所得控除や各種控除(医療費控除、雑損控除など)を差し引いた後の「所得額」です。源泉徴収票の「給与所得控除後の金額」が目安になります。
2025年から授業料が無償化されると聞きましたが本当ですか?
2025年度から多子世帯(子ども3人以上)の大学授業料等が無償化される制度が始まりました。これは「高等教育の修学支援新制度」を拡充するもので、扶養する子どもが3人以上いる世帯を対象に、所得制限なしで大学等の授業料・入学金を支援(無償化)するものです。ただし、第1子が就職して扶養から外れると対象外になる可能性があるなど、条件については注意が必要です。また、2025年4月から公立高校の授業料は完全無償化されました。
奨学金と教育ローンの違いは何ですか?
大きな違いは「誰が借りて、誰が返すか」です。奨学金は学生本人が契約者となり、卒業後に学生本人が返済義務を負います。一方、教育ローンは保護者が契約者となってお金を借り、保護者が返済義務を負います。奨学金は在学中に毎月振り込まれるのが一般的ですが、教育ローンは入学金などまとまったお金が必要な時に一括で借りることができます。なお、給付型奨学金は返済不要の奨学金です。
幼児教育無償化でも給食費は無料にならないのですか?
幼児教育無償化の対象は保育料のみで、給食費(食材料費)は原則として保護者負担となります。ただし、年収360万円未満相当の世帯や、すべての世帯の第3子以降については、副食費(おかず・おやつ代)が免除される場合があります。主食費(ごはん代)については自治体や施設によって扱いが異なります。
認可外保育施設も無償化の対象になりますか?
認可外保育施設を利用する場合も、保育の必要性の認定を受ければ無償化の対象となります。3〜5歳は月額37,000円まで、0〜2歳の住民税非課税世帯は月額42,000円まで補助されます。ただし、認可外保育施設は認可保育施設と比べて保育料が高額な場合が多く、補助額を超える分は自己負担となります。
私立高校の就学支援金は入学金にも使えますか?
高等学校等就学支援金は授業料に充当されるもので、入学金には使えません。入学金については、低所得世帯向けの「高校生等奨学給付金」で一部カバーされる場合や、自治体独自の入学金補助制度がある場合があります。また、私立高校によっては入学金の分割払いや減免制度を設けているところもあります。
就学援助制度の対象になるかどうかはどうすればわかりますか?
就学援助制度の対象かどうかは、お住まいの市区町村の教育委員会に問い合わせることで確認できます。基準は自治体によって異なりますが、一般的には生活保護受給世帯、住民税非課税世帯、児童扶養手当受給世帯などが対象となります。前年の所得が基準額を下回る場合に認定されることが多いです。
複数の子どもがいる場合、それぞれ別々に申請が必要ですか?
はい、基本的にはそれぞれの子どもについて個別に申請が必要です。ただし、同じ学校に通う兄弟姉妹がいる場合は、まとめて手続きできることもあります。幼児教育無償化については、同じ施設に通う場合は施設でまとめて手続きされることが多いです。各制度の案内をよく確認してください。
引っ越しをした場合、補助金の手続きはどうなりますか?
引っ越しをした場合は、転出先の自治体で新たに申請手続きが必要になることがほとんどです。高校の就学支援金は学校経由で申請するため、転校手続きと合わせて新しい学校で申請します。幼児教育無償化については、転入先の自治体で改めて認定を受ける必要があります。引っ越し前に転出元の自治体と転入先の自治体の両方に確認しておくとスムーズです。
児童手当と教育費の補助金は併用できますか?
はい、児童手当と教育費の補助金は別々の制度であり、併用できます。児童手当は子どもがいる世帯に支給されるもので、教育費の補助金とは目的が異なります。どちらも条件を満たせば受給でき、重複して受け取ることに問題はありません。
海外の学校に通う場合も補助金の対象になりますか?
基本的に、日本国内の学校に通う場合を対象とした制度がほとんどのため、海外の学校に通う場合は対象外となることが多いです。ただし、在外教育施設(日本人学校など)に通う場合は一部対象となる場合があります。また、留学中の取り扱いについては個別に確認が必要です。

共働き、片働き、多子、ひとり親、住民税非課税の5つの世帯タイプ別に、教育支援制度の活用モデルケースを紹介するスライド。
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まとめ:教育費の負担を軽くするために今すぐできること

この記事では、妊娠・出産期から大学まで、子どもの成長段階別に使える教育費の補助金を解説してきました。教育費は人生の三大支出のひとつですが、適切な制度を活用することで大きく負担を軽減できます。

この記事の要点
  • 出産育児一時金は50万円に増額され、出産費用のほとんどをカバーできるようになった
  • 3〜5歳の幼児教育無償化により、認可保育施設・認定こども園の保育料は全額補助される
  • 高校就学支援金を活用すれば、公立高校の授業料は実質無償、私立高校も大幅に軽減される
  • 2025年から多子世帯は所得制限なしで大学授業料が無償化された
  • 低所得世帯向けには就学援助制度や奨学給付金など、追加の支援制度がある

今すぐ始める3つのアクション

1
対象となる制度を確認する

この記事のチェックリストを使って、あなたのお子さんが対象となる補助金制度を確認してください。見落としている制度があるかもしれません。

2
申請期限をカレンダーに登録する

対象となる制度の申請期限や継続手続きの時期を確認し、スマートフォンのカレンダーにリマインダーを設定しましょう。

3
教育費の長期計画を立てる

補助金だけでは賄えない費用に備えて、学資保険やNISAなどを活用した長期的な準備計画を立てましょう。専門家への相談も有効です。

教育費の補助金は「知っている人だけが得をする」制度です。この記事の情報を参考に、あなたの家庭で活用できる制度を確実に申請し、お子さんの教育環境を整えながら、家計の負担を軽減してください。

教育費の準備から家計の見直しまで、プロに無料相談できます
補助金を活用しても、大学費用の準備など長期的な計画が必要です。学資保険、つみたてNISA、終身保険など、どの方法が最適かは家庭の状況によって異なります。累計57万件以上の相談実績を持つ保険マンモスなら、教育費の貯め方から保険の見直しまで、経験豊富なFP(ファイナンシャルプランナー)が無料でアドバイス。今なら保険相談後のアンケート回答で豪華グルメギフトがもらえます。

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教育費の負担を少しでも軽くし、お子さんの未来のために最善の選択ができることを願っています。

この記事のポイント

  • 1 幼児教育・保育の無償化で3〜5歳は保育料が全額補助される
  • 2 高校生は就学支援金で授業料が実質無償になる制度がある
  • 3 低所得世帯向けの就学援助制度や奨学給付金も活用できる
  • 4 出産育児一時金は50万円に増額され出産費用をカバーできる
  • 5 教育費の準備はライフプラン設計とセットで考えることが重要
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よくある質問

FAQ
Q この記事の情報は最新ですか?
はい、2025年12月15日時点で内容を確認・更新しています。補助金制度は変更されることがありますので、申請前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
Q 補助金の申請サポートは受けられますか?
当サイトでは補助金申請のサポートサービスを提供しています。専門家による申請書類の作成支援や、採択率を高めるためのアドバイスを受けることができます。
Q 関連する補助金を探すにはどうすればいいですか?
当サイトのAI診断機能を使えば、あなたの事業に最適な補助金を簡単に見つけることができます。また、補助金一覧ページから条件で絞り込み検索も可能です。
情報ソース
補助金図鑑編集部
2025年12月15日 確認済み

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