詳細情報
こども食堂を運営されている皆様へ朗報です。公益財団法人 篠原欣子記念財団による令和7年度「こども食堂応援プログラム」の公募が開始されました。このプログラムは、こども食堂の活動を支援し、子どもたちの健やかな成長を支えることを目的としています。1件あたり上限50万円の助成金で、運営に必要な備品の購入や、子どもたちが喜ぶイベントの開催が可能です。この記事では、助成金の概要から対象団体、申請方法、注意点までを徹底的に解説します。ぜひ最後までご覧ください。
令和7年度「篠原欣子記念財団 こども食堂応援プログラム」とは?
「篠原欣子記念財団 こども食堂応援プログラム」は、地域の子どもたちのために日々活動されている「こども食堂」の運営を資金面からサポートする助成金制度です。子どもたちに温かい食事と安心できる居場所を提供するための活動基盤を強化することを目的としています。
今回の令和7年度公募では、1団体あたり上限50万円が助成されます。この助成金は、冷蔵庫や調理器具といった厨房設備の購入、テーブルや椅子の買い替え、さらにはクリスマス会や学習支援といったイベントの開催費用など、幅広い用途に活用できます。こども食堂の安定的な運営と活動の質の向上を目指す団体にとって、非常に心強い支援となるでしょう。
助成金概要(早見表)
| 項目 | 内容 |
| 助成金名 | 令和7年度 篠原欣子記念財団 こども食堂応援プログラム |
| 実施組織 | 公益財団法人 篠原欣子記念財団 |
| 助成金額 | 1件あたり上限50万円 |
| 公募期間 | 令和7年(2025年)10月27日(月)~ 令和7年(2025年)12月26日(金) |
| 対象団体 | 日本国内でこども食堂を運営する非営利団体(法人格不問) |
| 対象経費 | 備品購入費、イベント開催費、消耗品費、広報費など(食材費は除く) |
| 申請方法 | オンライン申請 |
対象となる団体と事業
対象団体
この助成金の対象となるのは、日本国内でこども食堂を運営している非営利団体です。具体的には、以下のような団体が想定されます。
- 特定非営利活動法人(NPO法人)
- 社会福祉法人
- 一般社団法人・財団法人(非営利型)
- 任意団体
法人格の有無は問われませんが、団体の規約や役員名簿、活動実績報告書、予算・決算書などが整備されており、継続的に活動していることが重要です。
対象となる事業・経費
助成金の対象となるのは、こども食堂の運営基盤強化や活動の充実化に資する事業です。食材費は対象外となる点にご注意ください。主な対象経費は以下の通りです。
- 備品購入費:冷蔵庫、冷凍庫、業務用コンロ、炊飯器、食器洗浄機、テーブル、椅子、衛生管理用品など
- イベント開催費:クリスマス会、学習支援、食育プログラム、レクリエーション活動などに係る費用(会場費、講師謝礼、教材費など)
- 消耗品費:文房具、衛生用品(アルコール消毒液、マスク等)、トイレットペーパーなど
- その他:広報費(チラシ・ポスター印刷代)、ボランティア保険料など、事業遂行に不可欠と認められる経費
申請方法とスケジュール
申請は、財団のウェブサイトを通じたオンライン申請となります。郵送や持参での受付は行われませんのでご注意ください。申請の大まかな流れは以下の通りです。
- 公式サイトで募集要項を確認:まず、公式サイトに掲載される募集要項を熟読し、自団体が要件を満たしているか、計画している事業が対象となるかを確認します。
- 必要書類の準備:申請書に加えて、団体の定款や規約、活動報告書、予算書、購入したい備品の見積書など、必要な書類を事前に準備します。
- オンライン申請フォームに入力:財団のウェブサイトにある申請フォームに、必要事項を入力し、準備した書類データをアップロードします。
- 申請完了:入力内容に間違いがないか最終確認し、期間内に送信して申請完了です。
申請締切は令和7年(2025年)12月26日(金)です。締切間際はアクセスが集中する可能性があるため、余裕を持った申請を心がけましょう。
地域別の応募先と注意点
このプログラムは全国の団体が対象ですが、応募は地域ブロックごとに行われる場合があります。例えば、「関東ブロック」「関西ブロック」のように、活動している地域によって申請窓口や審査の担当が分かれている可能性があります。
申請の際には、必ず公式サイトの募集要項で、ご自身の団体が所在する都道府県がどのブロックに属するのかを確認してください。誤ったブロックに応募すると、審査の対象外となる恐れがあります。
まとめ
令和7年度「篠原欣子記念財団 こども食堂応援プログラム」は、こども食堂の活動を力強く後押しする貴重な助成金です。上限50万円という金額は、老朽化した備品の買い替えや、子どもたちが楽しめる特別なイベントの実現に大きく貢献します。
オンライン申請で手続きも比較的シンプルですが、募集要項の確認や必要書類の準備は早めに行うことが採択への鍵となります。この機会を最大限に活用し、地域の子どもたちの笑顔あふれる居場所をさらに充実させていきましょう。