【大牟田市】事業者向け!合理的配慮の提供費用を最大20万円助成
福岡県大牟田市で店舗や事業所を運営されている事業者の皆様へ朗報です。障害のある方への「合理的配慮」の提供にかかる費用の一部を助成する「大牟田市合理的配慮提供支援助成金」の公募が開始されます。2024年4月から事業者にも義務化された「合理的配慮の提供」への取り組みを、市が強力にバックアップします。この記事では、制度の概要から対象経費、申請方法までをプロの視点で分かりやすく解説します。
この助成金のポイント
- ✔ 店舗のバリアフリー化にかかる費用を最大20万円助成!
- ✔ コミュニケーションツール作成費は助成率10/10!
- ✔ スロープ購入や手すり設置、トイレの洋式化などが対象!
- ✔ 物品購入・工事着工前の申請が必須です!
助成金の概要
この助成金は、障害者差別解消法に基づき、事業者が障害のある方へ「合理的配慮」を提供しやすくすることを目的としています。折りたたみスロープの購入や店舗の段差解消工事など、誰もが利用しやすい環境整備にかかる費用の一部を大牟田市が支援します。
助成対象者
以下の要件をすべて満たす事業者が対象です。
- 大牟田市内において、飲食、物販、医療など不特定多数の市民が利用できる店舗等を運営する事業者(個人事業主、ボランティア団体も含む)
- 市税等を滞納していない者
- 暴力団ではない者
※バー・キャバレー等の風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)に基づく許可・届出の対象となる営業の業種は除きます。
対象経費・助成額
対象となる経費は以下の3種類です。それぞれ助成率と限度額が異なります。
対象経費 | 概要・具体例 | 助成率 | 助成限度額 |
---|---|---|---|
コミュニケーションツール作成費 | 点字メニュー、コミュニケーションボード 等 | 10/10以内 | 50,000円 |
物品購入費 | 折りたたみスロープ、筆談ボード、音声拡張器、簡易洋式トイレ、受付用ローカウンター、高さ可動式テーブル 等 | 9/10以内 | 100,000円 |
工事施工費 | 手すりの設置、段差の解消、点字ブロック等の敷設、トイレの洋式化、ドアの改修・取替え、洗面所・手洗い場等の改修 等 | 9/10以内 | 200,000円 |
申請期間と手続きの流れ
公募期間
2025年5月19日(月)から受付開始
【重要】受付は先着順です。予算の上限に達した場合、期間内でも募集を終了することがありますので、早めの申請をおすすめします。
申請から交付までの流れ
申請手続きは以下のステップで進みます。特に、事業着手(物品購入や工事契約)の前に申請し、交付決定を受ける必要がある点にご注意ください。
- 助成金交付申請(事業者→市)
必要書類を揃えて福祉課へ提出します。※交付決定前に購入・着工したものは対象外です。 - 助成金交付決定(市→事業者)
市が申請内容を審査し、交付(または不交付)を決定します。※申請から決定まで2~3週間程度かかります。 - 対象事業の実施(事業者)
交付決定後、物品の購入や工事の発注・施工を行います。 - 実績報告(事業者→市)
事業終了後30日以内、または2026年3月31日のいずれか早い日までに実績報告書を提出します。 - 助成金の確定通知(市→事業者)
- 助成金の支払い請求(事業者→市)
- 助成金交付(市→事業者)
申請書類と問い合わせ先
申請に必要な書類
申請には、共通書類と各経費に応じた書類が必要です。詳細は必ず公式サイトの募集要項をご確認ください。
《共通で必要な書類》
- 助成金交付申請書
- 誓約書兼役員等名簿及び照会承諾書
- 市税の滞納のない証明書(3か月以内に発行されたもの)
《経費ごとに必要な書類(例)》
- 物品購入費の場合: 物品内訳書、見積書の写し、カタログ等の写し
- 工事施工費の場合: 工事計画書、工事見積書及び工事図面の写し、施工前の写真
提出先・問い合わせ先
大牟田市役所 福祉課障害福祉担当
〒836-8666 大牟田市有明町2丁目3番地
TEL: 0944-41-2663
FAX: 0944-41-2664
Eメール: e-fs-shougai01@city.omuta.fukuoka.jp