詳細情報
エレクトロニクス分野の未来を担う若手研究者の皆様へ。小澤・吉川記念エレクトロニクス研究助成基金は、独創的な研究を支援し、新たなイノベーションの創出を目指しています。最大200万円の研究助成で、あなたの研究を加速させませんか?この助成金は、エレクトロニクスおよび情報処理等の研究を行う35歳以下の若手研究者を対象としており、次世代技術の開発を力強く後押しします。
小澤・吉川記念エレクトロニクス研究助成基金の概要
正式名称:公益信託小澤・吉川記念エレクトロニクス研究助成基金
実施組織:三菱UFJ信託銀行株式会社(受託者)、CQ出版株式会社(委託者)
目的・背景:本基金は、エレクトロニクスおよび情報処理分野における学術研究の発展に寄与することを目的としています。若手研究者の独創的かつ萌芽的な研究を助成し、広く社会の学術分野の発展に貢献することを目指しています。近年の助成課題は、量子、光、ナノ、情報といったエレクトロニクス、情報処理関連分野の基礎科学、それらの技術的展開、さらに、既存分野の概念に囚われない他分野との融合、総合的、横断的科学技術の助成へと展開しています。
対象者:国立・公立・私立大学、研究機関(民間企業の研究機関を除く)に所属し、エレクトロニクスおよび情報処理等の研究を行う若手研究者(令和8年4月1日現在35歳以下の方)
助成金額・補助率
助成金の額は1件あたり200万円以下で、運営委員会が必要と認めた額が給付されます。給付対象者数は3件程度です。
補助率は100%ですが、助成金額は研究内容や必要経費に応じて運営委員会が決定します。
計算例:
例えば、研究に必要な設備費が150万円、消耗品費が30万円の場合、合計180万円の助成金が申請可能です。ただし、最終的な助成金額は運営委員会の審査によって決定されます。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 設備費 | 150万円 |
| 消耗品費 | 30万円 |
| 合計 | 180万円 |
対象者・条件
本助成金の対象となるのは、以下の条件を満たす方です。
- 国立・公立・私立大学、研究機関(民間企業の研究機関を除く)に所属していること
- エレクトロニクスおよび情報処理等の研究を行っていること
- 令和8年4月1日現在で35歳以下であること
業種・規模・地域制限:
- 業種:特に制限はありませんが、エレクトロニクスおよび情報処理に関連する研究である必要があります。
- 規模:所属機関の規模は問いません。
- 地域制限:日本国内の大学・研究機関に所属している必要があります。
具体例:
- A大学の工学部で半導体材料の研究を行っている30歳の研究者
- B研究機関で情報処理アルゴリズムの研究を行っている32歳の研究者
- C大学の理学部で光電子素子の研究を行っている28歳の研究者
補助対象経費
助成金の使途は申請書に記載する必要があります。主な対象経費は以下の通りです。
- 設備費:研究に必要な機器・装置の購入費用
- 消耗品費:研究に必要な試薬・材料の購入費用
- 旅費:研究発表や調査のための交通費・宿泊費
- その他:研究に必要な経費(文献購入費、翻訳費など)
対象外経費:
- 人件費:研究者自身の給与、または研究協力者の人件費(ただし、人件費、旅費の合計額が助成金額の2分の1を超えないものとします。)
- 間接経費:委任経理とする場合、助成金による間接経費の支払いはできません。
具体例:
- 研究に必要な特殊な半導体材料の購入費用
- 国際学会で研究発表を行うための旅費
- 高性能な計算機を導入するための設備費
申請方法・手順
助成金の申請は、以下の手順で行います。
- 申請書をダウンロードする:三菱UFJ信託銀行ホームページの公益信託募集案内(奨学金・研究助成金等)から申請書をダウンロードします。(https://www.tr.mufg.jp/shisan/kouekishintaku_list.html)
- 申請書に記入する:申請書に必要事項を記入します。
- 学部長または所属機関長の確認を受ける:申請書に学部長または所属機関長の確認印を押印してもらいます。
- 事務局に郵送する:申請書を事務局まで郵送します。
必要書類:
- 所定の申請書(学部長または所属機関長の確認印が必要)
申請期限・スケジュール:
- 募集開始:令和7年9月
- 申請締切:令和7年11月7日(金)(必着)
- 給付決定通知:令和8年2月中
- 助成金給付:令和8年4月中
オンライン/郵送の詳細:
- 申請は郵送のみ受け付けています。
- 郵送先:〒164-0001 東京都中野区中野3-36-16 三菱UFJ信託銀行株式会社 リテール受託業務部 公益信託課
採択のポイント
採択されるためには、以下のポイントを押さえることが重要です。
- 研究の独創性・新規性:これまでにない新しい視点やアイデアが含まれているか
- 研究の実現可能性:計画が現実的で、達成可能な範囲であるか
- 研究の社会貢献性:研究成果が社会にどのように貢献できるか
- 申請書の完成度:申請書が明確かつ丁寧に記述されているか
審査基準:
運営委員会が、上記のポイントを総合的に評価して審査を行います。
採択率の情報:
過去の採択率は公表されていませんが、競争率が高いことが予想されます。申請書の内容を充実させることが重要です。
申請書作成のコツ:
- 研究の目的・意義を明確に記述する
- 研究計画を具体的に記述する
- 研究に必要な経費を詳細に記述する
- 図表やグラフを用いて、研究内容をわかりやすく説明する
よくある不採択理由:
- 研究の独創性・新規性が低い
- 研究計画が不明確
- 経費の見積もりが不適切
- 申請書の記述が不十分
よくある質問(FAQ)
- Q: 助成金の使途に制限はありますか?
A: 助成金の使途は申請書に記載する必要があります。人件費、旅費の合計額が助成金額の2分の1を超えないものとします。また、委任経理とする場合、助成金による間接経費の支払いはできません。 - Q: 申請書は手書きでも良いですか?
A: 申請書は所定の様式をダウンロードし、パソコンで作成してください。 - Q: 申請書の提出は郵送以外でも可能ですか?
A: 申請は郵送のみ受け付けています。 - Q: 採択結果はいつ頃わかりますか?
A: 令和8年2月中に文書で通知されます。 - Q: 助成金はいつ頃振り込まれますか?
A: 令和8年4月中に指定された口座へ銀行振込により給付されます。
まとめ・行動喚起
小澤・吉川記念エレクトロニクス研究助成基金は、若手研究者の独創的な研究を支援する貴重な機会です。申請を希望される方は、募集要項をよく読み、申請書を丁寧に作成してください。
次のアクション:
- 三菱UFJ信託銀行ホームページから募集要項・申請書をダウンロードする:https://www.tr.mufg.jp/shisan/kouekishintaku_list.html
- 申請書を作成し、必要書類を準備する
- 令和7年11月7日(金)までに申請書を郵送する
問い合わせ先:
三菱UFJ信託銀行株式会社 リテール受託業務部 公益信託課
TEL:0120-622372(受付時間 平日9:00~17:00 土・日・祝日等を除く)
メールアドレス:koueki_post@tr.mufg.jp