農業の未来を拓く!電動農機導入で脱炭素化を加速
環境省が推進する「運輸部門の脱炭素化に向けた先進的システム社会実装促進事業」の一環として、農業分野のCO2排出削減を目指す「農業機械の電動化促進事業」が公募されています。この補助金は、電動トラクターや電動運搬車などの導入を支援し、環境負荷の低減と持続可能な農業の実現を後押しするものです。本記事では、この注目の補助金について、対象者や申請方法、スケジュールなどを詳しく解説します。
この補助金のポイント
- 高額補助: 最大2,500万円、補助率1/2以内で電動農機の導入コストを大幅に軽減!
- 環境貢献: CO2排出量を削減し、クリーンな農業経営を実現。企業のイメージアップにも繋がります。
- 全国対象: 地域を問わず、全国の農業事業者や関連団体が申請可能です。
- 電子申請対応: jGrantsを利用したオンライン申請で手続きがスムーズです。
補助金の概要
まずは、補助金の基本情報を表で確認しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
事業名 | 運輸部門の脱炭素化に向けた先進的システム社会実装促進事業(うち、農業機械の電動化促進事業) |
実施機関 | 環境省(執行団体:公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会 JATAFF) |
対象者 | 電動農業機械の導入を検討する民間企業、大学、団体、個人事業主等 |
補助額・補助率 | 補助率1/2以内、上限2,500万円(事業分野により異なる場合があります) |
対象経費 | 補助対象として登録された電動農業機械の購入費用 |
公募期間(例) | 令和7年7月7日(月) ~ 令和7年8月8日(金) 17時まで ※公募回により異なります |
申請方法 | jGrantsによる電子申請 |
申請プロセスを5ステップで解説
申請から補助金受領までの流れは以下の通りです。jGrantsでの手続きが中心となります。
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1
申請準備(GビズID取得)
jGrantsでの申請には「GビズIDプライムアカウント」が必須です。未取得の場合は、早めにアカウント作成を進めましょう。
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2
必要書類の作成・提出
公募要領に従い、交付申請書や実施計画書、見積書などを作成し、jGrantsシステムから電子申請を行います。
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3
審査・交付決定
提出された書類に基づき審査が行われ、採択されると「交付決定通知書」が送付されます。契約・発注は必ず交付決定後に行ってください。
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4
事業実施と完了実績報告
電動農機を購入・導入します。事業完了後、定められた期間内に完了実績報告書を提出します。
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5
補助金の受領と事業報告
実績報告書が受理されると補助金額が確定し、請求後に指定口座へ振り込まれます。導入後は、複数年度にわたるCO2削減効果の報告が必要です。
申請に必要な主な書類
申請には以下の書類が必要です。詳細は必ず最新の公募要領をご確認ください。
- 交付申請書(案)【交付規程様式第1】
- 実施計画書【別紙1】(機器仕様、図面等を添付)
- 経費内訳【別紙2】(金額の根拠となる見積書等を添付)
- CO2削減効果の算出根拠がわかる書類
注意点
CO2削減効果の算出は、指定の計算ファイルを使用する必要があります。また、農業機械の販売店等による代行申請も可能とされていますので、手続きに不安がある場合は相談してみましょう。
まとめ:未来の農業への第一歩を
「農業機械の電動化促進事業」は、初期投資の負担を軽減しながら、環境に配慮した先進的な農業経営へとシフトする絶好の機会です。公募期間は限られていますので、電動農機の導入を検討している方は、早めに情報収集と準備を始めることをお勧めします。まずは公式サイトで最新の公募要領を確認し、申請の第一歩を踏み出しましょう。
お問い合わせ先
公益社団法人 農林水産・食品産業技術振興協会 (JATAFF) 調査情報部
住所: 〒100-0011 東京都千代田区内幸町1-2-1 日土地内幸町ビル2階
電話: 03-3509-1161
メール: dendo-nouki@jataff.or.jp