詳細情報
【2025年度】積水ハウス マッチングプログラム助成金の募集が開始!上限200万円
「わが家を世界一幸せな場所に」をビジョンに掲げる積水ハウスグループが、社会課題の解決に取り組む非営利団体を支援する「積水ハウス マッチングプログラム」の2025年度助成団体の募集情報を解説します。
このプログラムは、従業員からの寄付金に会社が同額を上乗せして助成する「マッチングギフト」制度を活用したもので、1活動あたり原則200万円を上限とする助成金が交付されます。特に「子どもたちの未来」や「環境保全」に関する活動を行う団体にとって、大きなチャンスです。本記事では、助成金の概要、対象となる活動、申請方法、スケジュールまでを詳しくご紹介します。
積水ハウス マッチングプログラムとは?
積水ハウス マッチングプログラムは、積水ハウスグループの従業員と会社が共同で寄付を行い、地域社会の課題解決を担う非営利団体の活動を応援する制度です。ESG経営のSocial(社会)活動の一環として位置づけられており、2025年度までに約5.5億円を延べ696団体へ支援してきた実績があります。
特徴:従業員との「共創」による社会課題解決
2024年度からは、単に資金を提供するだけでなく、従業員が発案した社会課題解決のアイデアと非営利団体の活動を融合させる新制度へと進化しました。採択された団体は、積水ハウスグループの従業員と共にプロジェクトを企画・実行することになります。これにより、企業の持つリソースやアイデアと、非営利団体の専門性や現場の知見を掛け合わせ、より大きなソーシャルイノベーションを目指します。
【2025年度】助成金 募集概要
2025年度の募集概要を一覧表にまとめました。申請を検討される団体は、必ず公式サイトの助成要項をご確認ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 助成金額 | 1活動あたり原則200万円を上限 ※団体の年間支出(前年度)の30%以内、または200万円のいずれか低い金額が上限。 |
| プロジェクト企画期間 | 2024年9月24日~2024年12月27日 |
| 申請締切 | 2024年12月27日(活動企画書及び必要書類の提出締切) |
| 助成対象期間 | 2025年4月1日~2026年2月28日 |
| 対象団体 | 日本国内に事務所を有する非営利法人(NPO法人、社会福祉法人、公益法人など)で、3年以上の活動実績がある団体。 |
| 対象活動 | 子どもたちが幸せに暮らし続けられる社会・環境づくりに資する活動で、積水ハウスグループ従業員とともに企画するもの。 |
| 公式サイト | 積水ハウス マッチングプログラム 公式サイト |
助成対象となる活動テーマ
助成対象は、以下の2つの基金の目的に沿った活動です。
- こども基金
次世代を担う子どもたちの育成を目的に、子どもたちの幸せ・育成に関わる活動を支援します。
(例:職業体験、自然体験、フードバンク、子ども食堂、学習支援、多世代交流の場づくりなど) - 環境基金
豊かな住環境や自然環境の創造を目的に、環境配慮・地域活性化に関わる活動を支援します。
(例:空き家の活用、木材・廃材のアップサイクル、郊外住宅地の再生、移住促進など)
これらはあくまで一例です。積水ハウスグループ従業員からは600件を超えるアイデアが寄せられており、団体の活動とこれらのアイデアを融合させて新しいプロジェクトを企画します。
助成対象団体の要件
申請するには、以下の要件をすべて満たす必要があります。
- 特定非営利活動法人、社会福祉法人、公益法人、非営利型一般社団法人、医療法人などの法人格を有する非営利組織であること。
- 団体の所在地が日本国内にあること。
- 3年以上の活動実績があること(任意団体での活動期間を含む)。
- 団体を構成する会員が5人以上いること。
- 政治、宗教、営利目的の団体や反社会的勢力との関係がある団体でないこと。
申請から助成金交付までの流れ
申請プロセスは、従業員との「プロジェクト企画」が必須となる点が特徴です。
- プロジェクト企画(~2024年12月27日)
積水ハウスグループ従業員とともに、助成を受けたい活動(プロジェクト)を企画します。本プログラムに関心のある団体は、事務局への連絡が推奨されています。 - 申請書類の提出(締切:2024年12月27日)
企画した内容を「活動企画書」にまとめ、決算書類や定款の写しと共に事務局へメールで提出します。 - 選考期間(2025年1月17日~3月31日)
積水ハウスグループによる書面審査が行われます。必要に応じてヒアリングが実施される場合もあります。 - 選考結果通知(2025年4月上旬)
選考結果がメールで通知されます。 - 助成金交付(2025年5月中旬)
誓約書等の手続き完了後、助成金が振り込まれます。 - 助成期間(2025年4月1日~2026年2月28日)
プロジェクトを実施します。期間中、活動報告やヒアリングへの協力が求められます。 - 活動実績報告(2026年3月末日)
プロジェクト終了後、「活動終了報告書」を提出します。
申請のポイントと注意点
- 従業員との共創が鍵:団体の活動内容と、従業員発案のアイデアをいかに融合させ、実現可能で社会的なインパクトのあるプロジェクトを企画できるかが重要です。
- 書類提出はメールのみ:郵送や持参での提出は受け付けていません。不備があると選考対象外となるため、提出前に必ず確認しましょう。
- 持続性のある計画:助成期間終了後も活動が継続・発展していくような計画が評価されます。
まとめ
「積水ハウス マッチングプログラム」は、単なる資金援助に留まらず、企業とNPOが共に社会課題解決を目指す先進的な助成金制度です。子ども支援や環境保全、地域活性化に取り組む団体にとって、活動を大きく飛躍させる絶好の機会と言えるでしょう。従業員との「共創」というプロセスを通じて、新たな価値創造に挑戦してみてはいかがでしょうか。まずは公式サイトで詳細を確認し、事務局へ問い合わせてみることをお勧めします。