日本の土木・建築分野における鋼構造研究の発展を目指す研究者の皆様へ朗報です。一般社団法人日本鉄鋼連盟が主催する2026年度「鋼構造研究・教育助成事業」の公募が開始されました。本事業は、革新的な研究テーマに対して最大500万円の助成金を給付する、歴史ある支援制度です。若手研究者向けの優先枠も設けられており、幅広い研究者に門戸が開かれています。
助成事業の概要
まずは本助成事業の全体像を把握しましょう。以下の表に主要な情報をまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 助成金名 | 2026年度 鋼構造研究・教育助成事業 |
| 実施機関 | 一般社団法人日本鉄鋼連盟 |
| 目的 | 土木・建築分野の鋼構造に関する研究活性化と健全な普及促進 |
| 対象者 | 日本国内の研究・教育機関等に所属する研究者(個人・グループ) |
| 助成額 | 最大500万円/件・年 |
| 公募期間 | 2025年10月1日頃 〜 2025年11月28日(金)17時必着 |
選べる2つの研究助成区分
本事業では、研究の方向性に応じて2つの区分から応募が可能です。ご自身の研究テーマに合った区分を選択してください。
1. 研究分野指定助成(指定課題型)
日本鉄鋼連盟が指定する特定の研究課題に取り組む研究を助成します。より大規模で戦略的な研究が対象となります。
- 助成金額: 100万円~最大500万円 / 1件あたり年間
- 助成期間: 1年間(単年度ごと)。審査により最長3年間の継続給付が可能。
2. 鋼構造研究支援助成(自由課題型)
土木・建築部門における応募者の自由な発想に基づく研究テーマを支援します。特に若手研究者の挑戦を後押しします。
- 助成金額: 50万円~最大200万円 / 1件あたり年間
- 助成期間: 1年間(単年度ごと)。審査により最長2年間の継続給付が可能。
- 特徴: 若手優先枠あり(採択件数の25%目安)。
💡 ポイント
留学生を含む研究者や、海外の研究機関に所属する研究者を共同研究者として加えることも可能です。グローバルな視点での研究も歓迎されています。
申請から採択までのスケジュール
申請を検討されている方は、以下のスケジュールを必ずご確認ください。特に応募締切は厳守です。
- 応募締切: 2025年11月29日(金)17時
- 一次審査: 応募受付後 ~ 2026年2月中旬
- ヒアリング審査(指定助成のみ): 2026年3月上旬(予定)
- 選定結果の連絡: 2026年3月中旬(予定)
申請方法と注意点
申請はオンラインでのみ受け付けています。以下の手順に従ってご準備ください。
- 公式サイトから「募集要項」と「研究助成申込書」をダウンロードします。
- 募集要項を熟読し、申込書に必要事項を記入します。(英語での記入も可)
- 指定の申込窓口(ウェブフォーム)から、作成した申込書をアップロードして提出します。
⚠️ 提出ファイルの注意点
- 申込書はZIP形式で圧縮されています。解凍してご使用ください。
- 1ページ目(EXCEL形式)はそのままで、2~4ページ目(WORD形式)はPDFに変換して提出する必要があります。
- メールなど、指定のウェブフォーム以外での申し込みは一切受け付けられません。
公募詳細・お問い合わせ
本助成事業に関する詳細な情報や、募集要項・申込書のダウンロードは公式サイトをご確認ください。
お問い合わせ先
一般社団法人日本鉄鋼連盟 業務部 市場開発グループ 公募担当
〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町3-2-10(鉄鋼会館内)
TEL:(03)3669-4815
FAX:(03)3669-0229
E-Mail:kokozo@jisf.or.jp
対象者・対象事業
日本国内の大学、高等専門学校、公的研究機関等の研究・教育機関に所属する研究者(個人またはグループ)。留学生も対象。海外の研究・教育機関に属する個人・グループも共同研究者として参加可能。
必要書類(詳細)
・研究助成申込書(指定様式:EXCELおよびPDF)
・本年度の中間報告書(継続研究を応募する場合のみ)
対象経費(詳細)
研究活動に直接必要な経費(旅費、機械装置等費など)。
指定課題No.6(海外分野)に限り、海外論文集への投稿費や校正費(英訳等)も選考審査で認められる場合があります。詳細は募集要項をご確認ください。
対象者・対象事業
日本国内の大学、高等専門学校、公的研究機関等の研究・教育機関に所属する研究者(個人またはグループ)。留学生も対象。海外の研究・教育機関に属する個人・グループも共同研究者として参加可能。