補助金詳細
公益財団法人ふくい産業支援センターの詳細情報
補助金概要
Overview福井県内の中小企業や小規模事業者が、地場産業の技術や豊かな農林水産物、歴史伝統といった地域の産業資源を活かして新商品開発や販路開拓を行う際、その費用を最大200万円まで支援するのが『ふくいの逸品創造ファンド事業』です。北陸新幹線の延伸により福井への注目が高まる中、地域の強みをブランド化し、全国や海外へ発信する絶好の機会を支援します。
この記事でわかること
- ふくいの逸品創造ファンド事業の助成上限額と助成率
- 支援対象となる『地域の産業資源』の具体的な定義
- 申請に必要な『ふくい女性活躍推進企業』登録などの必須要件
- 審査で有利になる加点項目と採択率を高める申請書の書き方
- 併せて検討したい福井県の関連補助金(海外出願・価格転嫁対策等)
ふくいの逸品創造ファンド事業の制度概要
本事業は、福井県の産業競争力を高めることを目的として、地域の特性を活かした独自の製品やサービスの創出を支援するものです。今年度は、北陸新幹線関連の取組に限らず、福井県の多様な産業資源を活用した事業を幅広く対象としています。
選べる2つの事業タイプ
事業の内容に合わせて、以下の2つの枠組みから選択して申請します。
| 事業区分 | 支援内容 | 助成期間 |
|---|---|---|
| 新商品・新サービス開発~販路開拓 | 商品開発の試作から、その後のマーケティング・販路開拓まで一貫して支援 | 24か月以内 |
| 販路開拓事業 | 直近3年以内に開発した商品やサービスの認知度向上、販売網拡大を支援 | 12か月以内 |
助成金額と助成率の詳細
新商品開発~販路開拓 最大
200万円
(販路開拓分は100万円まで)
販路開拓のみ 最大
100万円
企業規模による助成率の違い
- 小規模企業者: 助成対象経費の 2/3以内
- 中小企業者: 助成対象経費の 1/2以内
※小規模企業者は、製造業等の場合は従業員20人以下、商業・サービス業の場合は5人以下の事業者を指します。
対象となる地域の産業資源とは?
本補助金を活用するには、福井県が認める『産業資源』を活用することが必須条件です。主に以下の3つのカテゴリーに分類されます。
- 地域の特産物: 農林水産物(越前がに、福井梅、イチゴ等)や鉱工業品(越前和紙、越前打刃物、鯖江の眼鏡、繊維製品等)
- 伝統的な技術: 漆器の塗り技術、織物の製織技術など、長年培われてきた独自の生産技術
- 観光資源: 文化財、自然風景(東尋坊、三方五湖等)、温泉、歴史的建造物など
応募資格と重要な注意点
福井県内に主たる事業所を有することが基本ですが、他にも重要な要件があります。
申請前に必ず確認すべき制限事項
- みなし大企業の除外: 大企業が資本の多くを占める企業は対象外です。
- 他補助金との併用不可: 新規創業支援事業補助金や県内産業価値づくり支援事業など、特定の県補助金との同時受給はできません。
- 過去の採択制限: 過去に本ファンドの助成を受けた場合、事業終了から2年間は再申請ができません。
- 女性活躍推進企業の登録: 法人の場合、『ふくい女性活躍推進企業』への登録が必須です(個人事業主は除外)。
助成対象となる経費・ならない経費
本補助金では、商品開発と販路開拓で対象となる費目が分かれています。
助成対象となる主な経費
| 区分 | 主な費目 |
|---|---|
| 新商品開発 | 市場調査費、試作材料費、専門家謝金、外注加工費、試作用機械購入費、産業財産権取得費 |
| 販路開拓 | 展示会出展料、広告宣伝費、パンフレット作成費、ホームページ作成費、サンプル作成費 |
助成対象外となる経費に注意
以下の経費は原則として認められません。計画段階で計上しないよう注意してください。
- 交付決定日より前に発注・支出した経費(事前着手は不可)
- 事務所維持費、光熱水費、飲食費、接待費
- 量産用の機械装置や備品の購入費(試作段階を超えるもの)
- 汎用性の高いパソコン、タブレット、車両等の購入費
申請から受給までの5ステップ
採択率を高める!審査の重要ポイントと加点項目
単に地域の資源を使うだけでなく、その事業が『いかに持続可能で、いかに福井県に貢献するか』を具体的に示すことが採択への近道です。また、以下の項目に該当する場合は審査で加点されます。
有利になる加点要素一覧
- BCP(事業継続計画)の策定: 災害時の対応計画があるか
- 経営革新計画の承認: 新しい事業活動に挑戦しているか
- パートナーシップ構築宣言: 下請け企業等との良好な取引関係を宣言しているか
- 賃金引上げの実施: 社員ファースト宣言等に基づく賃上げ予定があるか
- 北陸新幹線に関連する取組: 新幹線利用者や関連製品へのターゲットがあるか
一般的な補助金申請ノウハウと失敗パターン
多くの場合、不採択となる原因は「市場ニーズの根拠が弱い」「スケジュールが非現実的」「予算の見積もりが不明瞭」のいずれかです。
対策として、専門家の活用を強く推奨します。中小企業診断士やデザイナーなどの専門家からアドバイスを受けることで、計画の客観性と具体性が格段に高まります。福井県では専門家派遣制度も充実しているため、これらを併用するのも有効です。
併せてチェック!福井県の関連支援事業
福井県内では、事業のフェーズや課題に合わせて他にも様々な支援策が用意されています。
- 海外出願支援事業: 開発した商品の特許や商標を海外で保護したい場合に。上限150万円(特許)を補助。
- 業界団体への価格転嫁対策奨励金: 組合や団体が一体となって原材料高騰への対策を行う場合に。最大50万円。
- 福井型スタートアップ・新事業創出助成金: 全国的・世界的な展開を目指す革新的なビジネスモデルに。
- ふくいDX加速化補助金: デジタルツール導入による生産性向上や変革を目指す際に。
よくある質問(FAQ)
『ふくいの逸品創造ファンド事業』は、福井県が誇る技術や文化を次のステージへ引き上げるための力強いサポーターです。新商品開発という挑戦にはリスクも伴いますが、本補助金を活用することで初期投資を抑え、より精度の高い事業展開が可能になります。まずは最寄りの商工団体や金融機関へ、あなたのアイデアを相談することから始めてみませんか。福井の未来を創る『逸品』が、ここから生まれることを期待しています。
お問い合わせ・申請のご相談
公益財団法人ふくい産業支援センター 経営支援部
TEL:0776-67-7406
福井県坂井市丸岡町熊堂3-7-1-16(福井県産業情報センター4F)
免責事項: 本記事の情報は令和7年度の公募要領に基づき作成したものです。補助金の内容やスケジュールは変更される場合がありますので、申請前に必ず公益財団法人ふくい産業支援センターの公式サイトで最新情報をご確認ください。