【2025年最新】品川区の設備更新で最大80万円!「省エネルギー対策・業務改善設備更新助成金」を徹底解説
「古い厨房機器の電気代が高い…」「会計を手作業で行っていて時間がかかる」「人手不足で業務が回らない」
このような悩みを抱える東京都品川区の中小企業・個人事業主の皆様に朗報です。品川区では、既存の設備を省エネ性能の高いものや業務効率を改善できるものに更新する際、経費の5分の4、最大80万円を助成する「省エネルギー対策・業務改善設備更新助成金」を実施します。
この記事では、飲食店のPOSレジや厨房機器、製造業の工作機械など、幅広い業種で活用できる本助成金の概要、対象設備、申請の流れ、注意点を分かりやすく解説します。申請は先着順のため、早めの準備が成功のカギです。
この助成金のポイント
- 高額助成: 設備更新費用の最大80万円を助成(助成率4/5)
- 幅広い対象設備: 省エネ設備(厨房機器、製造機械等)や業務改善設備(POSレジ、券売機等)が対象
- 多様な業種で活用可能: 飲食店、製造業、建設業、サービス業など、多くの業種が対象
- 申請は先着順: 予算に達し次第、募集終了となるため早期の準備が重要
1. 助成金の概要(2025年度)
まずは、助成金の基本的な情報を確認しましょう。特に申請期間は厳守です。
| 正式名称 | 品川区省エネルギー対策・業務改善設備更新助成金 |
| 募集期間 | 令和7年9月1日(月)~令和7年12月26日(金)午後5時必着 ※先着順。予算に達した時点で募集を締め切ります。 |
| 助成上限額 | 80万円 |
| 助成率 | 対象経費の5分の4 |
| 申請方法 | 原則としてオンライン申請 |
【最重要注意点】
本助成金は、交付決定前に契約・発注・購入した設備は絶対に対象外となります。必ず品川区からの「交付決定通知」を受け取ってから、設備導入に着手してください。
2. 誰が対象?申請できる事業者の要件
以下の要件をすべて満たす中小企業者または個人事業主が対象です。
- 中小企業基本法に規定する中小企業であること。
- 【法人】品川区に本社または主な事業所があること。
- 【個人事業主】品川区内に住民票上の住所または事業所があること。
- 品川区内で引き続き1年以上事業を営んでいること。
- 法人事業税・住民税(個人の場合は個人事業税・住民税)を滞納していないこと。
- 風俗営業等の規制対象でないこと。
- 引き続き品川区内で事業を継続する意思があること。
※みなし大企業、医療法人、NPO法人、社会福祉法人などは対象外です。詳細は必ず公式の交付要領をご確認ください。
3. 何に使える?対象となる設備例を業種別に紹介
この助成金は「既存設備の更新」が条件です。新規導入や増設は対象外なのでご注意ください。大きく分けて「省エネルギー対策」と「業務改善」の2つの目的で活用できます。
省エネルギー対策設備(光熱費削減に貢献!)
既存の設備よりエネルギー効率が高い設備への更新が対象です。
- 飲食業: 高効率な業務用冷蔵庫・冷凍庫、フライヤー、食洗機、IHクッキングヒーターなど
- 製造業: 省エネ型の製造機械、工作機械、検査装置など
- 建設業: 燃費性能の高い建設機械、特殊自動車など
- 運輸業: 燃費改善が見込める大型トラック、大型バスなど
- 美容・医療業: 省電力の美容機器、医療用設備など
業務改善設備(省力化・省人化に貢献!)
新たな機能が追加され、手作業の削減や業務時間短縮につながる設備への更新が対象です。
- 飲食店・小売店: アナログレジからPOSレジへの更新、旧式の券売機から新札対応の券売機やセルフオーダー端末への更新
- 全般: 旧式の決済端末から多機能なキャッシュレス決済端末への入れ替え
- 製造業: 手作業で行っていた検査を自動化できる新機能付き検査機器への更新
- オフィス業務: 単機能の印刷機から複合機への更新
4. 対象経費と対象外経費
申請できる経費と、間違いやすい対象外の経費をしっかり確認しましょう。
対象となる経費
- 設備・機械装置の購入費用(本体価格)
- 当該設備の搬入・設置にかかる費用
※消費税は経費として認められます。
対象とならない経費(一部抜粋)
- 本体価格が10万円未満(税抜)の設備
- 新規導入、増設にかかる経費
- 中古品、リース料、既存設備の撤去・処分費、修繕費
- 汎用性が高い設備(例:パソコン、タブレット、スマートフォン、乗用車、ドローンなど)
- 事務所や従業員休憩室に設置される設備(例:空気清浄機、家庭用家電など)
- ソフトウェア費用、消耗品費
- ポイントで購入した分の経費
5. 申請から受給までの流れ
手続きはオンラインで完結できます。以下のステップで進めましょう。
- 事前準備: 導入したい設備を決め、2者以上から見積書(相見積書)を取得します。既存設備の写真(型番がわかるもの)も準備します。
- オンライン申請: 品川区の電子申請サービスから必要書類をアップロードして申請します。
- 審査・交付決定: 品川区による審査が行われ、採択されると「交付決定通知」が届きます。
- 事業実施: 交付決定通知を受け取った後に、設備の契約・購入・設置・支払いをすべて完了させます。(完了期限:令和8年3月6日)
- 実績報告: 事業完了後、完了報告書や支払いの証明書類などを提出します。
- 助成金の確定・振込: 報告内容が審査され、助成金額が確定した後、指定の口座に助成金が振り込まれます。
6. よくある質問(FAQ)
- Q. POSレジと業務用冷蔵庫など、複数の設備をまとめて申請できますか?
- A. はい、可能です。助成上限額80万円の範囲内で、複数の設備をまとめて1回の申請で行うことができます。
- Q. 交付決定前にうっかり設備を発注してしまいました…
- A. 残念ながら、交付決定日より前に契約・発注・購入した設備はすべて助成対象外となります。タイミングには十分ご注意ください。
- Q. 見積もりを取った業者(設備購入先)に申請を代行してもらえますか?
- A. いいえ、いかなる場合も設備購入先による代理申請は認められていません。申請は必ず事業者自身(または行政書士など利害関係のない代理人)が行ってください。
まとめ:設備更新の絶好のチャンス!今すぐ準備を始めよう
品川区の「省エネルギー対策・業務改善設備更新助成金」は、老朽化した設備の入れ替えを考えている事業者にとって、コスト負担を大幅に軽減できる非常に魅力的な制度です。
光熱費の削減や業務効率の向上は、企業の競争力強化に直結します。この機会を最大限に活用し、事業の成長につなげましょう。
申請は令和7年9月1日から先着順で受付が開始されます。人気の助成金は早期に予算上限に達する可能性があるため、今のうちから導入設備の選定や相見積もりの取得など、準備を進めておくことを強くお勧めします。
詳細や申請書類のダウンロードは、必ず公式サイトをご確認ください。