補助金額のシミュレーション(2/3補助と上限20万円の壁)江東区展示会等出展費補助金:販路開拓を最大20万円で支援
江東区展示会等出展費補助金は、区内の中小企業が自社の製品や技術を広くPRするために展示会へ出展する際、その費用の一部を最大20万円(補助率2/3)まで支援する制度です。
結論:この補助金の3大ポイント
- 1. 江東区内の中小企業が対象(法人・個人事業主)
- 2. 展示会の出展料(小間料)の3分の2、最大20万円を補助
- 3. 展示会開催の前日までに申請が必要(事後申請不可)
江東区展示会等出展費補助金の概要と目的
江東区は、都内でも有数の産業集積地であり、製造業からサービス業まで多様な中小企業が活動しています。本補助金の目的は、区内企業の優れた製品や技術を国内外の市場に紹介し、新たな販路開拓を促進することで、地域経済の活性化を図ることにあります。
✅ ここが重要
この補助金は「販路開拓」を主眼としているため、即売会や物産展のような「その場での売買取引」を目的とした出展は対象外となります。あくまでBtoB(企業間取引)やブランド認知向上を目的とした展示会が主な対象です。
補助金額と補助率の仕組み
補助対象となるのは、展示会主催者に直接支払う「会場使用料(出展料、小間料)」です。装飾費や運搬費、旅費などは含まれない点に注意が必要です。
対象となる事業者の詳細条件
本補助金を利用するためには、以下の条件をすべて満たす必要があります。特に「江東区内に本店があること」や「税金の滞納がないこと」は厳格にチェックされます。
申請対象チェックリスト
- □ 江東区内に本店(法人の場合)または主たる事業所(個人の場合)がある
- □ 中小企業基本法に定める「中小企業者」である
- □ 法人住民税・法人事業税(個人は住民税・事業税)を滞納していない
- □ 直近2か年度連続で本補助金の交付を受けていない
- □ 暴力団関係者でない、または公序良俗に反する事業を行っていない
⚠️ 注意点:対象外となる組織
一般社団法人、医療法人、NPO法人などは、本補助金の対象となる「中小企業者」には含まれません。また、個人事業主の場合は開業届の控えや確定申告書の写しが必要となります。
補助対象となる展示会の定義
「展示会なら何でも良い」わけではありません。補助対象となる展示会には明確なルールがあります。
1. 売買取引の禁止
展示会場内での直接的な売買取引(即売)が禁止されている、または申請者が売買取引を行わないことが条件です。展示会全体として売買が自由に行えるイベント(例:フリーマーケット、即売会形式の物産展など)は対象外となります。
2. 自社主催・共催の禁止
申請する企業自身が主催、共催、協賛、または後援している展示会は対象になりません。あくまで第三者が主催する公的な展示会への参加が前提です。
3. 開催場所と形式
国内・国外を問いません。また、近年増加している「オンライン展示会」も対象となります。ただし、オンライン展示会の場合も「出展料」としての名目が必要であり、単なる自社サイトの広告宣伝費などは対象外です。
申請から受領までの5ステップ
補助金は「申請して終わり」ではありません。展示会前の申請から、終了後の実績報告までの一連の流れを把握しておく必要があります。
STEP1: 交付申請(展示会開催前)
必要書類を揃えて江東区経済課へ提出。郵送または持参。
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STEP2: 審査・決定通知
区が内容を審査し、「交付決定通知書」が届きます。
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STEP3: 実績報告(展示会終了後)
支払いを証明する領収書や、出展時の写真を添えて報告。
補助対象・対象外となる展示会の判別チャート【2025年度】募集状況と次年度の見通し
江東区展示会等出展費補助金は、例年4月1日から翌年3月31日までの年度単位で募集が行われます。
最新の募集状況(2025年時点)
2024年度(令和6年度): 通年で募集中ですが、予算の上限に達し次第、受付終了となります。年度末(3月)の展示会を予定している場合は、早めの申請を推奨します。
2025年度(令和7年度): 2025年4月1日より新年度の募集が開始される見込みです。制度内容の大きな変更は現時点で発表されていませんが、最新情報は江東区公式サイトを必ずご確認ください。
予算切れのリスクに備える
この補助金は「先着順」の側面が強く、年度の後半になると予算残額が少なくなる傾向があります。特に秋から冬にかけては大型の展示会が多く開催されるため、早めに「交付申請書」を提出し、枠を確保しておくことが重要です。
採択を勝ち取るための申請のコツ
江東区の審査は、形式的な不備がなければ比較的通りやすいとされていますが、以下のポイントを意識することで、より確実に交付決定を受けることができます。
1. 事業計画書の具体性
「なぜその展示会に出展するのか」「出展によってどのような成果(売上目標、見込み客獲得数など)を期待しているのか」を具体的に記載してください。単に「知名度を上げたい」だけでなく、具体的なターゲット層や商談の進め方に触れると評価が高まります。
2. 経費明細の正確さ
見積書は、主催者が発行したものを添付します。共同出展の場合は、自社が負担する金額が明確に分かる資料(案分計算の根拠など)を用意してください。
⚠️ 注意:共同出展の落とし穴
共同出展の場合、代表者が一括して主催者に支払うケースが多いですが、本補助金では「申請者が主催者に直接支払った経費」のみが対象となります。他社経由での支払いは認められない可能性が高いため、事前に江東区経済課へ相談することを強くお勧めします。
代替案:江東区以外の展示会支援メニュー
もし江東区の補助金が予算切れだった場合や、より高額な支援が必要な場合は、以下の制度も検討してください。
よくある質問(FAQ)
Q. 展示会が既に始まってしまいましたが、今から申請できますか?
A. いいえ、できません。本補助金は必ず「展示会開催期間(初日)の前日まで」に交付申請書を提出し、受理される必要があります。
Q. 海外の展示会も対象になりますか?
A. はい、対象になります。ただし、領収書が外国語の場合は訳文を添付する必要があるほか、振込時の為替レートの証明書類などが求められる場合があります。
Q. 装飾費やチラシ作成代は補助されますか?
A. いいえ、江東区のこの補助金では「会場使用料(出展料・小間料)」のみが対象です。装飾費等は対象外ですのでご注意ください。
Q. 昨年も利用しましたが、今年も申請できますか?
A. 「直近2か年度連続で交付を受けていないこと」が条件です。例えば、令和4年度・5年度と連続で受給した場合は、令和6年度は申請できません。
まとめ:江東区の補助金を活用して販路を広げよう
江東区展示会等出展費補助金は、手続きが比較的シンプルでありながら、出展料の2/3をカバーしてくれる非常に使い勝手の良い制度です。特に「これから初めて展示会に出展する」という中小企業にとって、リスクを抑えて挑戦できる絶好の機会といえます。
申請の鍵は「早めの準備」と「ルールの確認」です。展示会が決まったら、まずは江東区の公式サイトで最新の募集要項を確認し、必要書類の準備に取り掛かりましょう。
お問い合わせ先
江東区 地域振興部 経済課 産業振興係
住所:東京都江東区東陽4-11-28 江東区役所4階29番窓口
電話:03-3647-2332
公式サイト:江東区公式ホームページ