【豊中市】起業イベント開催で最大15万円!令和7年度起業家創出事業補助金の申請方法を解説
補助金詳細
Details豊中市内で起業家の創出や交流に寄与するイベント(ビジネスプランコンテスト、セミナー、交流会等)を実施する事業者や団体。市外の事業者・団体も対象。
・豊中市起業家創出事業補助金交付申込書(様式第1-1号)
・豊中市起業家創出事業補助金実施計画書(様式第1-2号)
・豊中市起業家創出事業補助金予算書(様式第1-3号)
・豊中市起業家創出事業補助金誓約書(様式第1-4号)
・【事業者】履歴事項全部証明書(発行から3か月以内のもの)
・【団体】定款又は会則その他これらに類するもの
・【団体】代表者の本人確認書類
・【団体】団体の概要が確認できる書類
・【団体】役員名簿
・【団体】会員名簿
・【団体】事業の実施を承認した総会等の議事録
・【団体】活動実績を表す書類(任意)
・市税の完納を証する書類(団体の場合は代表者のみ)
・その他市長が必要と認める書類
・謝金(講師、専門家、審査員などへの謝礼)
・会場機材借上料(会場使用料、プロジェクター、マイク等のレンタル費用)
・印刷製本費(チラシ、ポスター、配布資料等の印刷費用)
・広告宣伝費(Web広告、SNS広告、新聞広告等の掲載料)
・その他市長が必要と認めた経費
※消費税及び地方消費税は補助対象外
申請前チェックリスト
補助金概要
Overview大阪府豊中市で、未来の起業家を育てるためのセミナーや交流会を企画していませんか?もしそうなら、豊中市が提供する「令和7年度起業家創出事業補助金」があなたの強力な味方になります。この補助金は、起業家の創出や育成、交流を目的としたイベント開催費用の一部を最大15万円まで補助する制度です。この記事では、制度の概要から対象経費、申請のステップ、そして採択されるための重要なポイントまで、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説します。あなたのアイデアを形にし、豊中市の創業機運を盛り上げるための第一歩を、この補助金と共に踏み出しましょう。
この補助金のポイント
- 豊中市内での起業支援イベントが対象
- 補助上限額は15万円、補助率は2分の1
- ビジネスプランコンテスト、セミナー、交流会、創業塾などが対象事業の例
- 豊中市外の事業者・団体でも申請可能(市内開催が条件)
- 申請期間は令和8年1月30日まで(予算上限に達し次第終了)
① 令和7年度起業家創出事業補助金の概要
まずは、この補助金がどのような制度なのか、全体像を把握しましょう。
制度の目的
豊中市起業家創出事業補助金は、民間事業者や団体が主体となって行う、起業家の創出、アントレプレナーシップ(起業家精神)の養成、そして起業家同士の交流に貢献するイベントの開催を支援するものです。これにより、市民のアントレプレナーシップを育み、市全体の創業機運を醸成することを目的としています。単なるイベント開催支援に留まらず、豊中市から新たなビジネスが生まれる土壌を育てるための重要な施策と言えます。
実施組織
この補助金は、大阪府豊中市が実施しています。担当部署は、都市活力部 産業振興課です。申請に関する相談や問い合わせは、こちらの部署が窓口となります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 令和7年度 豊中市起業家創出事業補助金 |
| 実施組織 | 豊中市 都市活力部 産業振興課 |
| 目的 | 市民のアントレプレナーシップ養成と創業機運の醸成 |
| 公式サイト | 豊中市公式サイト |
② 補助金額・補助率
イベント開催にあたって最も気になるのが、どれくらいの支援を受けられるかという点でしょう。ここでは、補助金額と補助率について詳しく見ていきます。
補助上限額と補助率
- 補助率:補助対象経費の2分の1
- 補助上限額:15万円
補助金額は、補助対象となる経費の合計額に1/2を掛けた額か、15万円のいずれか少ない方の金額となります。また、算出された補助金額に1,000円未満の端数がある場合は切り捨てられます。
計算例
具体的なイメージを掴むために、いくつか計算例を見てみましょう。
| ケース | 補助対象経費の合計 | 計算式 | 補助金額 |
|---|---|---|---|
| ケース1 | 200,000円 | 200,000円 × 1/2 = 100,000円 | 100,000円 |
| ケース2 | 300,000円 | 300,000円 × 1/2 = 150,000円 | 150,000円 |
| ケース3 | 400,000円 | 400,000円 × 1/2 = 200,000円 → 上限超過 | 150,000円(上限額) |
③ 対象者・条件
誰が、どのような事業でこの補助金を利用できるのでしょうか。対象者と対象事業の条件を詳しく確認しましょう。
対象となる申請者
以下のいずれかに該当する事業者や団体が対象です。
- 中小企業基本法に定める中小企業者
- ビジネス的な事業運営に取り組むNPO法人など
- 定款や会則等を持ち、組織的に運営されている団体
重要ポイント: 申請者の所在地は問いません。つまり、豊中市外に本社や拠点がある事業者・団体でも、イベントの開催地が豊中市内であれば対象となります。これは大きなメリットです。
ただし、以下の要件を満たす必要があります。
- 市税に滞納がないこと。
- 宗教活動や政治活動を主たる目的としないこと。
- 暴力団関係者でないこと。
- 風俗営業等を営む者でないこと。
対象となる事業
補助の対象となるのは、以下の条件をすべて満たす事業(イベント)です。
- 起業家の創出、アントレプレナーシップの養成、起業家等の交流を目的としていること。
- 令和7年度中(令和8年3月31日まで)に完了し、実績報告ができること。
- 豊中市内の施設等を会場として開催されること。
- 広く一般に周知され、原則として参加者に制限が設けられていないこと。(※年齢や業種、起業年数など、テーマ設定による属性の限定は可能です)
- 補助金の交付決定後に実施されるものであること。
【対象事業の具体例】
- ビジネスプランコンテスト
- 起業家や起業希望者向けのセミナー、講演会
- 異業種交流会、ネットワーキングイベント
- 創業に必要な知識を学ぶ「創業塾」
- 特定のテーマ(例:AI活用、動画編集、女性起業家など)に特化したワークショップ
④ 補助対象経費
どのような費用が補助の対象になるのかは、予算計画を立てる上で非常に重要です。対象経費と対象外経費をしっかり確認しましょう。
対象となる経費の詳細
補助の対象となる経費は以下の通りです。なお、消費税および地方消費税は対象外となるため、予算書作成の際は税抜金額で計上する必要があります。
| 費目 | 具体例 |
|---|---|
| 謝金 | イベントに登壇する講師、専門家、審査員などへの謝礼金 |
| 会場機材借上料 | 会場使用料、プロジェクター、マイク、音響設備、配信機材などのレンタル費用 |
| 印刷製本費 | イベント告知用のチラシ・ポスター、当日配布する資料などの印刷費用 |
| 広告宣伝費 | Web広告、SNS広告、新聞・雑誌への広告掲載料など、イベントの周知にかかる費用 |
| その他 | 市長が必要と認めた経費(事前に相談が必要です) |
対象外となる経費の例
要綱に明記されていませんが、一般的に以下のような経費は対象外となる可能性が高いです。不明な点は必ず事前に産業振興課へ確認しましょう。
- 飲食費(交流会でのケータリング費用など)
- 備品購入費(パソコンやプロジェクターなどの購入費用)
- 申請団体の人件費、事務所家賃などの運営費
- 振込手数料などの金融機関への支払い手数料
- 消費税および地方消費税
⑤ 申請方法・手順
補助金を受け取るまでの流れを、ステップごとに詳しく解説します。スケジュールをしっかり管理し、漏れのないように進めましょう。
申請期間:令和7年4月1日(火)~令和8年1月30日(金)
※期間内であっても、市の予算上限に達し次第、受付は終了します。早めの申請を心がけましょう。
申請から受給までのステップ
- 【STEP1】事業計画・書類準備
開催するイベントの目的、内容、スケジュール、予算などを具体的に計画します。公式サイトから申込様式をダウンロードし、必要事項を記入します。 - 【STEP2】申請書類の提出
作成した申込書と添付書類一式を、豊中市役所 産業振興課へ提出します。必ず事業に着手する前(契約や発注をする前)に申請してください。 - 【STEP3】審査・交付決定
市役所にて提出書類の審査が行われます。審査の結果、補助金の交付が適当と認められると「交付決定通知書」が届きます。 - 【STEP4】事業の実施
交付決定通知書を受け取った後、計画に沿ってイベントを実施します。経費の支払いに関する領収書や証拠書類は、すべて大切に保管してください。 - 【STEP5】実績報告
イベント完了後、速やかに「実績報告書」と決算書、領収書の写しなどの証拠書類を添えて産業振興課へ提出します。 - 【STEP6】補助金額の確定
提出された実績報告書を市が審査し、補助金の最終的な金額が確定します。「交付確定通知書」が届きます。 - 【STEP7】補助金の請求・受給
交付確定通知書に基づき、「交付請求書」を提出します。その後、指定した口座に補助金が振り込まれます。(精算払い)
⑥ 採択のポイント
補助金は申請すれば必ず受け取れるわけではありません。審査を通過し、採択されるためにはいくつかのポイントがあります。申請書を作成する際に、以下の点を意識しましょう。
審査で重視されるであろう項目
- 目的との整合性: 企画したイベントが、豊中市の「起業家創出」「アントレプレナーシップ養成」「起業家交流」という目的にどれだけ合致しているかが最も重要です。実施計画書で、この目的への貢献度を具体的にアピールしましょう。
- 事業計画の具体性: 「いつ、どこで、誰が、何を、どのように」行うのかが明確に示されているか。ターゲットとする参加者像、集客方法、イベント内容、期待される効果などが具体的に記述されている必要があります。
- 実現可能性と妥当性: 計画が絵に描いた餅でなく、実際に実行可能かどうかが問われます。また、予算書に計上された経費が、事業内容に対して妥当な金額であるか、積算根拠が明確であるかも見られます。
- 公益性と周知性: 特定の会員だけを対象とする内輪のイベントではなく、広く一般市民や起業希望者に開かれたものであることが求められます。チラシ、SNS、Webサイトなど、具体的な周知方法を計画に盛り込みましょう。
よくある不採択理由(想定)
- 事業着手後の申請: 交付決定前に会場を予約したり、講師に依頼したりして発生した経費は対象外です。これが発覚すると不採択となります。
- 目的の不明確さ: 単なる交流会や勉強会ではなく、「起業」にどう繋がるのかが不明確な計画。
- 書類の不備: 申込書の記入漏れや、必要な添付書類が不足しているケース。提出前に何度も確認しましょう。
- 予算計画の不備: 対象外の経費が含まれていたり、積算根拠が不明瞭だったりする場合。
⑦ よくある質問(FAQ)
- Q1. 豊中市民でなくても申請できますか?
- A1. はい、申請できます。申請者の所在地(住所や本社所在地)は問いません。ただし、補助対象となるイベントの開催地が豊中市内である必要があります。
- Q2. オンラインのみのイベントは対象になりますか?
- A2. 募集要領には「豊中市内の施設等を会場として開催されるイベント」と記載されているため、原則として物理的な会場での開催が想定されています。オンラインとのハイブリッド開催や、オンラインのみの場合の可否については、企画段階で必ず豊中市産業振興課へ直接お問い合わせください。
- Q3. 参加費を徴収するイベントでも対象になりますか?
- A3. 参加費の徴収に関する規定は特にありません。したがって、参加費を設定すること自体は問題ないと考えられます。ただし、事業の公益性が問われるため、過度に営利を目的とした事業と判断されないよう、参加費の設定理由や収支計画を明確にしておくことが望ましいです。
- Q4. 補助金の支払いはいつ頃になりますか?
- A4. 補助金は、イベントがすべて完了した後に実績報告書を提出し、その内容が審査され、補助金額が確定した後に支払われる「精算払い(後払い)」です。事業実施期間中の資金は自己資金で立て替える必要がありますので、資金計画にご注意ください。
- Q5. 他の補助金と併用できますか?
- A5. 交付要綱第19条により、国、府、その他の公共団体等から、同一の補助対象経費について補助金等の交付を受ける場合、この補助金を併用して受けることはできません。
⑧ まとめ・お問い合わせ先
今回は、豊中市が実施する「令和7年度起業家創出事業補助金」について詳しく解説しました。
重要ポイントの再確認
- 目的:豊中市での起業家創出・育成・交流イベントを支援
- 金額:最大15万円(補助率1/2)
- 対象者:市内外の事業者・団体(市内開催が条件)
- 注意点:申請は必ず事業着手前に行うこと。予算がなくなり次第終了。
この補助金を活用することで、より質の高い、影響力のある起業支援イベントを実現できます。あなたの企画が、豊中市の未来を担う新たな起業家を生み出すきっかけになるかもしれません。まずは公式サイトで詳細な募集要領を確認し、少しでも不明な点があれば、積極的に担当課へ問い合わせてみましょう。
お問い合わせ先
- 部署名:豊中市 都市活力部 産業振興課
- 所在地:〒561-8501 豊中市中桜塚3丁目1番1号 豊中市役所第一庁舎5階
- 電話番号:06-6858-2187
- ファクス:06-4865-2058
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|---|---|---|---|---|---|
| 補助金額 | 最大15万円 | 最大1,200万円 | 最大100万円 | 最大500万円 | 最大50万円 |
| 補助率 | 補助対象経費の2分の1、上限15万円 | 対象経費の3/4以内 | 新規創業:補助対象経費の2分の1以内 販路開拓:補助対象経費の3分の1以内 | 創業等支援事業:対象経費の1/4以内(上限50万円)、町内事業者発注かつ町内在住者1名以上雇用で1/3以内(上限150万円) 商業活性化支援事業:対象経費の1/3以内(上限500万円) リクルーティング強化事業:雇用支援:対象経費の1/3以内(上限20万円)、インターンシップ支援:対象経費の1/2以内(上限5万円) | 3分の2以内(代表者が若者[令和7年4月1日現在で39歳以下の方]または女性の場合及び商店街等において新たに事業を始める場合、6分の5以内) |
| 申請締切 | 2026年1月30日 | 令和7年12月15日まで | 令和7年12月12日まで | 令和7年12月20日まで | 令和7年12月19日 |
| 難易度 | |||||
| 採択率 | 30.0% | 30.0% | 30.0% | 30.0% | 30.0% |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
| 詳細 | — | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → |
よくある質問
FAQQ この補助金の対象者は誰ですか?
Q 申請に必要な書類は何ですか?
・豊中市起業家創出事業補助金実施計画書(様式第1-2号)
・豊中市起業家創出事業補助金予算書(様式第1-3号)
・豊中市起業家創出事業補助金誓約書(様式第1-4号)
・【事業者】履歴事項全部証明書(発行から3か月以内のもの)
・【団体】定款又は会則その他これらに類するもの
・【団体】代表者の本人確認書類
・【団体】団体の概要が確認できる書類
・【団体】役員名簿
・【団体】会員名簿
・【団体】事業の実施を承認した総会等の議事録
・【団体】活動実績を表す書類(任意)
・市税の完納を証する書類(団体の場合は代表者のみ)
・その他市長が必要と認める書類
Q どのような経費が対象になりますか?
・会場機材借上料(会場使用料、プロジェクター、マイク等のレンタル費用)
・印刷製本費(チラシ、ポスター、配布資料等の印刷費用)
・広告宣伝費(Web広告、SNS広告、新聞広告等の掲載料)
・その他市長が必要と認めた経費
※消費税及び地方消費税は補助対象外