岩手県宮古市の「脱炭素先行地域」にお住まいの方、または事業所をお持ちの方に朗報です!太陽光発電、蓄電池、そしてEMS(エネルギーマネジメントシステム)の導入に対して、最大で導入費用の4分の3という非常に手厚い補助金が交付されます。光熱費の削減はもちろん、災害時の非常用電源確保にも繋がるこの機会をぜひご活用ください。
宮古新電力再エネ電力供給促進事業費補助金(脱炭素先行地域)の概要
この補助金は、宮古市が国の「脱炭素先行地域」として、再生可能エネルギーの導入を強力に推進するために設けた特別な制度です。市の地域新電力会社「宮古新電力」と連携し、エネルギーの地産地消を目指します。
| 補助金名 | (脱炭素先行地域)宮古新電力再エネ電力供給促進事業費補助金 |
| 実施主体 | 岩手県宮古市 |
| 募集期間(令和7年度) | 令和7年10月31日(金曜日)まで |
| 予算状況 | 予算額 182,700,000円に対し、申請額 27,353,000円(消化率 14%) ※令和7年8月25日時点。予算上限に達し次第、募集は終了します。 |
| 交付目安 | 今年度において約75件 |
⚠️ 申請前に必ず確認!3つの重要ポイント
- 【最重要】工事の契約・着工前に申請が必要です。すでに設置済みの設備や契約後の申請は対象外となります。
- この補助金は指定された「脱炭素先行地域」内への設置が対象です。ご自身の住所が対象か必ず確認してください。
- 補助金の交付には、「宮古新電力」が供給する再エネ電力「デカボンでんき」の契約が必須条件となります。
あなたは対象?補助金の対象者とエリア
対象エリア(脱炭素先行地域)
お住まいの地域が下記に含まれているかご確認ください。
【宮古地区中心市街地】
- 新川町
- 向町
- 大通一〜四丁目
- 末広町
- 栄町
- 宮町一〜二丁目
- 南町
- 和見町
- 保久田
- 緑ヶ丘
- 五月町
- 横町
- 黒田町
- 新町
- 本町
- 築地一〜二丁目
【田老地区】
- 田老字向山
- 田老字荒谷
- 田老字野原
- 田老字乙部
- 田老字田の沢
- 田老字田中
- 田老字館が森
- 田老字ケラス
- 田老一〜四丁目
- 田老三王一〜三丁目
- 田老字青砂里
- 田老字川向
💡 対象エリア外にお住まいの方へ
上記のエリアに該当しない宮古市民の方向けには、別の補助金制度「(重点対策実施地域)宮古市再エネ電力供給促進事業費補助金」が用意されています。詳しくは市の公式サイトをご確認ください。
いくらもらえる?驚きの補助額
この補助金の最大の魅力は、その高い補助率です。設備ごとに以下の補助が受けられます。
| 対象設備 | 補助金の額 |
|---|---|
| 太陽光発電設備 (10kW未満) | 工事費含む導入価格の 3分の2 |
| 蓄電池 | 工事費含む導入価格の 4分の3 |
| エネルギーマネジメントシステム(EMS) | 工事費含む導入価格の 4分の3 |
※いずれも1,000円未満は切り捨てとなります。
※太陽光発電設備が既に設置済み(卒FIT)の場合は、蓄電池とEMSのみの導入も可能です。
守るべきルールは?主な交付要件
補助金を受けるためには、以下の要件を満たす必要があります。特に重要な点をまとめました。
共通の要件
- 対象エリア(脱炭素先行地域)内に設置すること
- 販売店または施工業者が宮古市内の業者であること
- 導入する設備はすべて未使用品であること
- 国の補助金など、他の補助金と併用しないこと
- 電気の契約を宮古新電力の「デカボンでんき」に切り替え、6年間継続すること
- 宮古新電力の事業検証に協力すること
設備ごとの主な要件
- 太陽光発電設備: 出力が10kW未満で、自家消費率が30%以上、FIT/FIP認定を取得しないこと。
- 蓄電池: 価格が工事費込みで1kWhあたり15.5万円(税抜)以下であること。
- EMS: 宮古新電力が指定する「ちくでんエコめがね」を導入すること。
申請の流れと必要書類
申請は大きく分けて4つのステップで進みます。各ステップで必要な書類を準備しましょう。
-
【STEP 1】 交付申請(工事契約・着工前)
施工業者と相談し、導入する設備が決まったら、工事の契約前に市へ申請します。
- 様式1_交付申請書
- 設置場所の位置図
- 導入費用の内訳が分かる書類(見積書の写し等)
- 各設備の仕様が分かる書類(カタログの写し等)
-
【STEP 2】 工事着工・完了
市から交付決定通知が届いたら、施工業者と契約し、工事を開始します。
-
【STEP 3】 実績報告
工事が完了し、費用の支払いが終わったら、市へ完了実績を報告します。
- 様式6_完了実績報告書
- 費用の内訳が分かる書類
- 費用の支払を確認できる書類(領収書の写し等)
- 設置状況が分かる写真
-
【STEP 4】 検査・補助金交付
市による現地確認等の検査後、補助金が交付(振込)されます。
- 様式8_請求書
まとめ:今がチャンス!賢く再エネ設備を導入しよう
宮古市の「脱炭素先行地域」向け補助金は、最大で費用の4分の3という全国的に見ても非常に手厚い支援です。予算にはまだ余裕がありますが、上限に達し次第終了となるため、早めの検討をおすすめします。
まずは市内の施工業者に相談し、ご自宅や事業所に最適なプランの見積もりを取ることから始めてみてはいかがでしょうか。この機会に、環境にも家計にも優しい、持続可能なエネルギー生活を実現しましょう。
この記事に関するお問い合わせ先
宮古市 エネルギー・環境部 エネルギー推進課
〒027-8501 岩手県宮古市宮町一丁目1-30
電話番号: 0193-62-2111
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|---|---|---|---|---|---|
| 補助金額 | 最大太陽光発電設備: 工事費含む導入価格の2/3、蓄電池・EMS: 工事費含む導入価格の3/4 | 最大325万円 | 最大20万円 | 最大218万5千円 | 最大30万円 |
| 補助率 | 【太陽光発電設備】工事費含む導入価格の3分の2(1,000円未満切り捨て) 【蓄電池】工事費含む導入価格の4分の3(1,000円未満切り捨て) 【エネルギーマネジメントシステム(EMS)】工事費含む導入価格の4分の3(1,000円未満切り捨て) | 【高断熱窓・ドア】製品の性能・大きさに応じた定額補助(上限130万円、条件により最大325万円)。【断熱材】対象経費の1/3(上限100万円)。【高断熱浴槽】対象経費の1/3(上限9.5万円)。【リフォーム瑕疵保険】定額7,000円。 | 対象工事費(税抜)の20%(千円未満切り捨て) | 補助対象工事に係る費用(消費税及び地方消費税相当額を除く)に23.0パーセントを乗じた額(千円未満切り捨て)。 上限額は工事内容により異なり、1台につき最大218万5千円です。 | 補助対象経費の10/100(上限額は世帯の種類によって異なります) |
| 申請締切 | 2025年10月31日 | 事前申込:令和7年5月30日から / 交付申請兼実績報告:令和11年3月30日まで | 令和7年12月26日まで | 令和7年4月1日(火曜日)から令和7年12月19日(金曜日)まで | 令和8年2月末頃 |
| 難易度 | |||||
| 採択率 | 80.0% | 30.0% | 30.0% | 30.0% | 30.0% |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
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