■ この記事の信頼性
監修:補助金インサイト編集部(行政書士・子育て支援制度専門家監修)
最終更新:2025年1月現在
情報源:東京都および各区(世田谷・江戸川・板橋等)認証保育所保育料補助金制度概要
この補助金を30秒で理解
2025年、東京都の認証保育所を取り巻く環境は大きく変化します。これまで「認証保育所は保育料が高い」というイメージがありましたが、新制度によってその常識が覆されようとしています。
■ 制度のポイント
● 2025年9月から拡充:認可保育所の無償化(第1子)に合わせ、認証保育所の補助上限も大幅に引き上げられます。
● 最大月額8万円:主要区では補助上限が8万円となり、利用者の実質負担が劇的に軽減されます。
● 対象エリア:東京都23区(世田谷・江戸川・新宿・港・中央・板橋区など)。
一言でいえば、「認可保育所に入れなかった、あるいはあえて認証を選んだ家庭に対し、認可園と同等レベルまで費用負担を軽減する制度」です。
■ 必須条件
- 当該区に住民登録があること(原則、毎月1日時点)
- 東京都認証保育所と月極利用契約を締結していること(一時保育は不可)
- 「保育の必要性の認定」を受けていること(2号・3号認定)
- 保育料を滞納していないこと
- 実際に対象施設に通園していること
注意:認可保育所、認定こども園、小規模保育事業などに在籍している場合や、企業主導型保育事業を利用している場合は対象外となります(二重取り不可)。
補助金額と計算方法
2025年度は制度変更の過渡期です。特に2025年9月以降の新基準が重要となります。
| 期間 | 対象クラス | 補助上限目安 | 備考 |
|---|
2025年9月以降 (新基準) | 0〜2歳児 (第1子・課税世帯) | 月額 80,000円 | 主要区で採用。実質負担が劇的に減少。 |
0〜2歳児 (非課税世帯) | 実費全額など | 国の無償化制度を含み手厚く保護。 |
| 3〜5歳児クラス | 国3.7万円 + 区の上乗せ | 区の上乗せ額は自治体差が大きい点に注意。 |
■ 計算シミュレーション(世田谷区・0歳児の例)
ケース:保育料75,000円の場合
・実際の支払い:75,000円
・区からの補助:上限80,000円
・支給額:75,000円
→ 実質自己負担:0円
ケース:保育料85,000円の場合
・実際の支払い:85,000円
・区からの補助:上限80,000円
・支給額:80,000円
→ 実質自己負担:5,000円
自治体別・制度の比較
住む場所によって「申請条件」や「支給サイクル」が異なります。主要区の傾向は以下の通りです。
| 区名 | 補助上限(9月〜) | 制約条件 | 支給タイミング |
|---|
| 世田谷区 | 80,000円 | 特になし | 要確認 |
| 江戸川区 | 80,000円 | 特になし | 毎月支給 |
| 新宿区 | 80,000円 | 認可待機必須 | 四半期ごと |
| 中央区 | 80,000円 | 特になし | 四半期ごと |
| 板橋区 | 要確認 | 特になし | 年2回 |
注意:新宿区のように「認可保育所の待機」が条件となっている区では、単願で認証保育所に入ると補助対象外になる恐れがあります。必ず事前に確認してください。
東京都にお住まいの方は、子育て支援だけでなく住宅関連の補助制度も充実しています。持ち家のリフォーム等を検討されている場合は、以下の制度も併せてご確認ください。
【2025年度】東京都 既存住宅省エネ改修促進事業|最大325万円・都内住宅所有者向け
申請の流れ
多くの区で「償還払い(後払い)」方式を採用しています。
- 案内入手と書類準備
入園後、区や園から案内を入手します。園に「在籍証明書」の作成を依頼します。 - 保育料の支払い(一時立替え)
保育料を支払い、必ず領収書を保管します。 - 交付申請書の提出
指定期間内に区へ書類を提出します(毎月、四半期、年2回など区により異なる)。 - 決定通知と振込み
審査後、指定口座へ補助金が振り込まれます。
注意:振込先口座は原則として「保護者名義」である必要があります。お子様名義の口座は不可のケースが多いのでご注意ください。
よくある質問 (FAQ)
Q. なぜ2025年9月から制度が変わるのですか?
A. 東京都が認可保育所の第1子無償化を2025年9月から開始するためです。認可と認証の費用格差をなくし、認証保育所の経営安定と利用者の負担軽減を図る目的があります。
Q. 引っ越した月の補助金はどうなりますか?
A. 多くの自治体で「毎月1日時点に住民票がある区」が支給担当となります。月途中の転出入については、必ず転出元・転入先双方の窓口で確認してください。
Q. 2人目の子どもも対象ですか?
A. 対象ですが、第2子以降については既に東京都の制度により無償化(または手厚い補助)が先行して実施されているケースが大半です。今回の改正は主に第1子への支援拡充が焦点です。
まとめ・今日からやるべきこと
2025年9月からの制度拡充により、認証保育所は「高額だから」と敬遠する選択肢ではなくなりました。確実な入園と教育の質を求める家庭にとって、強力な選択肢となります。
■ アクションプラン
- 「保育の必要性の認定」の取得:まだの方は区役所ですぐに手続きを。
- 料金シミュレーション:検討中の園の保育料が8万円に収まるか確認。
- 申請期限の管理:申請漏れを防ぐため、スケジュール帳に登録を。
※本記事は2025年1月時点の情報に基づきます。最新情報は必ず各区の公式サイトをご確認ください。