【2025年】上尾市SDGs商品開発費補助金|最大50万円!申請方法と採択のコツを解説
補助金詳細
Details中小企業基本法第2条第1項に規定する中小企業者、または同条第5項に規定する小規模企業者に該当する会社(個人事業主を含む)。申請日の6か月以上前から上尾市内に事業所または事務所があり、現在も引き続き営業している事業者。事業者が上尾市税の納税義務者であること。
・補助金等交付申請書
・上尾市SDGs商品開発費補助金事業計画書
・交付申請に係る専門家相談等確認書
・市税の納税証明書(未納がないことの証明)
・事業所の所在地が確認できる書類(法人の場合は履歴事項全部証明書、個人事業主の場合は開業届の写しなど)
・その他市長が必要と認める書類(経費の見積書など)
・材料の購入費
・工具や機械等の購入費または賃借料
・外注加工費
・調査および検査委託料
・技術指導料
・広告宣伝費
・その他、市長が必要と認めるもの
申請前チェックリスト
補助金概要
Overview【2025年】上尾市SDGs商品開発費補助金とは?
埼玉県上尾市で、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する新しい商品やサービスの開発に取り組む事業者を力強く支援する「上尾市SDGs商品開発費補助金」が令和7年度(2025年度)も実施されます。この補助金は、環境問題や社会課題の解決につながる先駆的な事業に対し、開発経費の2分の1、最大50万円を補助する制度です。廃棄物の削減、リサイクル素材の活用、環境負荷の低減など、あなたのアイデアを形にする絶好の機会です。本記事では、補助金の概要から対象経費、申請方法、そして採択されるための重要なポイントまで、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説します。上尾市で事業を営む中小企業や個人事業主の方は、ぜひ最後までご覧ください。
この補助金のポイント
✓ SDGsの複数の目標達成に貢献する新商品・サービス開発が対象
✓ 開発経費の2分の1、最大50万円を補助
✓ 上尾市内の中小企業者・個人事業主も対象
✓ 申請前に専門家への相談が必須
補助金の概要
本補助金は、単なる新商品開発支援に留まりません。SDGsという世界共通の目標達成に、地域の中小企業が主体的に関わることを後押しする、社会的意義の大きい制度です。
制度の目的と背景
この補助金は、SDGsに掲げられた17の目標のうち、複数の目標達成を目指す新たな商品やサービスの開発に積極的に取り組む事業者を支援することを目的としています。これにより、企業の競争力強化と、持続可能な地域社会の実現を両立させることを目指しています。
実施組織
埼玉県 上尾市(担当:商工課)
補助対象となる事業の例
具体的にどのような事業が対象になるのか、市の公表する例を見てみましょう。《》内の数字は関連するSDGsの目標番号です。
- 廃棄していた端材を使った新商品を開発し、年間廃棄量を削減する《12, 15》
- 商品をリサイクル可能な素材に変更し、年間廃棄量を削減する《12, 14, 15》
- 自然由来の成分に変更することで、従来品から環境負荷を低減する《12, 14, 15》
過去の採択事業例
過去には以下のような事業が採択されており、技術開発からサービス開発まで幅広い取り組みが対象となっていることがわかります。
- 令和6年度採択例: 分子ふるい膜による混合冷媒R410Aを分離する装置の開発(目標12, 13)
- 令和6年度採択例: 目視検査の新しい技術による「外観検査自動化システム」の開発(目標8, 9)
- 令和5年度採択例: 地球温暖化の影響を有する工業用温度計を無影響温度計製品へ転換(目標12)
- 令和5年度採択例: 産業廃棄物譲渡プラットフォームサービス(目標12)
補助金額と補助率
補助金の額は、交付決定日以降に実施する事業の経費(税抜)を対象に、以下の通り算出されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助率 | 2分の1 |
| 補助上限額 | 50万円 |
| 対象経費 | 補助対象経費の税抜価格 |
計算例
- ケース1:補助対象経費(税抜)が120万円の場合
120万円 × 1/2 = 60万円
→ 上限額が適用されるため、補助金額は50万円となります。 - ケース2:補助対象経費(税抜)が80万円の場合
80万円 × 1/2 = 40万円
→ 補助金額は40万円となります。
対象となる経費
| 経費区分 | 内容 |
|---|---|
| 材料の購入費 | 補助事業のために使用する材料の購入に係る経費 |
| 工具や機械等の購入費または賃借料 | 補助事業のために使用する工具や機械等の購入または賃借に係る費用 |
| 外注加工費 | 自社で行うことができない加工等の外注に係る経費 |
| 調査および検査委託料 | 自社で行うことができない調査および検査の委託に係る経費 |
| 技術指導料 | SDGsおよび補助事業に関する指導を受ける際に要する外部の専門家等への謝金 |
| 広告宣伝費 | 開発した新商品・サービスの周知に係る経費(チラシ作成、Web広告など) |
| その他 | 上記のほか、市長が必要と認めるもの |
対象とならない経費
以下の経費は補助対象外となりますので、ご注意ください。
- 消費税・地方消費税等の公租公課
- 販売を目的とした商品の生産や調達にかかる経費
- 人件費(自社従業員の給与など)
- 間接経費(通信費、郵送費、旅費など)
- 商品券、プリペイドカードなど換金性が高いもの
- 汎用性が高く、他の目的にも使用できるもの(パソコン、タブレットなど)の購入費
【重要】補助金の交付決定前に契約・発注・購入した経費はすべて対象外となります。必ず市の交付決定通知書を受け取ってから事業を開始してください。
申請方法とスケジュール
申請は、定められた期間内に必要書類を提出することで行います。特に、事前の専門家相談が必須となっている点が大きな特徴です。
申請期間
令和7年6月2日(月曜日) から 12月26日(金曜日) まで(必着)
※予算額に達した場合は、期間中でも受付を終了しますので、早めの申請をおすすめします。
申請の5ステップ
申請から補助金受給までの大まかな流れは以下の通りです。
- 【必須】専門家への相談:上尾中小企業サポートセンターまたは同センター内の埼玉県よろず支援拠点の専門家に事業内容を相談し、指導を受けます。これが申請の第一歩であり、必須要件です。
- 事業計画書の作成:専門家のアドバイスを元に、事業計画書を作成します。
- 申請書類の提出:必要書類を揃え、上尾市商工課へ提出します。
- 審査・交付決定:市による審査が行われ、採択されると交付決定通知書が届きます。
- 事業実施・実績報告:交付決定後に事業を開始し、期間内に完了させ、実績報告書と請求書を提出します。その後、補助金が振り込まれます。
採択率を高める3つの重要ポイント
この補助金は申請すれば誰でも受けられるものではありません。審査を通過し、採択されるためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
ポイント1:【最重要】専門家相談を徹底活用する
申請の必須要件である「専門家相談」は、単なる手続きではありません。経営の専門家から客観的なアドバイスを受けることで、事業計画の実現可能性や説得力を格段に高めることができます。相談の際には、自身のアイデアを熱意をもって伝え、専門家を味方につけることが採択への近道です。相談は予約制ですので、早めに連絡しましょう。
ポイント2:SDGsの「複数の目標」への貢献度を具体的に示す
この補助金は「複数の目標達成を目指した」事業を対象としています。事業計画書では、自社の取り組みがSDGsのどの目標(例:目標12「つくる責任 つかう責任」と目標14「海の豊かさを守ろう」)に、どのように貢献するのかを明確に記述する必要があります。「年間廃棄量を〇kg削減する」「環境負荷を従来比〇%低減する」といった具体的な数値目標を盛り込むと、計画の説得力が増します。
ポイント3:事業の新規性・先駆性をアピールする
補助金は、ありふれた取り組みではなく、「先駆的な」新商品等の開発を支援するものです。自社の技術やアイデアが、業界や地域においてどのような新規性・優位性を持つのかを具体的に説明しましょう。市場のニーズや競合との差別化、将来的な事業の展望なども含めて記載することで、審査員に事業の価値を効果的に伝えることができます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 個人事業主でも申請できますか?
はい、申請できます。要件を満たす上尾市内の小規模企業者には個人事業主も含まれます。
Q2. 専門家相談は必ず受けなければなりませんか?
はい、必須です。上尾中小企業サポートセンターまたは同センター内の埼玉県よろず支援拠点の専門家から指導を受けていない場合、補助金の交付申請を受け付けてもらえません。必ず申請前に相談を行ってください。
Q3. 交付決定前に購入した備品は対象になりますか?
いいえ、対象外です。補助対象となる経費は、必ず上尾市からの「交付決定通知書」が届いた日以降に契約・発注・購入したものである必要があります。
Q4. 申請すれば必ず採択されますか?採択率は?
いいえ、必ず採択されるわけではありません。提出された事業計画書に基づき審査が行われます。採択率は公表されていませんが、予算には限りがあるため、計画内容の優位性や実現可能性が重要となります。
Q5. 開発した商品の広告費も対象になりますか?
はい、対象になります。「広告宣伝費」として、補助事業により開発した新たな商品またはサービスの周知に係る経費が認められています。
まとめと問い合わせ先
上尾市SDGs商品開発費補助金は、SDGsへの貢献という社会的な価値と、企業の新たな成長を結びつける、非常に魅力的な制度です。最大50万円の支援を活用し、あなたのビジネスを次のステージへと進めましょう。
- 対象者:上尾市内の中小企業者・個人事業主
- 補助額:最大50万円(補助率1/2)
- 対象事業:SDGsの複数の目標達成に貢献する新商品・サービス開発
- 申請期間:令和7年6月2日~12月26日(予算に達し次第終了)
- 必須事項:申請前の専門家相談
まずは、補助金活用の第一歩として、上尾中小企業サポートセンターへ相談の予約をすることから始めてみてはいかがでしょうか。
専門家相談・申請に関するお問い合わせ
【専門家相談窓口】
上尾中小企業サポートセンター
電話:048-779-2520(要予約)
公式サイト: https://www.ageocci.or.jp/chusho-support/
【補助金制度・申請書提出先】
上尾市役所 商工課
住所:上尾市谷津2-1-50 上尾市プラザ22内
電話:048-777-4441
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|---|---|---|---|---|---|
| 補助金額 | 最大50万円 | 最大150万円 | 最大38万円(組合・海外展開時) | 最大100万円 | 最大300万円 |
| 補助率 | 補助対象経費(税抜)の1/2(上限50万円) | 2025/12/08 | — | 新規商品の開発:100% 既存商品の改良:50% | 対象経費の2/3以内(下限額50万円) |
| 申請締切 | 2025年12月26日 | 令和7年12月26日(金)まで | 令和8年1月4日まで | 令和7年12月12日 | 2026年1月16日まで |
| 難易度 | |||||
| 採択率 | 30.0% | 30.0% | 30.0% | 30.0% | 30.0% |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
| 詳細 | — | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → |
よくある質問
FAQQ この補助金の対象者は誰ですか?
Q 申請に必要な書類は何ですか?
・上尾市SDGs商品開発費補助金事業計画書
・交付申請に係る専門家相談等確認書
・市税の納税証明書(未納がないことの証明)
・事業所の所在地が確認できる書類(法人の場合は履歴事項全部証明書、個人事業主の場合は開業届の写しなど)
・その他市長が必要と認める書類(経費の見積書など)
Q どのような経費が対象になりますか?
・工具や機械等の購入費または賃借料
・外注加工費
・調査および検査委託料
・技術指導料
・広告宣伝費
・その他、市長が必要と認めるもの