【2024-2025年度】東京都のMICE助成金で国際会議を成功させよう!最大1.5億円の支援も
国際会議や展示会などのMICE(マイス)は、都市の魅力を世界に発信し、大きな経済効果を生み出す重要なイベントです。特に日本の首都である東京都は、MICE誘致に非常に力を入れており、主催者向けに手厚い助成金や支援プログラムを多数用意しています。
この記事では、東京都が提供するMICE関連の助成金、特に最大1億5,000万円という破格の支援が受けられる「国際会議誘致・開催支援事業」を中心に、2024年度から2025年度にかけて活用できる支援制度を網羅的に解説します。
この記事でわかること
- 東京都の主要なMICE支援事業の全体像
- 最大1.5億円が支給される「国際会議開催資金助成」の詳細
- 誘致活動に使える「国際会議誘致資金助成」(最大800万円)
- その他、ユニークベニュー利用やハイブリッド開催など多様な助成金
- 申請期間や対象となる経費、問い合わせ先
中心となる支援事業:国際会議誘致・開催支援事業
東京都のMICE支援の中でも、最も規模が大きく中心的な制度が「国際会議誘致・開催支援事業」です。この事業は、国際会議を東京に誘致する段階と、実際に開催する段階の双方を資金面で強力にサポートします。
1. 国際会議誘致資金助成
東京への国際会議の誘致活動にかかる経費を支援する助成金です。海外の競合都市との誘致合戦を勝ち抜くための活動を後押しします。
- 助成上限額: 800万円
- 助成率: 10/10(全額補助)
- 対象経費: 広報宣伝費、海外への渡航費、ビッドペーパー(立候補ファイル)などの印刷製本費 など
- 申請受付期間: 令和6年4月5日(金)~ 令和7年2月28日(金)
2. 国際会議開催資金助成
東京で国際会議を開催するために必要な経費を支援する、非常に手厚い助成金です。会議の規模に応じて助成上限額が変動します。
- 助成上限額: 最大1億5,000万円
- 助成率: 10/10(全額補助)
- 対象経費: 会場借上費、設営や運営に必要な機材費、海外から招聘する講演者の経費 など
- 申請受付期間: 年4回に分けて公募(最終締切:令和7年2月28日)
- 第1回: 令和6年5月31日(金)まで
- 第2回: 令和6年8月30日(金)まで
- 第3回: 令和6年11月29日(金)まで
- 第4回: 令和7年2月28日(金)まで
注意:助成を受けるには、参加者数や開催国に関する要件(ICCA基準に準ずる)など、一定の条件を満たす必要があります。詳細は必ず公式ウェブサイトで確認し、早めに相談することをお勧めします。
まだある!東京都の多様なMICE関連支援事業(2024年度)
東京都では、国際会議以外にも様々なMICE開催を支援する制度を設けています。ここでは、2024年度に公募されている主要な支援事業を一覧でご紹介します。
| 事業名 | 助成上限額等 | 概要 |
|---|---|---|
| 報奨旅行等誘致・開催支援事業 | 現物支援 | 企業会議や報奨旅行の事前視察や開催時のアトラクション等を提供。 |
| 多摩地域におけるMICE誘致促進事業 | 最大600万円 | 多摩地域での開催にかかる参加者用貸切バスの運営費用等を支援。 |
| 島しょ地域におけるMICE誘致促進事業 | 最大1,500万円 | 島しょ地域での誘致・開催経費(会場費、島内輸送費等)を支援。 |
| ユニークベニュー利用促進事業 | 最大1,500万円 | 美術館や庭園など特別な施設を会場として利用する際の経費を支援。 |
| 展示会の国際化支援 | 最大400万円 | 海外からの参加者を増やすための海外PR活動や通訳手配経費を支援。 |
| ハイブリッド型会議等開催資金助成 | 最大600万円 | 対面とオンラインを併用する会議のオンライン化経費を支援。 |
| 次世代型MICE開催資金助成 | 最大3,000万円 | 先端テクノロジー(5G、顔認証、ロボット等)の導入経費を支援。 |
| 環境配慮型MICE開催資金助成 | 最大700万円 | サステナビリティに配慮した取組(ペーパーレス化、フードロス対策等)を支援。 |
※上記は一部です。この他にも施設側の環境整備支援や人材育成助成金など、様々な制度があります。
申請の流れと問い合わせ先
申請の基本的な流れ
- 相談: まずは事業の詳細や申込方法について、下記の問い合わせ先に相談します。
- 申請: 所定の申請書に事業計画書などの必要書類を添えて、申込先に提出します。
- 審査: 提出された書類を基に、会議の規模や内容などが審査されます。
- 決定・提供: 審査を通過すると支援内容が決定され、助成金の交付や支援プログラムが提供されます。
相談・申込窓口
これらの事業に関する詳細の確認や申し込みは、東京都から委託を受けている東京観光財団が窓口となっています。
- 担当: 公益財団法人東京観光財団 コンベンション事業部
- 電話: 03-5579-2684
- メール: businessevents@tcvb.or.jp
- 公式HP: Business Events Tokyo
まとめ:東京の強力な支援を活用しよう
東京都は、国際会議や各種MICEイベントの主催者に対し、国内でもトップクラスの資金的支援・人的サポートを提供しています。特に最大1.5億円の開催資金助成は、大規模な国際会議を成功させるための強力な追い風となるでしょう。
また、国の機関である日本政府観光局(JNTO)も、誘致コンサルティングやロビー活動支援といった無償サービスを提供しており、これらを組み合わせることで、より効果的に会議の誘致・開催を進めることが可能です。
東京でのMICE開催を検討している方は、ぜひこれらの手厚い支援制度の活用を視野に入れ、まずは東京観光財団に相談してみてはいかがでしょうか。
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Comparison| 比較項目 |
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|---|---|---|---|---|---|
| 補助金額 | 最大1.5億円 | 最大15万円 | 最大7.5万円 | 最大1億5,000万円(国際会議開催資金助成) | 最大1,000万円 |
| 補助率 | 事業により異なるが、国際会議誘致・開催支援事業は10/10。ユニークベニュー利用促進事業は2/3、展示会の国際化支援は1/2など。 | 補助対象経費の2分の1以内、上限15万円 | 補助対象経費の4分の3以内(上限75,000円) | 事業により異なる(10/10、3/2、1/2、4/3など) | 制度により異なります。 ・定額助成(京都市MICE開催支援助成金など) ・経費の1/2(サステナブルなMICE開催支援、ユニークベニュー活用) ・経費の全額(京都らしいMICE開催支援の文化・伝統産業プログラム) |
| 申請締切 | 2025年2月28日 | 令和8年2月27日(金曜日)必着 | 令和8年2月28日 | 事業により異なる(最長:令和8年2月27日) | 各制度による(開催1ヶ月前、開催地決定前、予算上限到達次第終了など) |
| 難易度 | |||||
| 採択率 | 30.0% | 30.0% | 30.0% | 30.0% | 30.0% |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
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