【2025年版】久留米市ワーク・ライフ・バランス助成金|最大20万円!くるみん・えるぼし認定で人材確保
補助金詳細
Details久留米市内に本社及び事業所を有する中小企業者等で、国の「くるみん」「えるぼし」「ユースエール」のいずれかの認定を新たに受けた事業者。
・交付申請書兼実績報告書
・事業計画書兼収支決算書
・国が発行した認定通知書の写し
・市税の滞納がないことの証明書
・誓約書兼同意書
・その他市長が必要と認める書類
※詳細は必ず公式サイトの「申請の手引き」をご確認ください。
本助成金は、特定の経費を補助するものではなく、国の認定取得という取り組みに対して定額で支給されるものです。助成金は、ワーク・ライフ・バランス推進に関する費用(制度構築コンサル費用、設備導入、広報費など)に自由に活用できます。
申請前チェックリスト
補助金概要
Overview「優秀な人材を確保したいが、なかなか応募が集まらない」「従業員の定着率を上げて、働きがいのある会社にしたい」…福岡県久留米市で事業を営む多くの中小企業の経営者様が、このような課題に直面しているのではないでしょうか。現代の求職者は、給与だけでなく「働きやすさ」を重視する傾向にあります。そこで注目したいのが、久留米市が実施する「令和7年度久留米市ワーク・ライフ・バランス助成金」です。この制度は、国が定める働きやすさの証である「くるみん」「えるぼし」「ユースエール」のいずれかの認定を取得した市内の中小企業に対し、20万円を定額で助成するものです。本記事では、この魅力的な助成金の概要から申請方法、採択されるためのポイントまで、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説します。
この記事のポイント
- 久留米市内の中小企業が対象
- 国の認定(くるみん・えるぼし・ユースエール)取得で20万円を定額支給
- 企業のブランドイメージ向上と人材確保に直結
- 申請は予算上限に達し次第終了するため早めの行動が鍵
久留米市ワーク・ライフ・バランス助成金とは?
制度の目的と背景
本助成金は、従業員の仕事と私生活の両立(ワーク・ライフ・バランス)を積極的に推進する久留米市内の中小企業を支援することを目的としています。少子高齢化に伴う労働人口の減少が進む中、企業が持続的に成長するためには、多様な人材が活躍できる魅力的な職場環境の構築が不可欠です。久留米市は、この助成金を通じて企業の働き方改革を後押しし、市内企業の人材確保・定着を促進することで、地域経済全体の活性化を目指しています。
対象となる3つの国の認定制度
この助成金を受け取るための前提条件は、以下のいずれかの認定を新たに取得することです。これらの認定は、厚生労働大臣が「働きやすい優良企業」として認める公的なお墨付きであり、取得することで企業の社会的評価が大きく向上します。
- くるみん認定:「子育てサポート企業」としての証。次世代育成支援対策推進法に基づき、従業員の子育て支援のための行動計画を策定・実施し、一定の基準を満たした企業が認定されます。
- えるぼし認定:「女性活躍推進企業」としての証。女性活躍推進法に基づき、女性の活躍に関する状況が優良な企業が認定されます。評価項目に応じて3段階の認定レベルがあります。
- ユースエール認定:「若者の採用・育成に積極的な企業」としての証。若者雇用促進法に基づき、新卒者の離職率が低い、有給休暇の取得率が高いなど、若者の雇用管理が優良な中小企業が認定されます。
助成金の詳細:金額・対象者・条件
助成金額
助成金額は非常にシンプルで分かりやすい内容となっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 助成金額 | 200,000円(定額) |
| 支給回数 | 1事業者あたり、1会計年度につき、新たに取得した1つの認定に限る |
【注意点】
例えば、同じ年度内に「くるみん」と「えるぼし」の両方を取得した場合でも、助成金の対象となるのはどちらか1つの認定のみで、支給額は20万円です。翌年度に新たに別の認定(例:ユースエール)を取得した場合は、再度申請対象となる可能性があります。
対象となる事業者(補助対象者)
助成金の対象となるには、以下のすべての要件を満たす必要があります。
- 久留米市内の中小企業者等であること:市内に本社及び主たる事業所を有している必要があります。中小企業者の定義については、公式サイトの「申請の手引き」で詳細を確認してください。
- 国の認定を新たに取得すること:「くるみん」「えるぼし」「ユースエール」のいずれかの認定を新たに受けた事業者が対象です。
- 生産性向上への意欲があること:事業の効率化や生産性向上等に現在取り組んでいる、または今後取り組む意欲があることが求められます。
- 市税の滞納がないこと:申請時点で市税を完納している必要があります。
- 法令等を遵守していること:暴力団排除条例等に該当していないなど、コンプライアンス上の問題がないことが条件です。
申請方法とスケジュール
申請から交付までの流れ
申請プロセスは以下のステップで進みます。認定取得後の手続きとなるため、計画的に進めましょう。
- 国の認定を取得:まずは目標とする認定(くるみん等)の取得を目指します。
- 必要書類の準備:認定通知書が届いたら、久留米市の公式サイトから申請書類をダウンロードし、必要事項を記入します。市税の滞納がない証明書なども準備します。
- 交付申請・実績報告:準備した書類一式を、久留米市役所の労政課へ持参または郵送で提出します。
- 審査・結果通知:市役所で書類審査が行われます。不備がなければ、申請から2〜3週間を目途に交付決定通知書が郵送されます。
- 請求・入金:交付決定後、請求書を提出します。書類に不備がなければ、2〜3週間を目安に指定の口座へ20万円が振り込まれます。
申請期限
申請期限は以下のいずれか早い日となりますので、十分にご注意ください。
- 支給要件を満たした日(=認定日)の翌日から起算して2か月を経過した日
- 令和8年3月31日(月曜日)
さらに、期間内であっても市の予算上限に達した時点で受付は終了します。認定を取得したら、速やかに申請手続きを進めることを強くお勧めします。
採択されるための3つの重要ポイント
この助成金は要件を満たせば比較的採択されやすい制度ですが、確実に受給するためには以下の3つのポイントを押さえることが重要です。
1. 予算が尽きる前の「スピード申請」
最も重要なのはスピードです。市の助成金は予算が限られており、先着順で受付が終了します。国の認定が下りたら、他の業務より優先してでも申請準備に取り掛かりましょう。「まだ期限まで余裕がある」と油断していると、予算上限に達してしまい、機会を逃す可能性があります。
2. 「申請の手引き」の熟読と書類の完璧な準備
申請書類の不備は、審査の遅れや不採択の主な原因となります。公式サイトからダウンロードできる「申請の手引き」を隅々まで読み込み、必要書類、記入方法、注意点を完全に理解してください。特に、代表者印の押し忘れ、証明書の有効期限切れ、誤字脱字など、基本的なミスがないか複数人でダブルチェックすることをお勧めします。
3. 対象要件の事前確認
意外な落とし穴が「対象要件を満たしていなかった」というケースです。特に「中小企業者等」の定義(資本金や従業員数)は業種によって異なります。また、「市内に本社及び事業所を有する」という条件も厳密に審査されます。国の認定取得に向けて動く前に、自社が久留米市の助成金対象者に該当するかを労政課に問い合わせるなどして、確実に確認しておきましょう。
よくある質問(FAQ)
- Q1. 助成金の申請は、国の認定取得前でも可能ですか?
- A1. いいえ、できません。この助成金は、国の認定を新たに受けたことが支給要件となりますので、認定取得後の申請となります。
- Q2. 助成金の使い道に制限はありますか?
- A2. 定額助成のため、使途は自由です。ただし、助成金の趣旨に鑑み、さらなる従業員の働きやすい環境整備や、人材確保のための広報活動などに活用することが推奨されます。
- Q3. 郵送で申請する場合の注意点はありますか?
- A3. 郵送事故を防ぐため、簡易書留やレターパックなど、追跡が可能な方法で郵送してください。また、封筒裏面には差出人の住所・氏名を必ず記載しましょう。
- Q4. 個人事業主でも対象になりますか?
- A4. はい、対象となります。「中小企業者等」には個人事業主も含まれます。ただし、常時使用する従業員数などの要件がありますので、「申請の手引き」でご確認ください。
- Q5. 認定取得のサポートはしてもらえますか?
- A5. 久留米市役所では助成金の申請受付を行いますが、国の認定取得そのもののサポートは行っていません。認定取得については、福岡労働局や社会保険労務士などの専門家にご相談ください。
まとめ:働きやすい会社づくりで、企業成長を加速させよう
「令和7年度久留米市ワーク・ライフ・バランス助成金」は、単に20万円がもらえるというだけでなく、企業の価値を高め、人材という最も重要な経営資源を確保するための強力なツールです。「くるみん」「えるぼし」「ユースエール」といった国の認定は、求職者や顧客、取引先に対して「従業員を大切にする信頼できる企業」であることの何よりの証明となります。
重要ポイントの再確認
- 対象:久留米市内の「くるみん」「えるぼし」「ユースエール」新規認定中小企業
- 金額:20万円(定額)
- 期限:認定日から2か月以内 or R8.3.31(予算上限あり)
- 行動:まずは自社がどの認定を目指せるか検討し、公式サイトで「申請の手引き」を確認しましょう!
この機会に、働きやすい職場環境づくりに本格的に取り組み、助成金を活用して企業の成長をさらに加速させてみてはいかがでしょうか。
問い合わせ先
久留米市 商工観光労働部 労政課
〒830-8520 久留米市城南町15番地3(市役所11階)
電話番号:0942-30-9046
FAX番号:0942-30-9707
類似補助金との比較
Comparison| 比較項目 |
この補助金
久留米市 商工観光労働部 労政課 |
【令和7年度】業務改善助成金|最大600万円・中小...
厚生労働省 |
【2025年度】富山県外国人材定着総合支援補助金|...
富山県 |
【2026年】対馬市働き方改革推進補助金|最大50...
対馬市役所 |
【2025年 高知県】働きやすい環境整備事業費補助...
高知県 |
|---|---|---|---|---|---|
| 補助金額 | 最大2,447円 | 最大600万円 | 最大30万円 | 最大50万円 | 最大600万円 |
| 補助率 | — | 事業場内最低賃金額に応じて変動します。 ・900円未満の場合: 対象経費の9/10 ・900円以上950円未満の場合: 対象経費の4/5 ・950円以上の場合: 対象経費の3/4 | 補助対象経費の2分の1以内。補助限度額はメニューにより異なる(日本語習得:15万円、地域交流:20万円、職場環境整備:30万円)。 | 対象経費の1/2、補助上限50万円 | 高知県ワークライフバランス推進企業認証制度において、男性育休推進部門を含む4部門以上の認証取得、または、こうち外国人材優良サポート事業者認証制度において3つ星を取得、または、補助事業期間内に2名以上の正規雇用転換を実施する場合:4分の3以内 高知県ワークライフバランス推進企業認証制度において、3部門以上の認証取得、または、こうち外国人材優良サポート事業者認証制度において2つ星を取得、または、補助事業期間内に1名以上の正規雇用転換を実施する場合:3分の2以内 上記以外の者:2分の1以内 |
| 申請締切 | 2026年3月31日 | 公募中(事業完了期限は交付決定年度の令和8年1月31日。予算上限に達し次第終了の可能性あり) | 令和8年2月27日(金曜日) | 令和8年2月27日まで | ハード事業:令和7年11月28日(金)まで(消印有効) ソフト事業:令和7年12月15日(月)まで(消印有効) |
| 難易度 | |||||
| 採択率 | 90.0% | 30.0% | 30.0% | 30.0% | 30.0% |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
| 詳細 | — | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → |
よくある質問
FAQQ この補助金の対象者は誰ですか?
Q 申請に必要な書類は何ですか?
・事業計画書兼収支決算書
・国が発行した認定通知書の写し
・市税の滞納がないことの証明書
・誓約書兼同意書
・その他市長が必要と認める書類
※詳細は必ず公式サイトの「申請の手引き」をご確認ください。