【令和7年度/2025年】福岡県飯塚市の研究開発補助金|最大300万円!中小企業の試作・開発を支援
補助金詳細
Details原則として福岡県内に事業所を有する中小企業者。補助金により、飯塚市内の開発拠点で事業を実施する中小企業者や、過去に機構の特定事業を実施した企業なども対象となる。
・申請書様式一式(公式サイトよりダウンロード)
・事業計画書
・収支予算書
・企業の概要がわかる資料(会社案内など)
・決算報告書(過去分)
※詳細は公式サイトの交付要綱を必ずご確認ください。
補助金により異なりますが、主に以下の経費が対象です。
・機械装置費
・消耗品費
・旅費
・外注費
・委託研究費
・技術導入費
・直接人件費
・製品評価費
・その他経費(謝金など)
※製品試作補助金は対象経費が限定されます。詳細は交付要綱をご確認ください。
申請前チェックリスト
補助金概要
Overview福岡県飯塚市およびその周辺地域で事業を展開する中小企業の皆様へ。新製品開発のアイデアはあるものの、試作や調査研究にかかるコストが障壁となっていませんか?あるいは、既存技術の高度化や医療・福祉分野への新規参入を目指しているものの、具体的な一歩を踏み出せずにいませんか?
そんな技術的な課題や開発資金の悩みを抱える企業を力強く支援するのが、公益財団法人飯塚研究開発機構が提供する令和7年度(2025年度)の各種補助金制度です。製品の試作から実用化開発、さらには医療・福祉分野の専門的な開発まで、企業の成長ステージに合わせて最大300万円の支援が用意されています。この記事では、これらの補助金制度の全貌を、申請方法から採択のポイントまで、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説します。あなたの会社の未来を切り拓くチャンスを、ぜひこの機会に掴んでください。
【速報】令和7年度 公募説明会が開催されます!
補助金の詳細を直接聞ける絶好の機会です。応募を検討されている方は、事前の情報収集としてぜひご参加ください。
日時: 令和7年4月11日(金)14:00~16:00
会場: 福岡県立飯塚研究開発センター 多目的ホール(オンライン参加も可能)
内容: 各補助金の説明、個別相談会
申込〆切: 令和7年4月7日(月)
飯塚研究開発機構 補助金制度の全体像
飯塚研究開発機構が提供する補助金は、大きく分けて2つの事業から構成されています。それぞれ目的や対象が異なるため、自社の計画に最も適した制度を選択することが重要です。
- 研究開発支援事業: 地域企業の技術的な課題解決や、アイデアを「かたち」にするための試作、事業化に向けた調査研究、実用化開発などを幅広く支援します。
- 医療・福祉関連製品開発支援事業: 成長分野である医療・福祉関連機器産業への新規参入や、既存製品の高度化を目指す企業を専門的に支援します。
これらの事業の中に、さらに具体的な補助金メニューが複数用意されており、企業のニーズに応じてきめ細やかなサポートが受けられる体制となっています。
補助金額・補助率・公募期間一覧
各補助金の詳細を一覧表にまとめました。補助金額や補助率、公募期間を比較し、自社の事業計画に最適なものを見つけてください。
1. 研究開発支援事業
| 補助金名 | 補助金額 | 補助率 | 募集期間 | 採択件数 |
|---|---|---|---|---|
| 製品試作補助金 | 10万円以上 30万円以下 | 9/10 | R7.4/1~10/31 | 10件程度 |
| 調査研究補助金 | 100万円以下 | 2/3 | R7.4/1~5/16 (16時迄) | 2件程度 |
| 実用化開発補助金 | 250万円以下 | 2/3 | R7.4/1~5/16 (16時迄) | 2件程度 |
| 技術高度化支援事業 | 地域企業: 11万円 入居企業: 22万円 | 定額支援 | R7.4/1~12/26 (随時) | 地域:2社, 入居:1社程度 |
2. 医療・福祉関連製品開発支援事業
| 補助金名 | 補助金額 | 補助率 | 募集期間 | 採択件数 |
|---|---|---|---|---|
| 医療・福祉関連機器開発補助金 | 150万円以上 300万円以下 | 1/2 | R7.4/1~5/23 (16時迄) | 3件程度 |
| 医療・福祉関連機器製品化調査試験補助金 | 50万円以下 | 1/2 | R7.4/1~11/28 | 4件程度 |
※事業期間はいずれも交付決定日から令和8年1月31日までです。
研究開発支援事業の対象者
- 原則として、福岡県内に事業所を有し、かつ指定の補助対象地域で補助事業を実施する中小企業者。
- 過去に機構の特定事業(サポイン事業等)を実施し、継続して補完研究を行う中小企業者(実用化開発補助金を除く)。
- 【重要】製品試作補助金は、申請時に飯塚研究開発機構コーディネーターの指導を受けている者に限ります。
医療・福祉関連製品開発支援事業の対象者
- 福岡県内に本社を有し、県内の開発拠点で補助事業を実施する中小企業者。
- または、本社が県外でも飯塚市内の開発拠点で補助事業を実施する中小企業者。
- 医療・福祉機器分野への参入を目指す、または既に参入しており更なる高度化を目指す中小企業者。
対象となるか不安な場合
自社が対象になるか不明な点があれば、まずは飯塚研究開発機構の研究開発部に問い合わせてみましょう。専門のコーディネーターが親身に相談に乗ってくれます。
補助対象となる経費
補助金の対象となる経費は、研究開発や試作に直接必要となる費用です。補助金の種類によって対象経費の範囲が異なりますので、申請前に必ず交付要綱を確認してください。
- 機械装置費: 研究開発に必要な機械や装置の購入、リース費用。
- 消耗品費: 材料費、部品代、試作品の材料費など。
- 外注費: 自社で対応できない加工や分析、設計などを外部に委託する費用。
- 委託研究費: 大学や公設試験研究機関などへ研究を委託する費用。
- 直接人件費: 研究開発に直接従事する担当者の人件費。
- 旅費: 調査や打ち合わせに必要な交通費や宿泊費。
- 技術導入費: 特許権の購入など、開発に必要な技術を導入するための費用。
- その他経費: 専門家への謝金、製品評価費用など、事業遂行に不可欠と認められる経費。
例えば、「製品試作補助金」では消耗品費、外注費、直接人件費などが主な対象となり、機械装置の購入は対象外となる場合があります。計画している支出が対象経費に含まれるか、事前にコーディネーターに相談することをお勧めします。
申請方法と審査の流れ
申請から交付決定までの流れは以下の通りです。特に、事前相談が重要なポイントとなります。
- 情報収集と事前相談:
まずは公式サイトで交付要綱や申請様式を確認します。その上で、必ず飯塚研究開発機構のコーディネーターに連絡を取り、事業内容について相談しましょう。オンラインでの個別相談も可能です。 - 申請書類の作成:
コーディネーターからの助言を参考に、事業計画書を含む申請書類一式を作成します。計画の具体性や実現可能性を明確に記述することが重要です。 - 申請書類の提出:
各補助金の募集期間内に、完成した申請書類一式を持参または郵送で提出します。締切時刻(16時迄など)が設定されている場合があるので、余裕をもって提出しましょう。 - 審査:
提出された申請書に基づき、プレゼンテーション審査または書面審査が行われます。事業の新規性、市場性、地域経済への貢献度などが評価されます。 - 交付決定:
審査の結果、採択されると交付決定通知が届きます。その後、補助事業を開始することができます。
採択されるための3つのポイント
採択件数には限りがあり、競争は必至です。申請を成功させるために、以下の3つのポイントを意識してください。
1. コーディネーターへの事前相談は必須
最も重要なポイントです。特に「製品試作補助金」では相談が必須条件となっています。専門家であるコーディネーターに相談することで、事業計画の課題が明確になり、より説得力のある申請書を作成できます。審査員の視点を踏まえたアドバイスをもらえる貴重な機会なので、必ず活用しましょう。
2. 事業計画の「物語」を明確にする
なぜこの開発が必要なのか(開発背景)、開発によってどのような課題が解決されるのか(新規性・優位性)、そして将来どのように事業化し、社会に貢献するのか(市場性・将来性)という一連のストーリーを明確に描きましょう。単なる技術開発で終わらせず、事業としての成長性を示すことが採択への近道です。
3. 交付要綱を隅々まで読み込む
基本的なことですが、意外と見落としがちな点です。対象者の要件、補助対象経費の範囲、必要書類などを正確に理解し、不備のない申請を心がけましょう。要件を満たしていない、対象外の経費を計上しているといった単純なミスで不採択になるのは非常にもったいないことです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 飯塚市外の企業でも申請できますか?
A1. はい、可能です。多くの補助金は「福岡県内に事業所を有する」ことが要件となっています。また、医療・福祉関連の補助金では、本社が県外でも「飯塚市内に開発拠点を有する」企業も対象となります。ただし、研究開発支援事業では補助対象地域が指定されているため、詳細はご確認ください。
Q2. コーディネーターへの相談は費用がかかりますか?
A2. いいえ、費用はかかりません。飯塚研究開発機構のコーディネーターによる相談は無料です。補助金申請に限らず、技術的な課題解決の相談にも応じていますので、積極的に活用することをお勧めします。
Q3. 複数の補助金に同時に申請することはできますか?
A3. 同一の事業内容で複数の補助金を重複して受けることは原則としてできません。ただし、事業フェーズが異なる場合(例:調査研究補助金でFS調査後、実用化開発補助金に申請する)などは可能な場合があります。詳しくはコーディネーターにご相談ください。
Q4. 交付決定前に購入した設備も対象になりますか?
A4. いいえ、対象になりません。補助対象となるのは、原則として「交付決定日」以降に契約・発注し、事業期間内に支払いが完了した経費です。フライングでの購入は補助対象外となるため、絶対に避けてください。
Q5. オンラインでの相談や説明会参加は可能ですか?
A5. はい、可能です。令和7年4月11日の公募説明会はオンラインでの参加も受け付けています。また、個別相談についてもオンラインでの対応が可能ですので、遠方の企業でも気軽に相談できます。
まとめ:まずは一歩、相談から始めよう
本記事では、公益財団法人飯塚研究開発機構が提供する令和7年度の補助金制度について詳しく解説しました。アイデアの具現化(製品試作)、市場調査(調査研究)、本格的な開発(実用化開発)、専門分野への挑戦(医療・福祉)など、自社のステージや目的に合わせて選べる多様なメニューが揃っているのが最大の魅力です。
これらの補助金を最大限に活用するためには、専門コーディネーターとの連携が不可欠です。申請を検討している方は、まずは公募説明会に参加するか、下記の問い合わせ先に連絡を取り、個別相談の機会を設けることから始めてみてください。専門家の知見を借りながら事業計画を磨き上げ、採択を勝ち取りましょう。
お問い合わせ先
公益財団法人飯塚研究開発機構 研究開発部
住所: 〒820-8517 福岡県飯塚市川津680番地41
TEL: 0948-21-1156
FAX: 0948-21-2150
E-mail: kenkyu@cird.or.jp
公式サイト: https://www.cird.or.jp/hojo.html
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|---|---|---|---|---|---|
| 補助金額 | 最大1万円 | 最大200万円(改修費)+家賃・利子補給 | 最大30万円 | 最大500万円 | 最大60万円 |
| 補助率 | — | — | — | — | 診療所3/4、病院1/2、薬局3/4(大型チェーン1/2) |
| 申請締切 | 2025年11月28日 | 令和8年1月30日まで | 令和7年12月の最終開庁日(2025年12月26日頃) | 2025年12月26日まで | 令和8年1月15日 |
| 難易度 | |||||
| 採択率 | 25.0% | 30.0% | 30.0% | 30.0% | — |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
| 詳細 | — | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → |
よくある質問
FAQQ この補助金の対象者は誰ですか?
Q 申請に必要な書類は何ですか?
・事業計画書
・収支予算書
・企業の概要がわかる資料(会社案内など)
・決算報告書(過去分)
※詳細は公式サイトの交付要綱を必ずご確認ください。
Q どのような経費が対象になりますか?
・機械装置費
・消耗品費
・旅費
・外注費
・委託研究費
・技術導入費
・直接人件費
・製品評価費
・その他経費(謝金など)
※製品試作補助金は対象経費が限定されます。詳細は交付要綱をご確認ください。