【最大5,000万円】みなべ町ローカル10,000プロジェクト|地域資源で新規事業を立ち上げる事業者向け補助金(2025年度版)
補助金詳細
Detailsみなべ町内に店舗、工場、事業所、事務所を有し、又は設けようとする民間事業者で、地域資源を活用した先進的で持続可能な事業に取り組む者。
・みなべ町地域経済循環事業補助金申請書
・地域経済循環創造事業実施計画書
・事業概要ポンチ絵(PowerPoint)
・収支計画書の具体的な積算根拠がわかる資料(見積書等)※任意様式
・工程表その他の完成の事業スケジュールがわかる資料 ※任意様式
・その他町長が必要と定めるもの
・【事業実施期間が2年の場合】交付申請調書
・機械装置等費
・施設整備費(新築、改修工事費など)
・外構工事費
・備品費
・システム開発費
・専門家経費
・広報費
・その他、事業化段階で必要となる初期投資費用として町長が認める経費
申請前チェックリスト
補助金概要
Overview和歌山県みなべ町で、地域の魅力的な資源を活用した新しいビジネスを始めたいとお考えの事業者の皆様へ朗報です。総務省が推進する「ローカル10,000プロジェクト」の一環として、みなべ町が最大5,000万円という大規模な補助金であなたの挑戦を支援します。この制度は、地域金融機関からの融資と連携し、事業立ち上げ時の初期投資を強力にバックアップするものです。日本一の梅の産地であるみなべ町の資源や、その他の地域資源を活かし、雇用を生み出す持続可能な事業を立ち上げる絶好の機会です。この記事では、制度の概要から申請方法、採択されるためのポイントまで、どこよりも詳しく解説します。
この補助金のポイント
- 最大5,000万円の大型補助で初期投資をカバー
- みなべ町の地域資源を活用した事業が対象
- 地域金融機関からの融資とセットで事業の実現性が高まる
- 産学金官の連携で事業を強力にサポート
- 申請は随時受付、まずは町への事前相談から
地域経済循環創造事業交付金(ローカル10,000プロジェクト)とは?
制度の目的と背景
この制度は、総務省が推進する「ローカル10,000プロジェクト」の一環です。地域の資源(農林水産物、観光資源、伝統技術など)と資金(地域金融機関の融資など)を有効活用し、地域に根ざした雇用吸収力の高い事業を全国で創出することを目的としています。みなべ町では、この国の制度を活用し、地域経済の活性化と持続可能なまちづくりを目指す先進的な事業を支援します。具体的には、事業者が地域金融機関から融資を受けて事業を始める際の初期投資費用の一部を、町が補助し、その経費に対して国がさらに補助金を交付するという仕組みです。
実施組織
- 制度所管: 総務省
- 申請窓口: 和歌山県みなべ町 政策推進課
補助金額と補助率について
この補助金の最大の特徴は、地域金融機関からの融資額に応じて補助金の上限額が変動する点です。これにより、事業規模に応じた手厚い支援が可能となっています。
補助上限額
補助金の上限額は、地域金融機関からの融資額と補助金額の関係によって、以下の3段階に設定されています。
| 融資額と補助金額の関係 | 補助金上限額 |
|---|---|
| 融資額が補助金額と同額以上1.5倍未満 | 2,500万円 |
| 融資額が補助金額の1.5倍以上2倍未満 | 3,500万円 |
| 融資額が補助金額の2倍以上 | 5,000万円 |
補助金の計算方法
補助金の額は、以下の計算式で算出されます。
補助金額 = 補助対象経費 – (地域金融機関の融資額 + 事業者等の自己資金額)
算出された額に1,000円未満の端数が生じた場合は切り捨てとなります。重要なのは、総事業費のうち、公費(補助金)と融資でカバーできない部分を自己資金で賄うという考え方です。
補助対象者
以下の条件を満たす民間事業者が対象です。
- みなべ町内に店舗、工場、事業所、事務所を有している、またはこれから設けようとする民間事業者(法人・個人事業主問わず)
- 総務省が定める「地域経済循環創造事業交付金交付要綱」に基づく事業を実施する者
- 暴力団員または暴力団員と密接な関係を有する者でないこと
対象となる事業の4大要件
提案する事業は、以下の4つの要件をすべて満たす、先進的で持続可能な事業である必要があります。
- 産学金労言の連携: 地域の企業、大学・研究機関、金融機関、労働団体、専門家などが連携し、地域の資源と資金を活用した地域密着型の事業であること。
(例:地元の梅農家、大学の食品加工研究室、地域金融機関、デザイナーが連携して新しい梅製品を開発・販売する事業) - 公共的な地域課題への貢献: 事業の実施により、本来であれば行政が担うべき公共的な地域課題(例:高齢者の見守り、耕作放棄地対策、空き家活用など)の解決に貢献すること。
- 高い新規性・モデル性: 同様の課題を抱える他の地域にとっても参考となるような、新しい発想や仕組みを取り入れたモデル的な事業であること。
- 融資要件: 補助対象経費のうち、地域金融機関から受ける無担保の融資額が、公費による交付額(補助金額)と同額以上であること。
補助対象となる経費
この補助金は、事業化段階で必要となる初期投資費用が対象です。運転資金などは対象外となるため注意が必要です。
- 機械装置等費: 事業に必要な機械や設備の購入、設置費用
- 施設整備費: 事業所の新築、増改築、改修にかかる工事費
- 建物費: 事業用建物の購入費
- 備品費: 事業遂行に直接必要な備品の購入費
- システム開発費: 業務用のソフトウェアやシステムの開発・導入費用
- 広報費: 事業開始時のパンフレット作成、ウェブサイト構築などの費用
- その他: 事業化に不可欠な初期投資として町長が認める経費
【対象外経費の例】
人件費、家賃、消耗品費、光熱水費などの運転資金、汎用性の高いもの(パソコン、スマートフォンなど)の購入費、不動産取得に関する経費(土地代など)は原則として対象外です。
申請方法と交付決定までの流れ
申請は随時受け付けていますが、国への提出前に町や金融機関との綿密な調整が不可欠です。計画的に進めましょう。
-
ステップ1:事前相談【最重要】
まずは、みなべ町役場の政策推進課に必ず事前連絡・相談を行ってください。事業内容のヒアリングや制度との適合性について確認が行われます。この段階で地域金融機関にも相談を開始することが重要です。 -
ステップ2:申請書類の提出(申請者 → 町)
事前相談を経て、事業計画が固まったら、下記の必要書類を政策推進課に提出します。申請は随時受付です。 -
ステップ3:審査会の実施(町)
提出された事業計画について、公益性などを評価するため、必要に応じて町で審査会が実施されます。 -
ステップ4:交付申請(町 → 総務省)
町の審査を通過した事業は、町から総務省へ交付申請が行われます。国への申請は毎月末日が締切となります。 -
ステップ5:交付決定(総務省 → 町 → 申請者)
総務省で外部有識者による審査が行われ、採択が決定します。月末締切の申請分は、翌々月の下旬頃に結果が通知される予定です。国の採択決定後、町から申請者へ正式な交付決定通知が出されます。
採択されるための重要なポイント
本事業は国の審査があるため、計画の質が非常に重要です。以下のポイントを押さえて、採択の可能性を高めましょう。
1. 事業計画の具体性と実現可能性
「何を、誰に、どのように提供し、どうやって収益を上げるのか」を具体的かつ客観的なデータに基づいて示しましょう。収支計画は希望的観測ではなく、見積書などの根拠に基づいた現実的なものである必要があります。金融機関から融資の内諾を得ていることは、事業の実現可能性を示す強力な証拠となります。
2. 地域課題解決への貢献度を明確に
あなたの事業が、みなべ町のどのような地域課題(例:農業の後継者不足、観光客の滞在時間延長、高齢化社会への対応など)の解決にどう貢献するのかを明確に説明することが重要です。みなべ町は「SDGs未来都市」にも選定されているため、事業がSDGsのどの目標達成に寄与するのかをアピールすることも有効です。
3. 「産学金官」連携体制の構築
単独での事業ではなく、地域の様々な主体とどのように連携するのかを具体的に示しましょう。例えば、大学との共同研究、農協との原料調達契約、デザイナーとの商品開発連携など、具体的な連携相手と役割分担を計画書に盛り込むことで、事業の説得力が増します。
4. 新規性・モデル性をアピール
「みなべ町だからこそできる事業」「他の地域でも応用可能な新しいビジネスモデル」といった点を強調しましょう。既存の事業の単なる模倣ではなく、新たな技術やアイデア、仕組みを取り入れた事業であることが高く評価されます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 個人事業主でも申請できますか?
A1. はい、みなべ町内に事業所を有する(または設置予定の)民間事業者であれば、法人・個人事業主を問わず申請可能です。
Q2. 融資はどこの金融機関でも良いですか?
A2. 「地域金融機関」からの融資が要件となっています。具体的な金融機関の範囲については、事前相談の際にみなべ町政策推進課にご確認ください。
Q3. 事前相談なしで申請することはできますか?
A3. いいえ、できません。本制度の活用にあたっては、国への提出前に地域金融機関や町との十分な事前調整が必須とされています。必ず事前に政策推進課へご相談ください。
Q4. 補助金が採択されなかった場合、融資も受けられなくなりますか?
A4. 補助金の採択と金融機関の融資審査は別個のものです。ただし、本制度は融資と補助金が一体となったスキームのため、補助金が不採択となった場合の融資実行条件については、事前に金融機関とよく協議しておく必要があります。
Q5. 事業計画書の作成について、アドバイスをもらうことはできますか?
A5. はい、事前相談の段階で、みなべ町の担当者が事業内容についてヒアリングを行い、制度の趣旨に沿った計画になるよう助言を行います。また、必要に応じて商工会や金融機関、よろず支援拠点などの専門家を紹介してもらえる場合もありますので、積極的に相談しましょう。
まとめ:まずは事前相談から始めよう
みなべ町の「地域経済循環創造事業交付金」は、地域資源を活かした革新的な事業に挑戦する事業者にとって、最大5,000万円という非常に魅力的な支援制度です。ただし、産学金官の連携や地域課題への貢献など、求められる要件は高度であり、計画の練り込みが不可欠です。
この記事を読んで少しでも興味を持たれた方は、アイデア段階でも構いませんので、まずはみなべ町役場の政策推進課へ連絡し、「ローカル10,000プロジェクトの件で」と事前相談のアポイントを取ることから始めてみてください。あなたの熱意ある事業プランが、みなべ町の未来を創造する大きな一歩となるかもしれません。
お問い合わせ先
和歌山県みなべ町 政策推進課
電話番号: 0739-72-2142
FAX番号: 0739-72-1223
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|---|---|---|---|---|---|
| 補助金額 | 最大5,000万円 | 最大50万円(特別事業・初年度) | 最大200万円 | 最大200万円(改修費)+家賃・利子補給 | 最大20万円 |
| 補助率 | 補助対象経費から地域の金融機関の融資額及び事業者等の自己資金等の合計額を差し引いた額。融資額に応じて上限額が変動します。((1)融資額が補助金額と同額以上1.5倍未満:上限2,500万円、(2)融資額が補助金額の1.5倍以上2倍未満:上限3,500万円、(3)融資額が補助金額の2倍以上:上限5,000万円) | — | — | — | — |
| 申請締切 | 2026年3月31日 | 令和7年12月15日まで | 2025年12月26日まで(足寄町は5月9日) | 令和8年1月30日まで | 2025年12月26日(金)午後5時まで |
| 難易度 | |||||
| 採択率 | 30.0% | 30.0% | 30.0% | 30.0% | 30.0% |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
| 詳細 | — | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → |
よくある質問
FAQQ この補助金の対象者は誰ですか?
Q 申請に必要な書類は何ですか?
・地域経済循環創造事業実施計画書
・事業概要ポンチ絵(PowerPoint)
・収支計画書の具体的な積算根拠がわかる資料(見積書等)※任意様式
・工程表その他の完成の事業スケジュールがわかる資料 ※任意様式
・その他町長が必要と定めるもの
・【事業実施期間が2年の場合】交付申請調書
Q どのような経費が対象になりますか?
・施設整備費(新築、改修工事費など)
・外構工事費
・備品費
・システム開発費
・専門家経費
・広報費
・その他、事業化段階で必要となる初期投資費用として町長が認める経費