【2025年度】富谷市生涯スポーツ活動振興事業費補助金|最大5万円・申請完全マニュアル
補助金詳細
Details全国大会以上の大会に選手として出場する小学生以上の富谷市民(スポーツ活動を職業としている方を除く)
・富谷市生涯スポーツ活動振興事業費補助金交付申請書(様式第1号)
・富谷市スポーツ活動振興事業費補助金請求書兼振込依頼書(様式第4号)
・交付申請者一覧(2名以上の申請を一括して行う場合)
・対象となる大会の実施要項
・対象となる大会の選手名簿
本補助金は、大会出場という活動そのものを奨励するものであり、特定の経費項目(旅費、宿泊費、用具購入費など)を精算するものではありません。大会出場にかかる費用全般の負担軽減を目的として定額が交付されます。
申請前チェックリスト
補助金概要
Overview制度の概要と目的
富谷市では、スポーツ活動を通じて市民の健康増進と豊かなスポーツライフの実現を目指し、高い競技レベルで活躍する選手を支援するための「富谷市生涯スポーツ活動振興事業費補助金」制度を設けています。この制度は、全国規模以上の大会に出場する市民アスリートに対し、その栄誉を称えるとともに、大会参加にかかる経済的負担の一部を軽減するための奨励金を交付するものです。
2025年度(令和7年度)においても、小学生から社会人まで幅広い世代のアスリートが対象となっており、個人の競技力向上はもちろん、富谷市全体のスポーツ振興と活性化に寄与することを目的としています。本記事では、補助金の申請要件、対象となる大会の定義、申請手続きの具体的な流れ、そして申請書類作成時の注意点までを詳細に解説します。
■ 本補助金の主要ポイント
・最大5万円の交付(国際大会の場合)
・大会終了後に申請を行う後払い方式
・小学生以上の富谷市民が対象
・申請期限は大会終了後1ヶ月以内(厳守)
補助金の交付対象者
本補助金を受けるためには、以下の要件をすべて満たしている必要があります。申請を行う前に、自身またはお子様が対象となるかを入念に確認してください。
1. 居住要件と年齢要件
申請日時点において、富谷市内に住所を有していることが必須条件です。これは住民基本台帳に記録されていることを意味します。単に富谷市内の学校に通っている、あるいは富谷市内のクラブチームに所属しているだけでは対象となりません。生活の拠点が富谷市にあることが求められます。
また、対象年齢は「小学生以上」と定められています。未就学児が大会に出場する場合は対象外となりますのでご注意ください。
2. 選手としての出場
本補助金は、実際に競技を行う「選手」を対象としています。大会に登録されている選手であることが条件であり、補欠選手であっても大会規定によりベンチ入りし、選手登録されている場合は対象となる可能性がありますが、応援のみの帯同は対象外です。
監督、コーチ、マネージャー、トレーナー、引率者などのスタッフは、チームにとって重要な存在ですが、本補助金の交付対象には含まれません。あくまで競技者本人への支援を目的としています。
3. プロ・アマチュア規定
「スポーツ活動を職業としていない方」が対象です。企業とプロ契約を結んでいる選手や、競技活動によって生計を立てているプロアスリートは対象外となります。実業団選手などで、社員として勤務しながら競技を行っている場合は対象となるケースが多いですが、詳細は雇用形態や契約内容によります。
他の自治体や団体から同種の補助金や助成金を受けている場合でも申請可能なケースが一般的ですが、二重受給に関する制限がないか、念のため担当窓口へ確認することをお勧めします。
対象となる大会の詳細定義
すべてのスポーツ大会が補助金の対象となるわけではありません。市が定める基準を満たした、権威ある大会である必要があります。以下の基準をクリアしているか確認しましょう。
対象期間
令和7年度(2025年4月1日から2026年3月31日)に開催される大会が対象です。大会期間が年度をまたぐ場合は、大会の初日または開会式の日程が基準となることが一般的ですが、詳細な判断については市の規定に従います。
対象となる大会の種類
| 区分 | 詳細な定義・要件 |
|---|---|
| 国際大会 | 国内予選または選考会を経て、日本代表として出場権を獲得した大会。オリンピック、世界選手権、アジア大会などが該当します。親善試合や交流試合は対象外となる場合があります。 |
| 国民スポーツ大会 (旧:国民体育大会) | 公益財団法人日本スポーツ協会が主催する国民スポーツ大会の本大会。冬季大会も含まれます。 |
| 全国高等学校総合体育大会 (インターハイ) | 全国高等学校体育連盟等が主催する全国規模の大会。 |
| その他の全国大会 | 国、公益財団法人日本スポーツ協会、またはこれに加盟する中央競技団体が主催する全国規模の大会。東北大会などのブロック大会を勝ち抜いて出場権を得た大会が主な対象です。 |
予選の有無について
原則として、県大会や東北大会などの「予選」を経て出場権を獲得した大会が対象です。予選がなく、申し込みだけで誰でも参加できるオープン参加形式の全国大会は、規模が大きくても対象外となる可能性が高いため注意が必要です。ただし、競技人口が少ない等の理由で予選が開催されず、協会推薦等で全国大会へ出場する場合は、その経緯を証明することで対象となることがあります。
補助金額と使途
交付される補助金は、大会の区分に応じて定額で支給されます。かかった経費の領収書を提出して精算する「実費補助」ではなく、活動を支援するための「奨励金」としての性質を持ちます。
| 大会区分 | 交付額(選手1名あたり) |
|---|---|
| 国際大会(海外開催) | 50,000円 |
| 国際大会(国内開催) | 30,000円 |
| 全国大会 | 10,000円 |
この補助金には使途の制限はありません。遠征のための交通費や宿泊費、ユニフォームや用具の購入費、大会参加費、コンディショニング費用など、スポーツ活動に関わる費用として自由に活用することができます。
申請から交付までの完全フロー
補助金の申請は、大会終了後に行います。手続きの遅れは不交付につながるため、以下のスケジュールを参考に計画的に進めてください。
STEP 1: 大会前の準備(情報収集)
大会に参加することが決まったら、まずは「大会要項(実施要項)」を確実に保管しておきましょう。これは申請時に必須となる書類で、大会の主催者や規模を証明する重要な根拠となります。Webサイトで公開されている場合は、PDFデータを保存するか、印刷しておきます。また、自分が選手として登録されていることがわかる「選手名簿」や「プログラム」も入手・保管してください。
STEP 2: 大会出場
日頃の練習の成果を発揮し、大会に出場します。万が一、怪我や体調不良などで欠場(エントリーのみで実際には出場しなかった)した場合は、補助金の対象外となりますのでご注意ください。
STEP 3: 申請書類の作成(大会終了直後)
大会が終了したら、速やかに申請書類の作成に取り掛かります。富谷市公式サイトから最新の様式をダウンロードしてください。手書き用のPDFファイルと、入力用のWordファイルが用意されていることが一般的です。
■ 申請に必要な書類一式
- 交付申請書(様式第1号):住所、氏名、大会名、成績などを記入。
- 請求書兼振込依頼書(様式第4号):振込先口座情報を記入。
- 大会実施要項:主催者、日程、会場等が記載されたもの。
- 選手名簿・プログラムの写し:申請者の氏名が掲載されているページ。
- (団体申請の場合)交付申請者一覧:複数名をまとめて申請する場合の別紙。
STEP 4: 申請書の提出(期限厳守)
作成した書類一式を、富谷市教育委員会生涯学習課へ提出します。提出方法は窓口への持参、または郵送となります。
【重要】申請期限は「大会終了後1ヶ月以内」です。
例えば、10月15日に大会が終了した場合、11月14日が提出期限となります。この期間を過ぎると、いかなる理由があっても申請を受け付けてもらえない可能性があります。郵送の場合は必着となるケースが多いため、余裕を持って発送しましょう。
STEP 5: 審査・交付決定・振込
提出された書類に基づき、市が審査を行います。要件を満たしていることが確認されると「交付決定通知書」が郵送されます。その後、指定した金融機関の口座へ補助金が振り込まれます。申請から振込までの期間は、通常1〜2ヶ月程度を見ておくとよいでしょう。
交付申請書(様式第1号)
- 住所・氏名: 住民票の記載通りに正確に記入してください。省略文字や通称名は避けましょう。
- 大会名: 略称ではなく、正式名称を記入してください。(例:「インターハイ」ではなく「令和7年度全国高等学校総合体育大会」)
- 大会成績: 「予選リーグ敗退」「ベスト16」「〇位」など、具体的な結果を記入します。
請求書兼振込依頼書(様式第4号)
- 口座名義: 原則として申請者本人の口座を指定します。申請者が未成年の場合で、保護者の口座に振り込みを希望する場合は、申請書の委任欄への記入や保護者名義での申請が必要になる場合があります。記入方法については事前に担当課へ確認することをお勧めします。
- フリガナ: カタカナで正確に記入し、濁点・半濁点も明確に書いてください。
- 押印: 押印欄がある場合は、スタンプ印(シャチハタ等)ではなく、認印を使用してください。令和以降、押印が不要となっているケースもありますので、様式の注釈をよく確認してください。
添付書類(要項・名簿)
- コピーでOK: 原本を提出する必要はありません。A4サイズに収まるようにコピーしてください。
- 該当箇所の明示: 選手名簿やプログラムのコピーには、自分の名前が載っている箇所にマーカーを引くなどして、審査員が見つけやすいように配慮すると親切です。
- Webページの場合: インターネット上の情報を印刷する場合、URLや印刷日時がヘッダー/フッターに入っていても問題ありません。必要な情報(大会名、主催者、日程、会場、選手名)が網羅されているか確認してください。
よくある質問(Q&A)
申請にあたってよく寄せられる質問をまとめました。
制度活用のメリットと富谷市のスポーツ振興
富谷市は「住みたくなるまち日本一」を目指し、子育て支援や教育環境の充実に力を入れている自治体です。スポーツ振興もその重要な柱の一つであり、この補助金制度は、市民が夢を持ってスポーツに取り組める環境づくりの一環として実施されています。
全国大会や国際大会への出場は、選手本人にとってかけがえのない経験となると同時に、多額の遠征費や用具代がかかることも事実です。最大5万円という金額は、遠征費の全額をカバーするものではないかもしれませんが、選手の努力を自治体が認め、応援しているという証でもあります。この制度を活用することで、経済的な負担を少しでも減らし、競技に集中できる環境を整えてください。
また、こうした補助金の実績が積み重なることは、市にとっても「スポーツが盛んなまち」としてのアピールになり、将来的なスポーツ施設の充実や新たな支援策の拡充につながる可能性を秘めています。対象となる方は、ぜひ権利としてこの制度を積極的に活用しましょう。
お問い合わせ・書類提出先
申請に関する不明点や、対象大会に含まれるかどうかの事前確認については、以下の担当課までお問い合わせください。特に、初めて申請する場合や、大会の規模が要件を満たすか判断に迷う場合は、申請前に電話で相談することをお勧めします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 担当部署 | 富谷市 教育委員会 生涯学習課 スポーツ振興係 |
| 住所 | 〒981-3305 宮城県富谷市一ノ関臑合山6-8(富谷市役所内ではありませんのでご注意ください) |
| 電話番号 | 022-358-5400 |
| FAX番号 | 022-358-9159 |
| 受付時間 | 平日 8:30 〜 17:30(土日祝日・年末年始を除く) |
提出先住所は市役所本庁舎とは異なる場合があります。持参される際は、事前に場所を確認するか、電話で確認してから訪問するとスムーズです。
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|---|---|---|---|---|---|
| 補助金額 | 最大5万円 | 最大50万円 | 最大50万円 | 最大6万円 | 宿泊料・食糧費等の一部(詳細は要確認) |
| 補助率 | 定額補助です。補助率の概念はありません。 ・国際大会出場: 50,000円(国内開催の場合は30,000円) ・全国大会出場: 10,000円 | 対象経費の2分の1以内(千円未満切り捨て) | 宿泊費:延べ宿泊日数×3,000円、交通費:地域ごとに異なる定額、ピッチ使用料:Jヴィレッジのピッチ使用料を定額で交付(上限3時間)。合計50万円が上限。 | 大会区分と開催地区分に応じて決定 | 補助額は宿泊料・食糧費の実費に基づき、市の規定により算定されます。詳細は公式サイトの資料をご確認ください。 |
| 申請締切 | 2026年3月31日 | 令和7年12月26日まで | 令和8年2月27日まで | 令和8年3月31日まで | 随時受付(大会前に要申請) |
| 難易度 | |||||
| 採択率 | 30.0% | 30.0% | 30.0% | 30.0% | 30.0% |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
| 詳細 | — | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → |
よくある質問
FAQQ この補助金の対象者は誰ですか?
Q 申請に必要な書類は何ですか?
・富谷市スポーツ活動振興事業費補助金請求書兼振込依頼書(様式第4号)
・交付申請者一覧(2名以上の申請を一括して行う場合)
・対象となる大会の実施要項
・対象となる大会の選手名簿