対象となる方
- 事業を営んでいない個人で、指定の地域内で新たに事業を開始する方
- 新たに法人を設立し、指定の地域内で事業を開始する方
- 自治体が指定する「特定創業支援等事業」による支援を受けた証明書を有する方
- 市税等の滞納がなく、今後も継続して事業を行う意思がある方
申請手順
補助金額・補助率
計算例: 補助対象経費として店舗改装費に150万円、設備購入費に50万円(合計200万円)を支出した場合。
補助金額 = 200万円 × 補助率1/2 = 100万円(上限額の範囲内)
対象者・申請要件
対象となる事業者
- 申請日時点で事業を営んでいない個人、または新たに法人を設立する個人。
- 申請先の市区町村に住民登録があり、今後も居住・事業継続の意思があること。
- 商工会議所等が実施する「特定創業支援等事業」を受け、証明書の発行を受けていること。
- 許認可等が必要な業種の場合、事業開始までに当該許認可等を取得していること。
- 市区町村が定める期間内に創業すること(例: 令和7年4月1日以降)。
- 市税(住民税、固定資産税等)の滞納がないこと。
対象とならない事業者
- 国または他の地方公共団体から、同一の経費を対象とする他の補助金等の交付を受けている場合。
- 過去に同一の創業補助金の交付を受けたことがある者。
- 政治的活動または宗教的活動を目的とする事業。
- 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の規定による許可または届出を要する事業。
- 暴力団員または暴力団と密接な関係を有する者。
補助対象経費
重要: 補助金の交付決定前に発注・契約・支払いを行った経費は、原則として補助対象外です。必ず交付決定通知書を受領した後に事業に着手してください。
必要書類一覧
審査基準・採択のポイント
主な審査項目
- 事業計画の具体性・実現可能性: 事業内容、販売計画、資金計画が具体的で、実現の見込みが高いか。
- 地域経済への貢献度: 地域の課題解決に資するか、新たな雇用創出や地域内の経済循環に繋がるか。
- 事業の継続性: 補助事業終了後も、自律的に事業を継続していけるだけの収益性が見込めるか。
- 申請者の熱意・能力: 創業に対する強い意欲や、事業遂行に必要な知識・経験を有しているか。
採択率を高めるポイント
- 事業計画書において、ターゲット顧客、市場規模、競合との差別化、収益計画(売上・利益)を客観的なデータに基づき具体的に記述する。
- 補助金を活用して導入する設備や行う事業が、どのように売上向上や生産性向上に繋がるのか、論理的に説明する。
- 申請前に自治体の担当窓口や商工会議所に相談し、事業計画のブラッシュアップを行う。
- 提出書類に不備がないよう、募集要項を熟読し、チェックリストを活用して何度も確認する。
採択率(参考): 自治体や公募時期により異なりますが、一般的に40%~70%程度とされています。事業計画の完成度が採択を大きく左右します。
よくある質問
Q1: 申請前に事業を開始してしまいました。対象になりますか?
A: 多くの自治体では、補助金の申請日より前に創業した場合(開業届の提出や法人設立登記)は対象外となります。必ず創業前に申請要件を確認し、自治体の指示に従ってください。
Q2: 「特定創業支援等事業」とは何ですか?
A: 地域の商工会議所や金融機関などが実施する、創業希望者向けのセミナー(創業塾)や個別相談窓口などの支援事業です。通常、1ヶ月以上にわたり4回以上の支援を受けることで証明書が発行されます。詳細は自治体の担当課へお問い合わせください。
Q3: 自己資金が少なくても申請できますか?
A: 申請は可能ですが、審査において事業の実現可能性や継続性が重視されます。補助金は後払いのため、事業開始当初に必要な資金(自己資金や融資)を確保していることが重要です。事業計画書で具体的な資金調達計画を示す必要があります。
Q4: 補助金はいつ受け取れますか?
A: 補助金は精算払い(後払い)が原則です。交付決定後、計画通りに事業を実施し、経費の支払いを完了させた後、実績報告書を提出します。その内容が審査され、補助金額が確定した後に指定口座へ振り込まれます。申請から受給までには数ヶ月以上かかるのが一般的です。
Q5: 補助事業終了後、報告義務はありますか?
A: はい、多くの制度で補助事業完了後の数年間(例:3年間)、事業の経営状況を報告する義務が課せられます。確定申告書や決算書の写し等を提出する必要がありますので、ご注意ください。
制度の概要・背景
多くの地方自治体が実施する「創業促進補助金」は、地域内での新たな事業創出を促し、産業の活性化と雇用の創出を図ることを目的とした制度です。創業期には、設備投資や広告宣伝費など多額の初期費用が必要となりますが、資金調達が大きな課題となるケースが少なくありません。
本制度は、こうした創業初期の資金的負担を軽減することで、意欲ある創業者の挑戦を後押しし、地域に新たな活力をもたらすことを目指しています。特に、商工会議所等と連携した「特定創業支援等事業」を要件とすることで、事業計画の実現性を高め、創業後の円滑な事業継続をサポートする仕組みとなっています。
まとめ・お問い合わせ先
市区町村が実施する創業促進補助金は、これから事業を始める方にとって非常に有効な支援策です。補助上限額や対象経費は自治体によって異なりますが、創業初期の負担を大幅に軽減できる可能性があります。申請には事業計画書の作成など準備が必要ですので、ご検討中の方は早めに情報収集を開始することをお勧めします。