対象となる方
- 長野県富士見町内に山林を所有する森林所有者
- 1団地あたり0.1ヘクタール以上の間伐事業を計画している方
- 富士見町が賦課する町税および料金の滞納がない方
- 森林整備を目的として間伐を実施する方
申請手順
重要: 円滑な手続きのため、申請前に必ず担当部署へ事前相談を行うことが推奨されています。また、対象森林によっては伐採届の別途提出が必要です。
補助金額・補助率
本補助金は、事業費全体に対して補助率を乗じるのではなく、町が定める標準単価を基に補助金額が算出されます。標準単価は年度や社会経済情勢により変動する可能性があるため、最新の単価については申請前の相談時に必ず担当部署へご確認ください。
計算例:
仮に、町が定める標準単価が1ヘクタールあたり30万円で、0.5ヘクタールの間伐事業を実施した場合、以下のように計算されます。
基準額: 300,000円/ha × 0.5ha = 150,000円
補助金額: 150,000円 × 1/2 = 75,000円
この場合、補助金額は75,000円となります(上限額20万円以内)。
対象者・申請要件
対象となる事業者
- 富士見町内に補助対象となる山林を所有する森林所有者(個人・法人を問わない)
事業に関する要件
- 富士見町森林整備計画に基づき行う、伐採率が30パーセント以上の間伐事業であること。
- 事業規模が1団地あたり0.1ヘクタール以上であること。
- 持続的な森林整備を目的とした間伐であること。
対象とならない場合
- 国や県の「信州の森林づくり事業」または町の「里山整備事業」が実施されている、または実施される予定の森林。
- 富士見町が賦課する町税および各種料金に滞納がある場合。
- 森林整備以外の目的(宅地造成、皆伐など)で行う伐採。
補助対象経費
本補助金は、間伐事業そのものに対して交付されるものであり、特定の経費項目を積み上げて申請する方式ではありません。ただし、補助対象となる「間伐事業」には、一般的に以下の作業が含まれます。
重要: 補助金の交付決定前に着手した事業は補助対象外となります。必ず交付決定通知書を受け取ってから、間伐作業を開始してください。
必要書類一覧
審査基準・採択のポイント
主な審査項目
- 計画の整合性: 富士見町森林整備計画との整合性がとれているか。
- 事業の妥当性: 伐採率(30%以上)や事業規模(0.1ha以上)などの要件を満たしているか。
- 目的の明確性: 森林の健全な育成や機能維持といった、森林整備の目的が明確であるか。
- 申請者の適格性: 森林所有者本人であり、町税等の滞納がないか。
採択率を高めるポイント
- 事前相談の徹底活用: 申請前に担当部署へ相談し、事業計画の妥当性や必要書類について確認することで、申請の不備を防ぎ、円滑な審査につながります。
- 伐採届の事前確認: 申請地が地域森林計画の対象森林である場合、伐採開始の90日前から30日前までに伐採届の提出が別途必要です。この手続きを失念すると事業に着手できないため、補助金申請と並行して必ず確認してください。
- 明確な位置図の作成: 申請地の地番だけでなく、住宅地図や航空写真に対象範囲を明記するなど、第三者が見ても場所を正確に特定できる図面を添付することが重要です。
- 証拠写真の確実な撮影: 実績報告には作業後の写真が必須です。作業前後の状況が比較できるよう、同じアングルから撮影しておくことをお勧めします。
よくある質問
Q1: 伐採届とは何ですか?この補助金申請とは別ですか?
A: はい、別の手続きです。森林法に基づき、地域森林計画の対象となっている民有林で立木を伐採する場合、事前に市町村長へ「伐採及び伐採後の造林の届出書(伐採届)」を提出することが義務付けられています。補助金の対象地が該当するかどうかは、事前相談の際に必ずご確認ください。
Q2: 自分で作業せず、業者に依頼した場合も対象になりますか?
A: はい、対象となります。申請者は森林所有者ですが、実際の作業を森林組合や林業事業体に委託した場合でも補助対象です。ただし、補助金は申請者である森林所有者に交付されます。
Q3: 伐採した木を売却しても補助金は受けられますか?
A: はい、受けられます。間伐材を搬出し、木材として販売(利用)することは森林資源の有効活用につながるため、問題ありません。いわゆる「切り捨て間伐」だけでなく、「搬出間伐」も補助対象です。
Q4: 申請期間はいつまでですか?
A: この事業は令和8年(2026年)3月31日まで実施されています。ただし、年度ごとに予算が設定されている可能性があるため、事業実施を計画している年度の早めに申請・相談することをお勧めします。
制度の概要・背景
本補助金は、富士見町内の山林の適切な管理を促進し、持続可能な森林整備を図ることを目的としています。森林は、木材生産という経済的機能だけでなく、国土の保全、水源の涵養、生物多様性の保全、地球温暖化の防止といった多面的な機能を有しています。
しかし、林業従事者の高齢化や木材価格の低迷などにより、手入れが不足している森林が増加しています。間伐などの適切な森林整備が行われないと、林内が暗くなり下草が生えにくくなることで土壌流出の危険性が高まったり、木の成長が阻害され、災害に弱い森林になる恐れがあります。本制度は、森林所有者が行う間伐作業の経済的負担を軽減することで、健全な森林づくりを後押しするものです。
まとめ・お問い合わせ先
「富士見町間伐対策事業補助金」は、町内の森林所有者が森林の価値を維持・向上させるために非常に有効な支援制度です。申請手続きを円滑に進めるためにも、計画段階での事前相談が鍵となります。ご自身の山林の整備を検討されている方は、ぜひ活用をご検討ください。