対象となる方
- 埼玉県内に営業所を設置する貨物自動車運送事業者
- 資本金3億円以下または従業員300人以下の中小企業者、または従業員20人以下の小規模企業者
- 女性トラックドライバーの採用・定着のため、職場環境の整備を計画している事業者
- 就業規則を作成し、労働基準監督署へ届出を行っている事業者
申請手順
補助金額・補助率
計算例 (小規模企業者の場合):
女性用更衣室の設置工事に400万円(税抜)かかった場合、補助対象経費400万円 × 補助率2/3 = 約266.6万円。補助限度額内のため、266万6千円が交付されます。
対象者・申請要件
対象となる事業者
以下の全ての要件を満たす、中小企業者または小規模企業者が対象です。
- 申請日において、貨物自動車運送事業法に規定される事業許可を受けている、または届出を行っていること(埼玉県内に営業所を設置するものに限る)。
- 女性ドライバーを採用するため、求人募集等を行う意思があること。
- 補助金申請日時点で県内で事業を行っており、引き続き県内で事業を継続する意思があること。
- 就業規則を作成し、労働基準監督署に届出を行っていること。
- 現状で建築関連法令を遵守しており、本補助金による整備においても当該法令に則ること。
補助対象経費
女性ドライバーの採用・定着を目的とした、県内事業所における以下の設備等の整備事業が対象です。
重要: 交付決定前に発注・契約した経費は補助対象外です。必ず交付決定通知を受領後に契約してください。また、消費税及び地方消費税、補助対象設備のリース費用は対象外となります。
必要書類一覧
審査基準・採択のポイント
優先採択について
申込者多数の場合は、国土交通省が実施している「ホワイト物流」推進運動に係る自主行動宣言を行っている企業が優先して交付されます。自主行動宣言は、企業の取引環境や長時間労働の改善に向けた自主的な取り組みを宣言・公表するものです。
採択率を高めるポイント
- 事業計画書において、環境整備が女性ドライバーの採用や定着にどう繋がるかを具体的に示す。
- 採用計画人数と整備する設備の規模(トイレの個数など)の整合性を明確にする。
- 「ホワイト物流」推進運動への自主行動宣言を済ませておくことで、優先採択の対象となる。
- 申請前に担当窓口へ電話連絡し、事業内容や申請方法について不明点を解消しておく。
よくある質問
Q1: 申請前に必ず電話連絡が必要ですか?
A: はい、必要です。申請方法の案内に「電話連絡の上」と明記されています。事前に連絡し、事業内容の相談や手続きの確認を行うことを推奨します。
Q2: 交付決定前に着工した工事は対象になりますか?
A: いいえ、対象外です。補助対象経費は、交付決定日以後に新たに取り組んだ事業に要した経費に限られます。必ず交付決定通知書を受け取ってから、契約や発注を行ってください。
Q3: 補助金を受けた後、何か義務はありますか?
A: はい、補助事業完了後5年間、毎年の追跡調査に協力する必要があります。具体的には、売上高等の決算書類や女性ドライバーの採用状況等の報告書を提出します。
Q4: リースで設備を導入する場合も対象ですか?
A: いいえ、補助対象設備等のリースは補助対象外とされています。購入または工事が対象となります。
制度の概要・背景
本補助金は、埼玉県がトラック運送業界における深刻な人手不足の解消を目的として実施する支援制度です。特に、女性が働きやすい職場環境を整備することで、新たな人材である女性トラックドライバーの確保・定着を促進することを目指しています。
物流の「2024年問題」に代表されるように、運送業界は長時間労働の是正や担い手不足といった課題に直面しています。本補助金を活用し、女性専用の更衣室やトイレ、休憩室などを整備することは、多様な人材が活躍できる魅力的な職場づくりに繋がり、企業の持続的な成長に貢献することが期待されます。
まとめ・お問い合わせ先
埼玉県「運送事業者環境整備補助金」は、女性ドライバーの採用を目指す運送事業者にとって、職場環境改善の費用負担を軽減できる貴重な制度です。申請には事前の電話連絡が必要であり、締切も設けられていますので、活用を検討される事業者は早めの準備をお勧めします。