出雲崎町新生活スーパー住まい取得・リフォーム支援補助金とは
新潟県出雲崎町では、人口減少対策および定住促進の一環として、町内で新たに生活を始める方や、現在お住まいの若者・子育て世帯を対象に、住宅の取得やリフォーム費用を補助する「新生活スーパー住まい取得・リフォーム支援補助金」を実施しています。
この制度の最大の特徴は、補助金額の上限が120万円と手厚く設定されている点です。住宅の新築や購入だけでなく、既存住宅のリフォームも対象となるため、ライフスタイルに合わせた住環境の整備に活用できます。特に、これから出雲崎町への移住を検討している方や、実家での同居・近居を考えている若年層にとっては、経済的な負担を大幅に軽減できる大きなチャンスとなります。
■ ポイント
この補助金は「若者世代」や「転入者」の定住を強力にバックアップするための制度です。要件を満たせば、基本額に加え、世帯の状況に応じた加算額が受け取れます。
制度の目的と背景
出雲崎町は、日本海に面した歴史ある町ですが、全国的な課題である少子高齢化や人口流出に直面しています。この補助金制度は、以下の3つの主要な目的を持って運用されています。
- 若者・子育て世代の定住促進:将来を担う世代が安心して住み続けられる環境を整える。
- 転入者の増加:町外からの新しい住民を迎え入れ、地域の活性化を図る。
- 地域経済の活性化:町内の施工業者を利用することで、地域産業への波及効果を狙う。
補助金額の詳細と計算方法
本補助金の交付額は、一律ではなく「基本額」と「加算額」の合計で決定されます。ご自身の世帯状況や工事の内容によって補助金額が変動するため、事前にしっかりとシミュレーションを行うことが重要です。
| 項目 | 金額・計算式 |
|---|
| 補助金上限額 | 120万円 |
| 基本額 | 50万円 |
| 加算額 | 交付対象事業費 × 加算率(合計) |
注意:交付対象事業費が112万円未満の場合、上記にかかわらず、交付額は対象事業費の50%となります。少額のリフォーム工事等の場合はご注意ください。
加算率の仕組み
基本額50万円に上乗せされる「加算額」は、以下の表にある条件に該当する場合、それぞれの率を事業費に乗じて算出されます。複数の条件に該当する場合は、率を合算することができます。
| 区分 | 加算率 | 内容 |
|---|
| 子育て・若年者 | 3% | 中学生以下の子を扶養、または夫婦ともに40歳以下など |
| 同居・近居 | 2% | 親世帯と同居、または町内に近居する場合 |
| 転入 | 2% | 出雲崎町へ新たに転入する場合 |
| 町内業者施工 | 1% | 町内の業者を利用して工事を行う場合 |
補助金額シミュレーション
具体的なケースで補助金額がいくらになるか計算してみましょう。
ケース1:子育て世帯が町外から転入し、町内業者で新築住宅を取得(事業費2,000万円)
- 基本額:50万円
- 加算率合計:
- 子育て・若年者:3%
- 転入:2%
- 町内業者施工:1%
- 合計:6%
- 加算額計算:2,000万円 × 6% = 120万円
- 合計:50万円 + 120万円 = 170万円
- 支給額:上限規定により 120万円
ケース2:町内在住の若者夫婦が、親と同居するためにリフォーム(事業費300万円)
- 基本額:50万円
- 加算率合計:
- 加算額計算:300万円 × 5% = 15万円
- 合計:50万円 + 15万円 = 65万円
補助対象者の詳細条件
この補助金を受けるためには、申請日において以下のいずれかの要件を満たしている必要があります。誰でも受けられるわけではないため、ご自身が対象となるか慎重に確認してください。
1. 子育て・若年者世帯
以下のいずれかに該当する方が対象です。
- 中学生以下の子どもがいる世帯:申請日時点で、中学生以下の子を扶養している方。
- 若年夫婦・単身者:申請日時点で40歳以下の方。既婚者の場合は、夫婦ともに40歳以下である必要があります。
2. 転入者
出雲崎町に定住する意思を持って転入される方が対象です。これから出雲崎町に住む予定の方も含まれますが、実績報告(完了報告)の時点では住民登録が完了している必要があります。
3. その他の共通要件
上記の属性要件に加え、以下の条件をすべて満たす必要があります。
- 5年以上の定住:補助対象となる住宅に、5年を超えて居住すること。「定住宣言書」の提出が求められます。
- 税金の滞納がないこと:申請者および世帯員全員に、出雲崎町の税金や使用料等の滞納がないことが条件です。転入者の場合は、転入前の市町村税に滞納がないことが求められます。
- 火災警報器の設置:住宅用火災警報器を設置済み、または工事と同時に設置する必要があります。
- 暴力団排除:申請者や世帯員が暴力団員でないこと、暴力団と密接な関係がないこと。
補助対象となる工事・経費
補助の対象となるのは、定住を目的とした「住宅の取得」または「リフォーム工事」です。事業所や店舗併用住宅の場合は、居住部分のみが対象となります。
対象となる事業
| 区分 | 内容 |
|---|
| 住宅取得 | 新築住宅の建設、または建売住宅・中古住宅の購入。 |
| リフォーム工事 | 既存住宅の増改築、修繕、模様替えなどの工事。ただし、工事費用が50万円以上である必要があります。 |
| 取得+リフォーム | 中古住宅を購入し、併せてリフォームを行う場合。 |
対象外となる工事・経費
以下の費用は補助対象外となりますので、見積もりを取得する際に区別しておく必要があります。
- 解体工事費:古い家屋を取り壊す費用。
- 外構工事費:門、塀、造園、車庫、物置、宅地の舗装など、住宅本体と一体でない部分の工事。
- 親族間売買:親子間や親族間での売買による取得、相続や贈与による取得は対象外です。
- 家具・家電購入費:エアコンや照明器具など、取り外し可能な設備の購入費用(工事を伴わないもの)。
注意:リフォーム工事の場合、50万円未満の小規模な工事は対象外となります。必ず総額が50万円以上になるよう計画してください。
申請手続きの流れ
補助金を受け取るためには、工事着手前に申請を行うなど、定められた手順を遵守する必要があります。手順を誤ると補助金が交付されない場合があるため、以下のフローを確認してください。
Step 1:事前相談
まずは、出雲崎町役場 建設課 管理係(電話:0258-78-2296)へ連絡し、補助金の利用について相談してください。ご自身の計画が補助対象になるか、予算枠に残余があるかなどを確認します。
Step 2:申出書の提出(着工前)
工事契約や着工の前に、「申出書(様式第1号)」および必要書類を提出します。この段階で、事業計画の審査が行われます。
提出期限:令和7年11月28日まで
Step 3:工事着手
申出書が受理され、問題がなければ工事に着手します。リフォームの場合は、着手前の写真を必ず撮影しておいてください(完了報告時に必要です)。
Step 4:中間報告
工事請負契約や売買契約を締結した後、「中間報告書(様式第4号)」に契約書の写しを添えて提出します。これにより、具体的な契約金額や工期を町に報告します。
Step 5:工事完了・実績報告
工事が完了し、代金の支払いが済んだら、「交付申請書兼実績報告書(様式第5号)」を提出します。この書類には、領収書の写しや完成写真、住民票などが添付書類として必要になります。
Step 6:補助金の交付
実績報告書の内容が審査され、適正と認められれば「交付決定通知書」が届きます。その後、指定した金融機関の口座に補助金が振り込まれます。
申出時(Step 2)に必要な書類
- 申出書(様式第1号):基本情報を記入します。
- 位置図・平面図:住宅の場所がわかる地図と、間取り図。
- 工事見積書の写し:内訳がわかる詳細なもの。
- 着手前写真:リフォームの場合、工事箇所ごとの現況写真。
- 所有者の承諾書(様式第2号):借家や親所有の家をリフォームする場合に必要。
- 証明願(様式第3号):納税状況の確認用。転入者は前住所地の納税証明書が必要。
- 住民票(世帯用):世帯全員が記載されたもの。
- 戸籍謄本等:親子関係の証明などが必要な場合。
中間報告時(Step 4)に必要な書類
- 中間報告書(様式第4号):契約締結の報告。
- 契約書の写し:工事請負契約書または売買契約書。
実績報告時(Step 5)に必要な書類
- 交付申請書兼実績報告書(様式第5号):最終的な申請書。
- 領収書の写し:代金の支払いが完了したことを証明するもの。
- 完成写真:工事完了後の状況がわかる写真(着手前と同じアングルが望ましい)。
- 登記事項証明書:建物の登記簿謄本(所有権保存登記等が完了していること)。
- 定住宣言書(様式第6号):5年以上住み続けることの誓約書。
■ ポイント
書類の不備は審査の遅れにつながります。特に「納税証明書」や「住民票」は発行から3ヶ月以内のものを用意するなど、有効期限にも注意してください。
よくある質問(FAQ)
申請を検討されている方から寄せられる、よくある質問をまとめました。
Q. 既に工事を始めてしまいましたが、今から申請できますか?
A. 原則として、工事着手後の申請は受け付けられません。必ず着工前(契約前が望ましい)に申出書を提出する必要があります。まずは建設課にご相談ください。
Q. 補助金はいつ振り込まれますか?
A. 全ての工事が完了し、実績報告書を提出した後、町の審査を経てからの支払いとなります。報告書提出から振込までは通常1ヶ月〜2ヶ月程度かかります。
Q. 中古住宅を購入してリフォームする場合、補助金はどうなりますか?
A. 中古住宅の購入費とリフォーム工事費を合算した額を対象事業費として申請できます。その場合も上限額は120万円となります。
Q. 町外の業者に工事を依頼しても対象になりますか?
A. はい、対象になります。ただし、「町内業者施工」の加算(1%)は適用されません。
Q. 補助金をもらった後、転勤で引っ越すことになりました。返還が必要ですか?
A. 5年以上の定住が条件となっているため、5年以内に転出した場合は補助金の返還を求められる可能性があります。やむを得ない事情がある場合は、事前に町へ相談してください。
Q. 親の土地に自分名義で家を建てる場合は対象ですか?
A. はい、建物の取得者が申請者ご本人であれば対象となります。
Q. 併用住宅(店舗兼住宅)のリフォームは対象ですか?
A. 居住部分の工事費のみが対象となります。見積書等で居住部分と店舗部分の費用を明確に区分する必要があります。
Q. 予算がなくなったら終了ですか?
A. はい、本補助金は予算の範囲内での交付となります。申請期限前であっても、予算上限に達した場合は受付を終了することがありますので、早めの申請をお勧めします。
出雲崎町で叶える理想の暮らし
出雲崎町は、「良寛さま」の生誕地として知られ、歴史情緒あふれる街並みと美しい日本海の夕日が魅力の町です。この補助金制度を活用することで、経済的な負担を減らしながら、豊かな自然環境の中でのびのびとした子育てや、ゆとりある生活を実現することができます。
住宅の取得やリフォームは人生における大きな決断です。最大120万円という手厚い支援は、その決断を後押しする大きな力となるはずです。ぜひこの機会に、出雲崎町での新しい生活、あるいはより快適な住まいづくりを検討してみてはいかがでしょうか。
お問い合わせ先
本補助金に関する具体的な相談や申請手続きについては、下記担当課まで直接お問い合わせください。
出雲崎町役場 建設課 工務係
- 住所:〒949-4392 新潟県三島郡出雲崎町大字川西140番地
- 電話番号:0258-78-2296
- ファクス:0258-41-7322
- E-Mail:koumu@town.izumozaki.niigata.jp
- 受付時間:午前8時30分 ~ 午後5時15分(土日祝日・年末年始を除く)
※本記事は2024年時点の情報に基づき作成しています。最新の募集状況や様式のダウンロードについては、出雲崎町の公式ホームページをご確認ください。