熊本県合志市で新たな商品開発を目指す農業者や中小企業の皆様へ。最大100万円、条件によっては補助率100%という手厚い支援が受けられる「合志市六次産業化及び農商工連携新商品等開発事業補助金」の令和7年度公募情報(予定含む)を徹底解説します。地域資源を活かした新商品開発や既存商品のブラッシュアップを検討中の方は必見です。
この記事でわかること
- 最大100万円・補助率100%の支援内容と計算方法
- 六次産業化・農商工連携の具体的な定義と対象者
- 審査会を突破するためのプレゼン・企画書のコツ
- 申請から交付決定、実績報告までの詳細フロー
この補助金の概要・ポイント
合志市六次産業化及び農商工連携新商品等開発事業補助金は、市内の農業者や中小企業が、地元の農産品を活用して行う新商品開発や既存商品の改良を支援する制度です。農業者の所得向上と地域産業の活性化を目的としており、特に「新規商品の開発」に対しては非常に高い補助率が設定されているのが最大の特徴です。
この補助金の重要ポイント
- 補助金額: 最大100万円(予算範囲内で按分の可能性あり)
- 補助率: 新商品開発なら最大100%、既存商品改良は50%
- 対象者: 合志市内の農業者または中小企業等
- 申請期間: 2025年11月13日~12月12日(予定情報に基づく)
※年度により春公募(5月頃)の場合もあるため、必ず公式サイトを確認してください。
この補助金は、単にお金を出すだけでなく、事業者の「やる気」と「計画性」を重視します。そのため、書類審査だけでなく審査会(プレゼンテーション)が実施される点が他の小規模補助金とは異なります。
対象者・申請要件の詳細
対象となる事業者
補助金の対象となるのは、合志市に拠点を置く「農業者」または「中小企業等」です。ただし、単に市内にあれば良いわけではなく、市税の滞納がないことが前提条件となります。
対象となる事業内容(六次産業化・農商工連携)
本補助金では、以下のいずれかに該当する取り組みが求められます。単なる仕入れ販売ではなく、「開発」の要素が必要です。
1. 六次産業化農業者が生産(1次)だけでなく、加工(2次)や販売(3次)までを手掛けることで、経営体質の強化を目指す取り組み。
2. 農商工連携農業者と中小企業等が連携して、互いの強みを活かしながら新商品やサービスを開発する取り組み。
補助金額・補助率の詳細
この補助金の最大の特徴は、新規申請者かつ新商品開発の場合、補助率が100%になる可能性がある点です。ただし、過去に交付を受けている場合は計算が複雑になります。
補助額の算定ルール(重要)
補助額は以下のルールで決定されます。特に「過去5年間の交付額」が影響する点に注意してください。
計算例(新商品開発の場合):
過去5年間で一度もこの補助金を受けていない場合 → 満額100万円申請可能。
過去に30万円の交付を受けている場合 → 100万円 – 30万円 = 70万円が今回の上限。
補助対象経費の詳細
対象となる経費
新商品等の開発に直接必要な経費が対象です。消費税は対象外となります。
経費に関する注意事項
- 機器購入費の制限: 全額が対象になるわけではなく、対象経費全体の2/3までしか計上できません。残りの1/3は他の経費(消耗品や外注費)である必要があります。
- 消費税: 補助対象外です。見積書や請求書では税抜金額で計算してください。
- 予算按分: 採択者全員の補助額合計が市の予算を超えた場合、申請額から減額される可能性があります。
申請から採択までの流れ
申請は書類提出だけでなく、審査会への出席が必須です。スケジュールを確保しておきましょう。
1
書類作成・提出
事業計画書や企画書を作成し、合志市商工振興課へ提出します。メールや専用フォームでの提出も可能です。
2
審査会(プレゼンテーション)
公募期間終了後に実施される審査会に出席し、事業内容を説明します。事業者の出席が必須です。
3
内示・交付申請
審査を通過すると内示があります。その後、正式な交付申請を行います。
4
事業実施
交付決定後に事業を開始します。試作、機器購入、パッケージ制作などを行います。期間は3月31日までです。
5
実績報告・補助金支払
事業終了後、実績報告書と領収書等を提出。検査を経て補助金額が確定し、支払われます。
採択されるためのポイント・コツ
審査会があるため、書類の完成度だけでなく「熱意」と「具体性」を伝えることが重要です。一般的に、以下のポイントが評価されます。
審査で高評価を得るポイント
- 合志市の農産品活用
地元の素材をどう活かすか、そのストーリー性が重要です。地域産業への波及効果をアピールしましょう。 - 実現可能性の高い販売計画
「作って終わり」ではなく、どこで、誰に、いくらで売るのか。具体的な販路やターゲット設定が求められます。 - 新規性と独自性
既存商品と何が違うのか。パッケージ変更だけの場合は「著しく効用を増加させる」理由が必要です。 - 連携のシナジー(農商工連携の場合)
農業者と商工業者が連携することで、単独ではできないどのような価値が生まれるかを説明してください。 - 試作品やイメージの提示
審査会では、試作品(あれば)や具体的なデザイン案を見せることで、説得力が格段に上がります。
よくある失敗・注意点
- 機械を買うことが目的になっている → 対策: 機械導入はあくまで手段。その結果生まれる「新商品」に焦点を当てて記述する。
- スケジュールがタイトすぎる → 対策: 3月末までに実績報告まで完了する必要があります。余裕を持った計画を立てる。
- 見積書の不備 → 対策: 機器や外注費の見積書は早めに取得し、有効期限や宛名を確認する。
必要書類チェックリスト
活用事例・想定シーン
農業者(六次産業化)
規格外野菜の加工
市場に出せない規格外の野菜を活用し、乾燥野菜チップスやペーストを開発。乾燥機や粉砕機の購入費、パッケージデザイン費に補助金を活用。
菓子製造業(農商工連携)
地元フルーツの新スイーツ
市内の果樹農家と連携し、季節限定のフルーツタルトを開発。農家からの仕入れルート確立と、販促用チラシ作成、試作材料費に活用。
食品加工業(既存改良)
パッケージ刷新で販路拡大
既存の加工品のパッケージを一新し、贈答用としての価値を付加。デザイン費と初回印刷費に補助金を活用(補助率50%)。
よくある質問(FAQ)
Q
過去にこの補助金を受けたことがあっても申請できますか?
はい、申請可能です。ただし、補助限度額(100万円)から過去5年間に交付された金額の合計を差し引いた額が今回の上限となります。過去に満額(100万円)受給している場合は、実質的に申請枠が残っていない可能性があります。
Q
「既存商品の改良」とは具体的にどのようなことですか?
既に販売実績がある商品について、販路開拓や売上向上を目的にパッケージ変更や機器導入を行うことです。ただし、著しく付加価値を高める改良(例:常温保存不可だったものをレトルト化して全国販売可能にする等)の場合は、「新商品」とみなされ補助率100%の対象になることもあります。最終判断は審査会で行われます。
Q
パソコンやカメラは補助対象になりますか?
原則として対象外です。パソコンやタブレット、カメラ、車両などは汎用性が高く、本事業以外にも使用できるため認められません。専用の加工機械や包装機などが対象となります。
Q
審査会はどのような形式ですか?
公募期間終了後に実施され、事業者の出席が必須です。詳細は非公開ですが、一般的には提出した企画書に基づきプレゼンテーションを行い、審査員からの質疑応答に対応する形式です。
Q
採択された場合、補助金はいつ振り込まれますか?
事業終了後の「後払い」です。令和7年3月31日までに事業を完了し、実績報告書を提出した後、検査を経て額が確定してから支払われます。事業期間中の資金は自己資金や融資で賄う必要があります。
まとめ
合志市六次産業化及び農商工連携新商品等開発事業補助金は、地域資源を活かした新たな挑戦を強力にバックアップする制度です。最大100万円、補助率100%という好条件は、リスクを抑えて新商品開発を行う絶好のチャンスです。ただし、審査会でのプレゼンや予算按分の可能性があるため、しっかりとした準備が必要です。
申請期間は限られています。まずは合志市商工振興課へ相談し、企画書の作成に着手しましょう。
この補助金の申請をお考えの方へ
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免責事項: 本記事の情報は作成時点(2025年公募予定情報含む)のものです。補助金の内容や公募期間は変更される場合がありますので、申請前に必ず合志市公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事の情報に基づいて行った申請の結果について、当サイトは一切の責任を負いません。