【2025年】由利本荘市木造住宅耐震改修補助事業|最大30万円・対象者・締切12/19
補助金詳細
Details由利本荘市内の昭和56年5月31日以前に着工された木造戸建て住宅を所有する個人(店舗併用住宅は1/2未満)。市税滞納がないこと。
交付申請書、事業計画書、収支予算書、耐震診断結果報告書、補強計画書、工事見積書、納税証明書など
耐震改修工事に要する費用(壁の補強、基礎の補修、屋根の軽量化など)
申請前チェックリスト
補助金概要
Overview秋田県由利本荘市では、地震に強い安全なまちづくりを推進するため、昭和56年以前に建築された木造住宅を対象に、耐震診断および耐震改修工事にかかる費用の一部を補助する制度を実施しています。令和7年度(2025年度)は、耐震診断が実質1万円で受けられるほか、改修工事には最大30万円の補助金が交付されます。募集戸数が限られているため、早めの確認が必要です。
この記事でわかること
- 由利本荘市の耐震診断・改修補助金の具体的な金額と条件
- 令和7年度の募集期間と限られた募集戸数への対策
- 耐震診断から改修工事、補助金受給までの具体的なステップ
- 採択されるためのポイントと一般的な耐震改修の知識
この補助金の概要・ポイント
由利本荘市の本事業は、「耐震診断支援事業」と「耐震改修補助事業」の2段階で構成されています。まずは専門家による診断を受け、その結果に基づいて必要な改修工事を行う場合に補助金が支給される仕組みです。特に診断費用は市が大部分を負担するため、所有者の負担は極めて少なくなっています。
この補助金の重要ポイント
- 補助金額(改修): 最大30万円(工事費の23%)
- 診断費用: 自己負担1万円のみ(総額13万円のうち12万円を市が補助)
- 対象者: 昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅の所有者
- 申請期限: 改修は令和7年12月19日まで(診断は10月31日まで)
- 注意点: 募集戸数が非常に少ない(診断10戸、改修2戸)ため先着順・早期終了に注意
対象者・申請要件の詳細
対象となる住宅・対象者
本補助金は、いわゆる「旧耐震基準」で建てられた住宅の耐震化を促進することを目的としています。以下の要件をすべて満たす必要があります。
| 区分 | 条件 | 対象可否 |
|---|---|---|
| 建築時期 | 昭和56年(1981年)5月31日以前に着工されたもの | ○ 対象 |
| 用途・構造 | 居住用の木造戸建て住宅(店舗併用住宅も可※条件あり) | ○ 対象 |
| 増築の扱い | 昭和56年6月1日〜平成12年5月31日の増築部分が延床面積の1/2未満 | ○ 対象 |
| 申請者 | 対象住宅を所有する個人で、市税等の滞納がないこと | ○ 対象 |
| 過去の利用 | 過去に同市の耐震診断・改修補助を受けている住宅 | × 対象外 |
※店舗兼住宅の場合、店舗部分の床面積が延床面積の2分の1未満である必要があります。
補助金額・補助率の詳細
本事業には「診断」と「改修」の2つの支援があります。それぞれの費用負担と補助額は以下の通りです。
1. 耐震診断支援事業
専門家(耐震診断士)が自宅を訪問し、地震に対する強さを判定します。通常13万円程度かかる診断費用に対し、市が12万円を負担します。
診断費用の自己負担額
1万円
市の負担額
12万円
2. 耐震改修補助事業
診断の結果、耐震性が不足している(上部構造評点が1.0未満)と判定された住宅を、評点1.0以上にするための工事費用を補助します。
最大補助金額
30万円
補助率
23%
補助対象となる工事・経費
耐震改修工事とは、地震の揺れに対して建物が倒壊しないよう補強する工事のことです。具体的には、壁の補強、基礎の補修、屋根の軽量化などが含まれます。
主な対象工事例
| 工事区分 | 内容・具体例 | 対象 |
|---|---|---|
| 壁の補強 | 筋交いの追加、構造用合板の設置など | ○ |
| 基礎の補強 | ひび割れ補修、鉄筋コンクリートによる増し打ち | ○ |
| 屋根の軽量化 | 重い瓦屋根から軽い金属屋根への葺き替え(耐震性向上に寄与する場合) | ○ |
| リフォーム工事 | 耐震補強に関係のない内装工事、設備交換など | × |
工事に関する注意事項
- 耐震改修後の上部構造評点が1.0以上になる工事でなければ補助対象になりません。
- リフォーム工事と同時に行う場合、耐震改修にかかる費用のみが補助対象となります。
申請から採択までの流れ
由利本荘市の制度では、まず「事前相談」が必須となっています。いきなり工事を契約したり着工したりすると補助金が受け取れなくなるため、必ず以下の手順を守ってください。
採択されるためのポイント・コツ
本補助金は募集戸数が非常に少ない(診断10戸、改修2戸)ため、競争率が高くなる可能性があります。確実に支援を受けるためのポイントを解説します。
審査・受付で有利になるポイント
- 募集開始直後の申請
「募集戸数に達し次第締め切り」とあるため、令和7年5月1日の受付開始に合わせて事前相談を済ませておくことが最重要です。 - 事前相談の活用
申請前に必ず建築住宅課へ相談に行きましょう。要件の確認だけでなく、予算状況の把握にもつながります。 - 書類の不備をなくす
納税証明書や図面など、必要書類が揃っていないと受付順位が下がる可能性があります。 - 耐震診断の早期実施
改修補助を受けるには診断結果が必須です。診断には時間がかかる(現地調査2時間+解析期間)ため、早めに動くことが鍵です。
一般的な耐震診断・改修の知識(他地域の事例より)
耐震診断とは?
一般的に、診断員2名程度で訪問し、床下や天井裏を目視で調査します。破壊検査は行いません。筋交いの有無や基礎の状況を確認し、建物の強さを数値化します。(上越市等の事例でも同様の手法が取られています)
改修工事のバリエーション
自治体によっては「全体改修」だけでなく、1階のみを補強する「部分改修」や、段階的に補強する「段階改修」を認めている場合があります。由利本荘市での適用可否については、事前相談時に確認することをおすすめします。
必要書類チェックリスト
| 書類名 | 入手先・備考 | 必須/任意 |
|---|---|---|
| 補助金交付申請書 | 市ホームページまたは窓口で入手 | 必須 |
| 耐震診断結果報告書 | 耐震診断士が作成したもの | 必須 |
| 補強計画書・図面 | 建築士等が作成(改修後の評点計算含む) | 必須 |
| 工事見積書 | 施工業者から取得(内訳明細が必要) | 必須 |
| 納税証明書 | 市税務課で発行(滞納がないことの証明) | 必須 |
活用事例・想定シーン
「まずは自宅の安全性を知りたい」という方が、自己負担1万円で耐震診断を利用。結果を見てから改修するかどうかを家族で検討するケース。
水回りのリフォームに合わせて壁の補強を実施。壁を剥がすタイミングで筋交いを入れることで、工事費の無駄を省きつつ補助金を活用。
耐震改修を行うことで、固定資産税の減額措置や所得税の控除を受けることが可能。補助金と合わせて経済的メリットを最大化。
よくある質問(FAQ)
Q
募集戸数(改修2戸)を超えた場合はどうなりますか?
Q
すでに工事を契約してしまいましたが、申請できますか?
Q
店舗兼住宅でも対象になりますか?
Q
耐震診断士は自分で探す必要がありますか?
Q
固定資産税の減額措置とは何ですか?
まとめ
由利本荘市の木造住宅耐震改修補助事業は、最大30万円の補助に加え、わずか1万円の自己負担で専門的な耐震診断が受けられる非常に有益な制度です。昭和56年以前の住宅にお住まいの方は、まず診断を受けて現状を把握することから始めましょう。
ただし、令和7年度の募集戸数は「診断10戸」「改修2戸」と極めて少数です。予算がなくなり次第終了となるため、5月1日の受付開始に向けて、今すぐ事前相談の準備を進めてください。
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免責事項: 本記事の情報は作成時点(令和7年度情報)のものです。補助金の内容は変更される場合がありますので、申請前に必ず由利本荘市公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事の情報に基づいて行った申請の結果について、当サイトは一切の責任を負いません。
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|---|---|---|---|---|---|
| 補助金額 | 最大30万円 | 最大30万円(設置費用の10/10) | 最大100万円(工事費90万+設計費10万) | 最大20万円 | 最大60万円(工事費の1/3または戸数×2万円の低い額) |
| 補助率 | — | — | — | — | — |
| 申請締切 | 2025年12月19日 | 2025年12月15日まで(自治体により異なる・先着順) | 令和7年12月26日まで | 令和7年12月12日まで | 令和8年1月13日まで |
| 難易度 | |||||
| 採択率 | 30.0% | 100.0% | 30.0% | 30.0% | 30.0% |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
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