【2025年】津野町商品開発支援事業費補助金|最大30万円・個人/団体対象・締切12/26
補助金詳細
Details津野町内に住所を有し、居住している個人又は団体で、事業所、生産施設等を町内に有する者。開発した商品を継続的に製造販売でき、ふるさと納税返礼品に登録できることが条件。
補助金交付申請書、事業計画書、収支予算書、見積書、納税証明書など
消耗品費、印刷製本費、材料費、通信運搬費、委託費、借料など(備品購入費は対象外)
申請前チェックリスト
補助金概要
Overview高知県津野町では、町内の豊かな地域資源を活用した地産地消・地産外商を推進するため、新商品の開発や既存商品の磨き上げに取り組む事業者に対して「津野町商品開発支援事業費補助金」を交付しています。最大30万円の補助に加え、姉妹都市である北海道訓子府町の特産品を活用する場合には最大4/5という高い補助率が適用されるのが特徴です。本記事では、令和7年度(2025年度)の最新公募情報に基づき、対象者や申請要件、採択のポイントを徹底解説します。
この記事でわかること
- 津野町商品開発支援事業費補助金の詳細な補助条件
- 「通常枠」と「訓子府町枠」の違いと補助率
- ふるさと納税返礼品登録などの必須要件
- 申請から採択、事業実施までの具体的なステップ
この補助金の概要・ポイント
津野町商品開発支援事業費補助金は、町内の個人事業主や団体が、地域資源を活用した加工品を新たに開発したり、既存商品を改良したりする際の経費を支援する制度です。特に、開発した商品を津野町の「ふるさと納税返礼品」として登録することが要件となっており、単なる商品開発にとどまらず、町外への販路拡大(地産外商)を強く意識した制度設計となっています。
この補助金の重要ポイント
- 補助金額: 最大30万円
- 補助率: 1/2 〜 4/5(事業区分による)
- 対象者: 町内に住所・事業所を有する個人または団体
- 申請期限: 令和7年12月26日(金)まで
対象者・申請要件の詳細
対象となる事業者
本補助金の対象となるのは、津野町内に拠点を置き、実質的に事業活動を行っている個人または団体です。単に住所があるだけでなく、生産施設や事業所が町内にあることが求められます。また、開発した商品を継続的に製造・販売できる体制があることも重要です。
| 区分 | 条件 | 対象可否 |
|---|---|---|
| 個人事業主 | 町内に住所を有し、居住しており、かつ事業所・生産施設等を町内に有する者 | ○ 対象 |
| 団体・組合 | 町内に拠点を置き活動している団体(任意団体含む場合あり※要確認) | ○ 対象 |
| 町外事業者 | 津野町内に拠点がない場合 | × 対象外 |
必須となる要件
この補助金には、商品開発そのものに関する要件に加え、開発後の展開に関する厳しい要件が設定されています。これらを全て満たす必要があります。
- 個包装された加工品であること: 生鮮食品そのものではなく、加工され、流通に適した個包装形態であることが求められます。
- ふるさと納税返礼品への登録: 本事業を活用して完成した商品は、事業終了後3年間製造販売を継続し、かつ3年間津野町のふるさと納税返礼品に登録できる商品でなければなりません。
- 他補助金との重複禁止: 同一の商品開発事業において、国や県、他の団体の補助金等を重複して活用していないことが条件です。
- 原材料の産地: 町内において生産された農産物等を主原料とすること、または訓子府町の特産品を使用することが求められます。
補助金額・補助率の詳細
補助金額の上限は一律30万円ですが、取り組む事業の内容によって補助率が異なります。特に、北海道訓子府(くんねっぷ)町との連携商品は非常に高い補助率が設定されています。
補助上限金額
30万円
最大補助率
4/5
事業区分ごとの補助率
| 事業区分 | 内容 | 補助率 |
|---|---|---|
| 既存商品の改良 | 既に販売している商品のパッケージ変更、味の改良、サイズ変更など | 1/2以内 |
| 新商品の開発 | これまでになかった全く新しい商品を開発する場合 | 2/3以内 |
| 訓子府町連携 | 姉妹都市である北海道訓子府町の特産品を使用した商品を開発する場合 | 4/5以内 |
補助対象経費の詳細
補助金の対象となるのは、商品開発に直接必要な経費に限られます。特に注意が必要なのは、機械装置などの「備品」購入費が対象外である点です。あくまで開発プロセスや初期のパッケージングにかかる費用が中心となります。
対象となる経費
| 経費区分 | 内容・具体例 | 対象 |
|---|---|---|
| 消耗品費 | 商品開発に必要な消耗品、試作用の器具(耐用年数1年未満のもの)など | ○ |
| 印刷製本費 | パッケージ用ラベルの印刷、商品パンフレット、シール作成費など | ○ |
| 材料費 | 試作開発に必要な原材料費 | ○ |
| 委託費 | 成分分析、デザイン委託、加工委託など | ○ |
| 備品購入費 | 製造機械、冷蔵庫、パソコン、車両などの資産となるもの | × |
経費に関する注意事項
- 機械装置などの設備投資は対象外です。設備導入が必要な場合は、他の補助金(ものづくり補助金や小規模事業者持続化補助金など)の活用をご検討ください。
- 汎用性のあるパソコンやタブレット、事務用品などは対象外となるのが一般的です。
申請から採択までの流れ
申請は随時受け付けているわけではなく、募集期間内に産業課へ書類を提出する必要があります。事業着手は原則として「交付決定後」となりますので、スケジュールには余裕を持ってください。
採択されるためのポイント・コツ
この補助金は「地産地消・地産外商」と「ふるさと納税」がキーワードです。単に美味しいものを作るだけでなく、町外の人に選ばれる商品かどうかが審査の鍵となります。
審査で高評価を得るポイント
- 津野町らしさの表現
津野町産の茶、野菜、木材などの地域資源をどのように活かしているか、ストーリー性が明確であることが重要です。 - ふるさと納税への適合性
返礼品として配送しやすい形状か、冷凍・冷蔵の管理が可能か、パッケージが見栄えするかなど、通販適性が評価されます。 - 事業の継続性
補助金終了後も3年間は製造販売を続ける義務があります。一過性の商品ではなく、安定的に生産・販売できる計画が必要です。 - 訓子府町との連携(該当する場合)
姉妹都市交流の象徴となるような商品は、政策的な意義が高く評価され、補助率も優遇されます。 - 明確なターゲット設定
「誰に」「どのようなシーンで」食べてもらいたい(使ってもらいたい)かが明確な商品は、販売戦略の具体性が評価されます。
よくある失敗・注意点
- 交付決定前の発注 → 対策: 必ず「交付決定通知」を受け取ってから発注・契約を行ってください。事前着手は原則対象外です。
- 個包装されていない → 対策: 「個包装された加工品」が要件です。バラ売りや量り売り前提の商品は対象外となる可能性があります。
- 3年以内に製造中止 → 対策: 3年間の製造販売義務があります。無理のない生産計画を立てましょう。
必要書類チェックリスト
| 書類名 | 入手先・備考 | 必須/任意 |
|---|---|---|
| 補助金交付申請書 | 津野町産業課または公式サイトよりダウンロード | 必須 |
| 事業計画書 | 商品の概要、販売計画、収支予算などを記載 | 必須 |
| 見積書 | 経費の根拠となるもの(業者から取得) | 必須 |
| 納税証明書 | 町税等の滞納がないことを証明するもの | 必須 |
活用事例・想定シーン
津野町産のかぶせ茶を使用した新しいスイーツを開発。パッケージデザイン費と試作材料費に補助金を活用し、高級感のあるギフト商品を完成させた。
これまで簡易包装で直売所のみで販売していた乾燥野菜を、ふるさと納税向けにデザインを一新。ラベル印刷費と成分分析費に補助金を活用。
北海道訓子府町のタマネギと津野町の豚肉を合わせたレトルトカレーを開発。連携枠(補助率4/5)を活用し、リスクを抑えて新商品開発に挑戦。
よくある質問(FAQ)
Q
製造機械の購入は対象になりますか?
Q
訓子府町枠とは何ですか?
Q
ふるさと納税返礼品への登録は必須ですか?
Q
申請すれば必ずもらえますか?
Q
農産物をそのまま販売する場合も対象ですか?
まとめ
津野町商品開発支援事業費補助金は、地域資源を活かした新たな挑戦を最大30万円で後押しする制度です。特にふるさと納税を通じた地産外商を目指す事業者にとっては、開発コストを抑えながら全国へ商品をPRする絶好の機会となります。申請期限は令和7年12月26日までですが、計画的な準備と早めの相談が採択への近道です。
まずは産業課へ相談し、あなたのアイデアが補助対象になるか確認してみましょう。
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免責事項: 本記事の情報は作成時点のものです。補助金の内容は変更される場合がありますので、申請前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事の情報に基づいて行った申請の結果について、当サイトは一切の責任を負いません。
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|---|---|---|---|---|---|
| 補助金額 | 最大30万円 | 最大150万円 | 最大38万円(組合・海外展開時) | 最大100万円 | 最大300万円 |
| 補助率 | 2025/12/10 | 2025/12/08 | — | 新規商品の開発:100% 既存商品の改良:50% | 対象経費の2/3以内(下限額50万円) |
| 申請締切 | 2025年12月26日 | 令和7年12月26日(金)まで | 令和8年1月4日まで | 令和7年12月12日 | 2026年1月16日まで |
| 難易度 | |||||
| 採択率 | 30.0% | 30.0% | 30.0% | 30.0% | 30.0% |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
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