鹿児島県では、国籍や民族の異なる人々が互いの文化的違いを認め合い、共に生きる多文化共生社会の実現を目指しています。この取り組みの一環として、自治会やNPO法人等が実施する在留外国人と地域住民との交流事業や、日本語学習支援などの活動に対して、最大10万円を補助する「かごしま多文化交流共生社会推進事業補助金」の公募を行っています。予算上限に達し次第終了となるため、早めの確認が必要です。
この記事でわかること
- 在留外国人との交流イベントや日本語教室の開催費用を補助
- 自治会、NPO法人、各国友好団体などが申請可能
- 補助率は対象経費の10/10以内(上限10万円)
- 令和8年1月30日まで随時募集中(予算枠あり)
この補助金の概要・ポイント
本補助金は、鹿児島県内の地域コミュニティにおいて、在留外国人が住みやすい環境づくりや、地域住民との相互理解を深めるための活動を支援するものです。小規模な交流会や文化体験イベント、日本語教室の立ち上げなど、地域に根ざした草の根活動の資金として活用しやすい制度設計となっています。
この補助金の重要ポイント
- 補助金額: 上限10万円
- 補助率: 10/10以内(自己負担なしで実施可能ですが上限あり)
- 対象者: 県内の自治会、NPO法人、各国友好団体等
- 申請期限: 令和8年1月30日(金)まで ※予算上限に達し次第終了
対象者・申請要件の詳細
対象となる団体
鹿児島県内に活動拠点を持ち、組織としての体制が整っている団体が対象です。法人格の有無は問われませんが、規約や会計管理の明確さが求められます。
対象となる事業内容
以下のいずれかに該当し、在留外国人が住みやすく、地域住民との交流を促進する事業が対象です。
- 交流促進事業: 料理教室、スポーツ大会、防災訓練など、外国人と日本人が共に参加するイベント。
- 日本文化・地域体験事業: 茶道・書道体験、地域の歴史探訪、自然体験ツアーなど。
- 日本語能力向上事業: 日本語教室の開催、日本語スピーチコンテストなど。
- その他: 多文化共生の趣旨に即した独自の取り組み。
補助金額・補助率の詳細
本補助金は、事業にかかる経費の全額(10/10)を補助対象とすることができますが、上限額が設定されています。また、参加費収入などがある場合は、その収入額を差し引いた経費が補助対象となります。
※消費税及び地方消費税に係る仕入控除税額は減額されます。
※補助件数は15件程度を予定しており、予算がなくなり次第終了します。
補助対象経費の詳細
対象となる経費
事業を実施するために直接必要となる経費が対象です。領収書や明細書等で使途と金額が明確に証明できるものに限られます。
経費に関する注意事項
- 領収書等の証拠書類がない経費は認められません。
- 事業実施期間内(交付決定日〜令和8年2月15日)に支払いが完了している必要があります。
- 参加料等の収入がある場合は、経費総額から収入額を差し引いた額が補助対象となります。
申請から採択までの流れ
本補助金は随時審査・選考が行われます。予算枠(15件程度)が埋まり次第終了となるため、早めの行動が重要です。
1
応募・書類提出
募集期間:令和7年5月19日〜令和8年1月30日。応募書、事業計画書、収支予算書等をメールまたは郵送で提出します。
2
審査・選考(随時)
県による審査が行われ、採択事業が決定されます。選考結果は通知されます。
3
交付申請・決定
採択通知後、正式な補助金交付申請書を提出し、交付決定を受けます。
4
事業実施
交付決定日から令和8年2月15日までの間に事業を実施し、経費の支払いも完了させます。
5
実績報告・補助金受領
事業完了後15日以内(または2月27日まで)に実績報告書を提出。額の確定後、補助金が支払われます。
採択されるためのポイント・コツ
補助金の上限が10万円と小規模であるため、大規模なイベントよりも、地域に密着した具体的で実現性の高い計画が好まれます。
審査で高評価を得るポイント
- 具体的な交流シーンの描写
単に「交流する」だけでなく、「一緒に郷土料理を作る」「防災マップを多言語で作る」など、具体的な活動内容を記載しましょう。 - 在留外国人の参加見込み
外国人が実際に参加できるルート(周知方法や協力団体)が確保されていることをアピールしてください。 - 継続性の視点
一過性のイベントで終わらず、今後の地域づくりにどう繋がるかという視点を盛り込むと評価が高まります。 - 予算の妥当性
使途が明確で、無駄のない予算計画であることを示しましょう。見積書等の根拠があると説得力が増します。 - 早期申請
先着順(予算上限まで)の要素が強いため、企画が固まり次第、早めに申請することが最大のポイントです。
よくある失敗・注意点
- 外国人が参加しない → 対策: 企画段階から外国人住民の意見を聞く、国際交流協会等と連携する。
- 他の補助金との重複 → 対策: 同一事業で他の公的補助金を受けていないか確認する。
- スケジュール管理不足 → 対策: 2月中旬までに事業と支払いを完了させるスケジュールを組む。
必要書類チェックリスト
活用事例・想定シーン
自治会・町内会
多文化防災訓練
地域の防災訓練に外国人を招待し、やさしい日本語での避難誘導や、多言語防災マップの作成ワークショップを実施。非常食の試食会も兼ねて交流を深める。
国際交流団体
世界の料理教室
在留外国人を講師に招き、母国の家庭料理を地域住民と一緒に作る料理教室を開催。食材費や会場費、講師謝金に補助金を活用。
NPO法人
日本語サロン開設
地域で暮らす外国人のための日本語学習支援教室を立ち上げ。テキスト代やボランティア講師の交通費、チラシ印刷費などに充当。
よくある質問(FAQ)
Q
補助金はいつ受け取れますか?
原則として、事業完了後に実績報告書を提出し、審査・確定を経てからの「精算払い」となります。事業実施に必要な資金は一時的に団体で立て替える必要がありますのでご注意ください。
Q
パソコンやカメラなどの備品購入は対象になりますか?
一般的に、事業完了後も団体に残る汎用性の高い資産(パソコン、カメラ、プリンター等)の購入費は対象外となるケースがほとんどです。レンタル料や、事業で使い切る消耗品費として計上することをお勧めします。
Q
個人での申請は可能ですか?
個人での申請はできません。自治会、NPO法人、または規約と代表者が明確な任意団体である必要があります。数人のグループで申請する場合は、規約を作成し、団体としての体裁を整える必要があります。
Q
参加費を徴収しても良いですか?
参加費の徴収は可能ですが、収入がある場合は、事業にかかった経費総額からその収入額を差し引いた金額が補助対象となります。利益が出るような事業は対象外となる可能性があります。
Q
応募書類はどこで入手できますか?
鹿児島県の公式ホームページからWordやExcel形式でダウンロード可能です。また、郵送での提出も可能ですが、可能な限り電子メールでのデータ提出も求められています。
まとめ
「令和7年度かごしま多文化交流共生社会推進事業補助金」は、地域における多文化共生の取り組みを後押しする重要な支援制度です。上限10万円と小規模ながら、補助率が高く、自治会や小さな団体でも活用しやすいのが特徴です。予算枠に限りがあるため、アイデアがある場合は早めに計画を立て、申請準備を進めましょう。
申請期限は令和8年1月30日までですが、随時審査・先着順の要素があるため、早期の応募を強く推奨します。
この補助金の申請をお考えの方へ
申請書類の書き方や事業計画の策定に不安がある場合は、県担当課や専門家へ早めにご相談ください。
免責事項: 本記事の情報は作成時点(2025年7月7日更新情報に基づく)のものです。補助金の内容は変更される場合がありますので、申請前に必ず鹿児島県公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事の情報に基づいて行った申請の結果について、当サイトは一切の責任を負いません。