高松市が誇る特産品や伝統的ものづくり製品の販路拡大を目指す事業者様へ朗報です。高松市では、県外で開催される展示会やオンライン展示会への出展費用を支援する「たかまつ地域産品販路開拓サポート補助金(高松市特産品・伝統的ものづくり展示会等出展事業補助金)」の申請を受け付けています。最大10万円の補助を受けられ、旅費も対象となる使い勝手の良い制度です。本記事では、2025年(令和7年)度の最新情報を基に、申請要件や手続きの流れ、採択のポイントを徹底解説します。先着順のため、早めの準備が鍵となります。
この記事でわかること
- 高松市の特産品・伝統的ものづくり支援の全貌と補助対象
- 展示会出展費や旅費など、具体的な補助対象経費の内訳
- 窓口受付のみとなる申請手続きの具体的なステップ
- 先着順を勝ち抜くための事前準備と書類作成のコツ
この補助金の概要・ポイント
「たかまつ地域産品販路開拓サポート補助金」は、高松市内で特産品や伝統的ものづくり(盆栽、漆器、石製品など)に携わる事業者が、新たな市場を開拓するために県外の見本市やオンライン展示会に出展する際の経費を一部補助する制度です。高松の技と心を全国へ発信するための重要な支援策となっています。
この補助金の重要ポイント
- 補助金額: 最大10万円
- 補助率: 対象経費の1/2以内
- 対象者: 高松市内の特産品・伝統的ものづくり事業者
- 申請期限: 令和8年1月30日まで(ただし予算上限に達し次第終了)
- 審査方式: 先着順(不備があれば順位変動あり)
特に注意が必要なのは「先着順」である点です。予定件数は「伝統的ものづくり枠」が5件程度、「特産品枠」が5件程度と非常に限られています。予算枠が埋まり次第、受付終了となるため、出展計画がある場合は年度初めの早急な検討が推奨されます。
対象者・申請要件の詳細
対象となる事業者
本補助金は、高松市内に拠点を持ち、地域資源を活用した事業を行う方を対象としています。具体的には以下の要件を満たす必要があります。
対象となる製品(特産品・伝統的ものづくり)
高松市では、多島美を誇る瀬戸内海や讃岐山脈の自然に恵まれ、先人の努力により蓄積された技術を「伝統的ものづくり」として重視しています。以下のいずれかに該当する製品が対象です。
- 伝統的ものづくり製品: 盆栽、香川漆器、庵治石製品など、高松の伝統技術により製造された製品。
- 特産品: 本市の特産品として認知されているもの、またはそれらを直接活用した製品。
- 製造要件: 香川県内で製造または加工の最終段階が行われた製品であり、自社製造または自社ブランドとして販売するもの。
補助金額・補助率の詳細
県外展示会への出展には多額の費用がかかりますが、本補助金ではその負担を軽減できます。1事業者につき1年度に1回限り申請可能です。
計算例:
総経費が20万円の場合 → 補助対象経費20万円 × 1/2 = 10万円(満額支給)
総経費が10万円の場合 → 補助対象経費10万円 × 1/2 = 5万円
補助対象経費の詳細
対象となる経費
本補助金の特徴は、出展料だけでなく「旅費」や「通信運搬費」も対象となる点です。遠方への出展において非常に助かる設計となっています。
経費に関する注意事項
- 消費税及び地方消費税は補助対象経費に含まれません(税抜金額で計算)。
- 自社内部での取引や、人件費、飲食費などは対象外です。
- 通信運搬費は外部委託にかかる経費に限られます(自社車両での運搬ガソリン代等は対象外)。
申請から採択までの流れ
申請は「窓口受付のみ」となっています。郵送やオンライン申請はできませんので、高松市役所への訪問が必要です。また、先着順のため、スケジュール管理が非常に重要です。
1
事前準備・計画策定
出展する展示会を選定し、経費の見積もりを取得します。事業実施計画書の下書きを作成しましょう。
2
申請書類の提出(窓口)
高松市産業振興課(市役所7階)へ書類を持参します。受付期間は令和7年4月1日~令和8年1月30日ですが、予算上限に達し次第終了します。
3
審査・交付決定
提出書類に基づき審査が行われます。先着順で審査され、問題がなければ交付決定通知書が届きます。
4
事業実施・実績報告
展示会に出展し、経費を支払います。事業完了後、実績報告書と証拠書類(領収書等)を提出します。
5
補助金の請求・入金
実績報告の審査完了後、確定通知を受けて請求書を提出し、指定口座に補助金が振り込まれます。
採択されるためのポイント・コツ
本補助金は「先着順」という性質上、スピードと正確性が命です。しかし、ただ早く出せば良いわけではなく、要件を満たした書類を一発で通すことが重要です。
審査で高評価を得るポイント
- 不備のない完全な書類作成
先着順審査では、書類不備があると修正対応中に順番が後回しになる可能性があります。Word・Excel版の様式を使用する際は、レイアウト崩れや記載漏れがないよう細心の注意を払いましょう。 - 具体的な販路開拓計画
単に「出展します」だけでなく、「どの層のバイヤーに」「どのような商談を行い」「どれくらいの成約を目指すか」を具体的に記述することで、事業の実現可能性をアピールできます。 - 高松市への貢献性
特産品や伝統的ものづくりを通じて、高松市のブランド価値向上にどう寄与するかを意識して記述すると良いでしょう。 - 早期の申請アクション
伝統的ものづくり枠、特産品枠ともに5件程度と枠が少ないため、募集開始直後(4月)の申請が最も確実です。
よくある失敗・注意点
- [失敗例1] 予算枠が埋まってしまった → 対策: 申請前に産業振興課へ電話で残枠状況を確認することをお勧めします。
- [失敗例2] 対象外経費が含まれていた → 対策: 飲食費や自社人件費が含まれていないか、支出予算書をダブルチェックしてください。
- [失敗例3] 実績報告時の証拠書類不足 → 対策: 展示会当日の写真(ブースの様子、看板等)や、見積書・発注書・納品書・請求書・領収書のセットを必ず保管してください。
必要書類チェックリスト
活用事例・想定シーン
高松市には、盆栽、漆器、石製品などの伝統的工芸品に加え、地域の素材を活かした魅力的な特産品が数多くあります。本補助金は以下のようなシーンで活用されています。
伝統的工芸品(漆器)
東京ギフトショー出展
香川漆器の新たなデザインラインを首都圏バイヤーにPR。ブース装飾費と旅費に補助金を活用し、百貨店との新規取引を獲得。
特産品(食品加工)
オンライン商談会
海外バイヤーも参加するオンライン食品見本市へ出展。参加登録料と通訳費に補助金を充て、海外販路の足掛かりを構築。
伝統的工芸品(盆栽)
関西圏展示会
大阪で開催される造園・緑化フェアに出展。重量のある盆栽の輸送費(通信運搬費)に補助金を活用し、コストを削減。
あわせて活用したい高松市の支援
高松市では、販路開拓以外にも様々な事業者支援を行っています。例えば、DX化を進めたい場合は「高松市中小企業ITパスポート等取得支援補助金」、空き家を活用して事業所を整備する場合は「香川県移住促進・空き家活用型事業所整備補助金」などが利用できる可能性があります。自社の課題に合わせて、これらの制度も併用検討することをお勧めします。
よくある質問(FAQ)
Q
申請は郵送でも可能ですか?
いいえ、申請は「窓口受付のみ」となっています。高松市役所7階の産業振興課へ直接持参する必要があります。事前に電話連絡をしておくとスムーズです。
Q
県内で開催される展示会は対象になりますか?
いいえ、対象となるのは「県外で開催される展示会」および「オンライン展示会」です。県内の展示会は対象外となりますのでご注意ください。
Q
「伝統的ものづくり」と「特産品」の区別はどう判断しますか?
伝統的ものづくりは、盆栽、香川漆器、庵治石製品など、特定の伝統技術を用いた製品を指します。それ以外の高松市の特産品(食品や加工品など)は特産品枠となります。詳細は「補助金の手引」を確認するか、産業振興課へお問い合わせください。
Q
予算上限に達したかどうかはどうすればわかりますか?
市ホームページで告知されるほか、産業振興課へ電話で問い合わせることで最新の状況を確認できます。残り件数が少なくなっている場合は、特に事前の確認をお勧めします。
Q
旅費は全額補助されますか?
旅費は補助対象経費の一部ですが、補助金全体の上限は10万円、補助率は1/2です。また、旅費の計算には市の規定等が適用される場合がありますので、実費全額が対象とならないケースもあります。
まとめ
「たかまつ地域産品販路開拓サポート補助金」は、高松市の特産品や伝統的ものづくり製品を全国へ広めるための強力な支援ツールです。最大10万円の補助に加え、旅費やオンライン出展費も対象となる柔軟性が魅力です。しかし、伝統的ものづくり枠・特産品枠ともに各5件程度という狭き門であり、先着順での受付となります。
販路拡大を計画している事業者様は、展示会の選定と並行して、今すぐ申請準備に取り掛かることを強くお勧めします。まずは高松市産業振興課へ連絡し、最新の予算状況を確認することから始めましょう。
この補助金の申請をお考えの方へ
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免責事項: 本記事の情報は作成時点(2025年4月1日更新情報に基づく)のものです。補助金の内容は変更される場合がありますので、申請前に必ず高松市公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事の情報に基づいて行った申請の結果について、当サイトは一切の責任を負いません。