2025年3月4日、待望の「第17回小規模事業者持続化補助金」の公募要領が公開されました。地域の雇用や産業を支える小規模事業者等が、自ら作成した経営計画に基づいて行う販路開拓等の取り組みを支援するこの制度。今回は申請受付開始が5月1日、締切が6月13日とスケジュールが発表されています。最大250万円(枠や特例による)の補助が受けられるチャンスを逃さないよう、最新情報と申請のポイントを徹底解説します。
この記事でわかること
- 第17回公募の最新スケジュールと変更点
- 補助上限額と対象となる経費の具体例
- 採択率を高めるための申請書作成のコツ
- 電子申請(jGrants)の手順と注意点
第17回小規模事業者持続化補助金の概要・ポイント
小規模事業者持続化補助金(通称:持続化補助金)は、小規模事業者が経営計画を作成し、その計画に沿って行う販路開拓や業務効率化の取り組みを支援する制度です。チラシ作成、ウェブサイト構築、店舗改装など、使い勝手の良さから非常に人気のある補助金です。
第17回公募の重要ポイント
- 公募要領公開: 2025年3月4日(火)18:00
- 申請受付開始: 2025年5月1日(木)
- 申請受付締切: 2025年6月13日(金)
- 補助上限: 通常枠50万円〜最大250万円(特別枠+インボイス特例等)
対象者・申請要件の詳細
対象となる事業者(小規模事業者)
本補助金の対象は「小規模事業者」に限られます。業種ごとに従業員数の基準が設けられており、これを満たす法人、個人事業主、特定非営利活動法人等が対象となります。
補助金額・補助率の詳細
補助金額は申請する「枠」によって異なります。最も一般的な「通常枠」に加え、特定の政策課題に対応する「特別枠」や、インボイス対応に伴う上乗せ措置などがあります。
申請枠ごとの上限額目安
- 通常枠: 上限50万円(補助率 2/3)
- 賃金引上げ枠: 上限200万円(赤字事業者は補助率 3/4)
- 卒業枠: 上限200万円
- 後継者支援枠: 上限200万円
- 創業枠: 上限200万円
- インボイス特例: 上記金額に一律50万円上乗せ(要件あり)
補助対象経費の詳細
販路開拓等に使える幅広い経費
経費に関する注意事項
- ウェブサイト関連費は、補助金交付申請額の1/4が上限となります。
- 交付決定日より前に発注・契約した経費は原則対象外です。
申請から採択までの流れ
第17回公募では、電子申請システム(jGrants)での申請が基本となります。GビズIDプライムアカウントの取得には時間がかかるため、早めの準備が必要です。
1
GビズIDプライムアカウントの取得
電子申請に必須のアカウントです。発行まで数週間かかる場合があるため、最優先で手続きを行ってください。
2
経営計画書・補助事業計画書の作成
自社の強みや市場動向を分析し、具体的な販路開拓の計画を策定します。商工会議所・商工会の指導・助言を受けることが推奨されます。
3
事業支援計画書(様式4)の交付依頼
作成した計画書を地域の商工会議所・商工会に提出し、確認を受けた上で「事業支援計画書」を発行してもらいます。発行には時間がかかるため、締切の1週間前までには相談しましょう。
4
電子申請(jGrants)
必要書類をシステムにアップロードし、申請を完了させます。締切は2025年6月13日(金)です。
5
採択・交付決定
審査を経て採択されると通知が届きます。その後、交付申請手続きを行い、正式な「交付決定通知」を受け取ってから事業を開始します。
採択されるためのポイント・コツ
持続化補助金は競争率のある補助金です。単に「やりたいこと」を書くだけでなく、審査員に「効果がある」「実現可能性が高い」と思わせる計画書が必要です。
審査で高評価を得るポイント
- 一貫性のあるストーリー
「自社の強み」×「市場のニーズ」=「今回の取り組み」という論理構成を一貫させることが重要です。 - 具体的な数値目標
「売上が上がる」ではなく、「新規顧客が月○人増加し、売上が○万円アップする」と具体的に記載しましょう。 - 実現可能性の提示
スケジュールや実施体制に無理がないことを示し、確実に遂行できる計画であることをアピールします。 - 写真や図表の活用
文字だけでなく、店舗の写真や改装イメージ図、商品の写真などを活用して視覚的に分かりやすく伝えます。 - 加点項目の取得
「賃上げ」や「事業承継」などの政策的加点項目に該当する場合は、漏れなく申告しましょう。
よくある失敗・注意点
- 商工会・商工会議所への相談遅れ → 対策: 締切直前は混雑します。余裕を持って「事業支援計画書」の発行依頼を行いましょう。
- 経費の計上ミス → 対策: パソコンなどの汎用品や、交付決定前の経費は対象外です。公募要領の「補助対象経費」を熟読しましょう。
- 書類の不備 → 対策: 決算書や確定申告書の添付漏れがないか、提出前にチェックリストで入念に確認しましょう。
必要書類チェックリスト
活用事例・想定シーン
飲食業
テイクアウト対応
店内の改装を行い、テイクアウト専用窓口を設置。あわせてウェブサイトで予約システムを導入し、新たな顧客層を獲得。
小売業
ECサイト構築
実店舗のみで販売していた特産品を全国販売するため、ECサイトを新規構築。SNS広告も活用し、売上が大幅に向上。
サービス業
新サービス開発
高齢者向けの見守りサービスを開始するため、パンフレットを作成して地域に配布。専用の機材も導入し、事業を拡大。
よくある質問(FAQ)
Q
まだ開業していないのですが、申請できますか?
原則として、申請時点で開業届を提出している(法人登記が完了している)必要があります。これから創業する方は「創業枠」の要件(特定創業支援等事業の支援を受ける等)を確認するか、創業関連の別の補助金を検討してください。
Q
商工会議所と商工会のどちらに行けばいいですか?
事業所の所在地によって管轄が異なります。一般的に、市部は「商工会議所」、町村部は「商工会」が管轄していますが、例外もあります。最寄りの商工会議所・商工会のウェブサイト等で管轄地域を確認してください。
Q
パソコンやタブレットは補助対象になりますか?
原則として対象外です。パソコンやタブレット、車両などは、補助事業以外にも使用できる「汎用品」とみなされるため、補助対象経費には認められません。
Q
過去に採択されたことがありますが、再度申請できますか?
可能です。ただし、直近の回で採択されている場合は申請できない期間制限がある場合があります(例:第16回採択者は第17回申請不可など)。公募要領の「申請要件」を必ず確認してください。また、過去に採択された事業と全く同じ内容での申請はできません。
Q
申請は郵送でも可能ですか?
第17回公募からは、原則として電子申請(jGrants)のみの受付となる可能性があります。公募要領で郵送申請の可否を確認してください。電子申請にはGビズIDプライムアカウントが必要です。
まとめ
第17回小規模事業者持続化補助金は、2025年5月1日から受付開始、6月13日が締切です。販路開拓や業務効率化を目指す小規模事業者にとって、最大250万円の支援は大きなチャンスです。まずはGビズIDの取得と、商工会議所・商工会への相談から始めましょう。
計画書の作成には時間がかかります。直前になって慌てないよう、今すぐ準備に着手することをおすすめします。
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免責事項: 本記事の情報は作成時点のものです。補助金の内容は変更される場合がありますので、申請前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事の情報に基づいて行った申請の結果について、当サイトは一切の責任を負いません。