東京都目黒区では、インボイス制度への対応を進める区内中小企業者を強力にバックアップするため、「インボイス発行事業者支援事業助成金」の公募を行っています。本制度は、国の「小規模事業者持続化補助金(インボイス枠等)」を活用して適格請求書発行事業者へと転換する事業者に対し、その自己負担分の一部を区が独自に助成するものです。最大10万円の助成を受けられるこのチャンスを活用し、経営のデジタル化と制度対応を円滑に進めましょう。本記事では、申請要件や手続きの流れに加え、併用可能な目黒区の融資支援金についても詳しく解説します。
この記事でわかること
- 目黒区インボイス助成金の支給条件と最大金額
- 国の持続化補助金との連携・申請フロー
- あわせて活用したい「物価高対応等融資支援金」の詳細
- 東京都内の関連する補助金・助成金情報
この補助金の概要・ポイント
「インボイス発行事業者支援事業助成金」は、目黒区独自の上乗せ支援制度です。インボイス制度導入に伴い、免税事業者から課税事業者(適格請求書発行事業者)への転換を図る事業者が、国の補助金を利用してレジ改修や広報活動を行った際、どうしても発生してしまう「自己負担額」の一部を区が補填します。
この補助金の重要ポイント
- 助成金額: 上限10万円
- 対象経費: 国の補助金対象経費の自己負担分
- 必須条件: 国の「小規模事業者持続化補助金(インボイス枠等)」の交付決定を受けていること
- 申請期限: 2026年2月27日まで(予算上限に達し次第終了の可能性あり)
対象者・申請要件の詳細
対象となる事業者
本助成金は、単独で申請するものではなく、国の制度とセットで活用する仕組みとなっています。具体的には、目黒区内に主たる事業所を置く中小企業者等が、国の「小規模事業者持続化補助金<一般型>」における「インボイス枠」または「インボイス特例」を活用していることが前提となります。
補助金額・補助率の詳細
助成金額は、国の補助事業における自己負担額の一部をカバーする形で算出されます。上限額は10万円と設定されており、小規模な設備投資や販路開拓における負担を軽減します。
※入力データ等の情報に基づき「補助率1/20」との記載が見られますが、実際の算出方法や適用率は申請の手引き等で必ず詳細をご確認ください。一般的にこの種の助成金は、国の補助残額(自己負担分)に対して支給されます。
補助対象経費の詳細
対象となる経費
基本的には、国の「小規模事業者持続化補助金」で認められた経費が対象となります。インボイス対応に関連する以下のような取り組みが該当します。
経費に関する注意事項
- 国の補助金で「対象外」とされた経費は、区の助成金でも対象外となります。
- 汎用性が高く目的外使用が可能なもの(単なるパソコンやタブレットの購入など)は対象外となるケースが多いです。
申請から採択までの流れ
本助成金は「国への申請」と「区への申請」の2段階プロセスが必要です。まずは国の補助金を確実に採択されることがスタートラインとなります。
1
国の補助金申請・採択
小規模事業者持続化補助金(インボイス枠等)に申請し、交付決定を受けます。商工会・商工会議所の支援を受けながら計画書を作成します。
2
事業の実施・完了報告(国)
計画に基づき事業を実施し、国へ実績報告を行います。その後、国から「補助金の額の確定通知書」が届きます。
3
目黒区へ申請書類を提出
国の確定通知書等の必要書類を揃え、目黒区産業経済部へ申請します。申請期間は2026年2月27日までです。
4
区からの助成金交付
区の審査を経て交付決定・額の確定が行われ、指定口座に助成金が振り込まれます。
【注目】あわせて活用したい目黒区の支援制度
目黒区では、インボイス対応以外にも、物価高騰の影響を受ける事業者向けに手厚い支援を行っています。特に以下の融資支援金は、条件を満たせば非常に利用しやすい制度です。
目黒区独自「物価高対応等融資支援金」
物価高等の影響を受けた区内中小企業者が、国や東京都の対象融資(セーフティネット貸付など)を利用した場合、融資額に応じて支援金を給付する制度です。
- 支援金額: 融資額100万円につき2万円(上限20万円)
- 対象融資: 東京都「エネルギー・ウクライナ・円安等対応緊急融資」、日本政策金融公庫「セーフティネット貸付」など
- 申請期限: 2026年3月31日まで
- 対象者: 令和7年4月1日以降に対象融資が実行された区内事業者
活用アドバイス: インボイス対応のための設備投資資金を、対象となる融資制度で調達すれば、この「融資支援金」と「インボイス助成金」の両方を活用できる可能性があります。資金繰りとコスト削減の両面から経営を強化しましょう。
東京都の関連補助金・助成金情報
目黒区だけでなく、東京都全体でも様々な支援策が展開されています。インボイス対応や業務効率化に関連する主な制度をピックアップしました。
よくある質問(FAQ)
Q
国の補助金に採択されていないと申請できませんか?
はい、申請できません。本助成金は国の「小規模事業者持続化補助金(インボイス枠等)」の交付決定を受けていることが必須条件です。まずは国の補助金申請を進めてください。
Q
個人事業主も対象になりますか?
はい、対象になります。目黒区内に主たる事業所を有し、国の補助金要件を満たしている個人事業主の方も申請可能です。
Q
申請期限はいつまでですか?
申請期間は2026年(令和8年)2月27日までとなっています。ただし、予算の上限に達した場合は早期に終了する可能性があるため、早めの申請をおすすめします。
Q
「物価高対応等融資支援金」との併用は可能ですか?
制度上、要件を満たせば両方の制度を利用することは可能です。融資支援金は対象となる融資(セーフティネット貸付等)を受けていることが条件となりますので、資金調達の計画に合わせてご検討ください。
Q
申請サポートをお願いできる窓口はありますか?
目黒区産業経済部や、最寄りの商工会・商工会議所、または認定経営革新等支援機関(中小企業診断士や税理士等)へご相談ください。特に国の補助金申請段階では専門家の支援が有効です。
まとめ
目黒区の「インボイス発行事業者支援事業助成金」は、国の補助金に上乗せして最大10万円を受け取れる貴重な制度です。インボイス対応は多くの事業者にとって避けられない課題ですが、こうした支援策をフル活用することで、コスト負担を最小限に抑えつつ、経営基盤の強化につなげることができます。
また、目黒区独自の「物価高対応等融資支援金」や東京都のDX助成金など、周辺の支援制度も充実しています。まずは国の持続化補助金の申請準備から始め、区の助成金も漏れなく申請できるようスケジュールを管理しましょう。
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