熊本県では、「人と動物が共生するくまもと」の実現を目指し、飼い主のいない猫(野良猫)の避妊去勢手術を無料で実施する支援事業を行っています。対象は熊本県内(熊本市を除く)で活動するグループです。本事業は大変人気があり、令和7年度(2025年度)分は令和7年10月31日(金曜日)をもって受付を停止することが発表されました。申請を検討中の方は早急な手続きが必要です。
この記事でわかること
- 熊本県の無料避妊去勢手術支援の概要と緊急締切情報
- 対象となる活動組織・グループの要件
- 申請から手術、リターンまでの具体的な流れ
- 熊本市にお住まいの方向けの別制度情報
この補助金の概要・ポイント
本事業は、熊本県動物愛護センター「アニマルフレンズ熊本」において、県の獣医師が飼い主のいない猫の避妊去勢手術を無料で実施するものです。地域猫活動の推進と、望まれない繁殖によるトラブル防止を目的としています。
この支援事業の重要ポイント
- 支援内容: 避妊去勢手術費用が全額無料(県動物愛護センターで実施)
- 対象地域: 熊本県内(熊本市を除く)
- 受付停止日: 令和7年(2025年)10月31日(金曜日)
※予定枠が埋まったため早期終了となります。 - 上限頭数: 原則、1グループにつき10頭まで
対象者・申請要件の詳細
対象となる活動組織
個人での申し込みはできません。地域で継続的に猫を管理できる体制が整っていることが要件となります。
熊本市にお住まいの方へ
本事業は熊本市を除く県内が対象です。熊本市では独自の「飼い主のいない猫の不妊去勢手術」事業(無料)を実施しています。
熊本市の事業は、令和7年6月から開始予定で、予約開始は5月14日です。1人あたり4頭まで申請可能で、初回は講習会の受講が必要です。詳細は熊本市動物愛護センターへお問い合わせください。
支援内容・費用詳細
本事業は補助金の交付(後払い)ではなく、県が直接手術を行う「現物給付」の形式です。
手術に関する注意点
- 耳カット必須: 手術済みの証として、耳先をV字にカット(さくら耳)して返還されます。これを拒否することはできません。
- 手術不可のケース: 体重1.2kg未満、怪我や病気で衰弱している猫は、手術せずに返還される場合があります。
- 妊娠猫の対応: 妊娠していた場合、堕胎処置となることが一般的です(獣医師の判断によります)。
申請から手術実施までの流れ
申請は、活動地域を管轄する「保健所」へ書類を提出することから始まります。手術場所は宇城市の「動物愛護センター」です。
1
書類提出・申請
管轄の保健所へ「避妊去勢手術支援依頼書」「活動地域の見取図」「猫の一覧」等を提出します。
2
日程調整・予約
センターより手術実施日の連絡があります。手術日は基本的に水曜日です。
3
捕獲・搬入(手術前日)
猫を捕獲器に入れた状態で、手術日の前日にセンターまたは指定場所へ搬入します。本人確認書類が必要です。
4
手術実施
動物愛護センターにて獣医師が手術を行います。
5
引取り・リターン(手術翌日)
手術日の翌日に猫を引き取り、元の場所へ放します(リターン)。
スムーズな実施のためのポイント
捕獲器の準備と管理
- 捕獲器必須: キャリーバッグやダンボールでの搬入は受付不可です。必ず捕獲器を使用してください。
- ペットシーツ: 捕獲器の下部外側にペットシーツを敷き、テープで固定してください(尿漏れ防止)。
- 貸出しについて: 県動物愛護センターでは貸出しを行っていません。市町村によっては貸出しがあるため、お住まいの役場へお問い合わせください。
地域住民への配慮(TNR活動)
TNR活動(Trap:捕獲、Neuter:手術、Return:戻す)を成功させるには、地域の理解が不可欠です。
- 事前の周知
近隣住民に捕獲実施日を伝え、飼い猫を外に出さないよう依頼しましょう。 - トイレの管理
手術後も猫は地域で生きていきます。トイレの設置や糞尿の始末を徹底し、環境美化に努めることが活動継続の鍵です。 - 餌やりのルール化
置き餌は厳禁です。決まった時間・場所で与え、食べ残しはすぐに片付けましょう。
必要書類チェックリスト
よくある質問(FAQ)
Q
飼い猫の手術も無料になりますか?
いいえ、対象外です。本事業は「飼い主のいない猫」限定です。飼い猫の手術は動物病院で自費で行ってください。また、対象猫に飼い主がいないことを事前に地域で確認する必要があります。
Q
10頭以上手術したい場合はどうすればいいですか?
原則として1グループ10頭までですが、予約状況に応じて受付可能な場合があります。別途、動物愛護センターまでご相談ください。
Q
捕獲器を持っていませんが、どうすればいいですか?
県動物愛護センターでは貸出しを行っていませんが、お住まいの市町村役場で貸出しを行っている場合があります。まずは市町村の担当窓口へお問い合わせください。また、ボランティア団体等が協力してくれる場合もあります。
Q
受付停止後はどうすればいいですか?
令和7年10月31日で受付停止となります。それ以降は、次年度の事業開始を待つか、公益財団法人どうぶつ基金の「さくらねこ無料不妊手術チケット」などの民間支援の活用をご検討ください。
Q
熊本市に住んでいますが利用できますか?
本事業は利用できませんが、熊本市には独自の無料手術事業があります。熊本市動物愛護センター(096-380-2153)へお問い合わせください。
まとめ
熊本県の飼い主のいない猫の避妊去勢手術支援事業は、地域の猫トラブル解決に向けた強力な支援制度です。全額無料で手術が受けられますが、令和7年度は10月31日で受付終了となります。
申請には事前の書類作成や捕獲器の準備が必要です。締切直前は混み合うことが予想されるため、活動組織の皆様は早めに管轄の保健所へご相談ください。
お問い合わせ先
熊本県動物愛護センター「アニマルフレンズ熊本」
電話:0964-27-8115
または、最寄りの各保健所まで
免責事項: 本記事の情報は2025年4月時点の入力データに基づいています。受付状況や内容は変更される場合がありますので、申請前に必ず熊本県または各自治体の公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事の情報に基づいて行った申請の結果について、当サイトは一切の責任を負いません。