【令和7年度】新宮市ツアーバス・現地視察助成|最大4万円・旅行業者・締切2月16日
補助金詳細
Details補助金概要
Overview和歌山県新宮市では、市内への誘客促進と観光振興を目的として、旅行エージェント(旅行業者)を対象とした2つの助成事業を実施します。「新宮市ツアーバス助成金」ではバス1台あたり最大3万円、「新宮市旅行商品造成等現地視察支援事業」では視察1回あたり最大4万円(2名分)を助成。令和7年度(2025年度)の旅行商品造成やツアー催行を強力にバックアップする制度です。予算上限に達し次第終了となるため、早めの計画と申請が重要です。
この記事でわかること
- ツアーバス助成と現地視察支援の具体的な助成金額と条件
- 対象となる旅行業者およびツアー・視察の必須要件
- 申請から実績報告、交付までの具体的な手続きフロー
- 新宮市の観光素材を活かした採択されやすい商品造成のコツ
この補助金の概要・ポイント
本制度は、和歌山県新宮市への観光客送客を促進するために設けられた、旅行業者向けの支援パッケージです。大きく分けて「ツアーバス助成」と「現地視察支援」の2つの柱があります。すでに企画されているツアーのコスト削減に利用できるだけでなく、新規の旅行商品開発のための下見費用もカバーされる点が大きな特徴です。
特に世界遺産「熊野古道」や「熊野川川舟下り」など、新宮市ならではの体験コンテンツを組み込むことで、助成要件を満たしやすくなります。令和7年7月から令和8年2月までの期間が対象となっており、夏休みシーズンから秋の行楽、冬の味覚ツアーまで幅広く活用可能です。
この補助金の重要ポイント
- ツアーバス助成: 宿泊ありで1台3万円、日帰り等で1台1万円(1営業所5回まで)
- 現地視察支援: 1人2万円、1団体最大4万円(1営業所1回まで)
- 対象期間: 令和7年7月1日~令和8年2月28日
- 注意点: 予算上限に達し次第、期間内でも終了となります(先着順)
対象者・申請要件の詳細
対象となる事業者
本事業の対象は、旅行業法に基づく登録を受けた「旅行業者(旅行エージェント)」です。新宮市への企画旅行を主催、または旅行商品を造成しようとする事業者が対象となります。
| 区分 | 条件詳細 | 対象可否 |
|---|---|---|
| 旅行業者 | 旅行業法に基づき登録された事業者で、新宮市へのツアーを企画・実施する者 | ○ 対象 |
| 対象ツアー(バス) | 参加者10名以上(乗務員除く)、市内宿泊+観光施設1カ所訪問、または指定体験利用 | ○ 対象 |
| 対象視察 | 商品造成または販促目的の視察。宿泊伴う場合は市内1泊以上必須。 | ○ 対象 |
詳細な要件(ツアーバス助成)
ツアーバス助成を受けるためには、以下のいずれかのパターンを満たす必要があります。
- パターンA(宿泊+観光): 新宮市内の宿泊施設に宿泊し、かつ市内観光施設を1カ所以上訪問すること。
- パターンB(体験利用): 新宮市内の観光ガイド・語り部を使ったウォーク(熊野古道やまちなか)、熊野川川舟下り、瀞峡めぐり川舟クルーズのいずれかを利用すること。
※いずれの場合も、バス1台あたりの参加者が10名以上(乗務員・添乗員を除く)であることが必須です。
詳細な要件(現地視察支援)
- 商品造成または販売促進のための視察であること。
- 下見終了後、新宮市を含めた旅行商品を造成すること。
- 宿泊を伴う視察の場合、新宮市に1泊以上宿泊すること。
補助金額・補助率の詳細
本事業は定額の助成金となります。経費の一部を補助する「補助率」方式ではなく、要件を満たせば決まった金額が交付されるため、収支計画が立てやすいのがメリットです。
現地視察支援(最大)
40,000円
1団体あたり(2名分)
ツアーバス助成(宿泊時)
30,000円
バス1台あたり
助成額の内訳
| 事業区分 | 助成額・条件 |
|---|---|
| ツアーバス助成 (宿泊あり) |
30,000円 / 台 ※新宮市内の宿泊施設に宿泊する場合 |
| ツアーバス助成 (宿泊なし) |
10,000円 / 台 ※宿泊を伴わない場合(日帰り等) |
| 現地視察支援 |
20,000円 / 人 ※1営業所あたり1回2人まで(上限40,000円/団体) |
利用回数制限にご注意ください
- ツアーバス助成: 1営業所につき5回まで利用可能(先着順)。
- 現地視察支援: 1営業所あたり1回まで利用可能。
- 予算額に達し次第、期間内であっても締め切られます。
補助対象経費の詳細
本制度は「助成金」として交付されるため、特定の領収書と紐づけて経費精算する形式(補助金)とは異なり、要件を満たした事実に対して支払われます。ただし、実績報告時に以下の事実を証明する必要があります。
証明が必要な事項
| 区分 | 内容・確認書類例 | 必須 |
|---|---|---|
| 宿泊証明 | 新宮市内の宿泊施設に宿泊したことを証明する書類(領収書、宿泊証明書等) | ○ |
| 立寄証明 | 観光施設への入場券、食事代の領収書、体験料の領収書など、立ち寄りを証明するもの | ○ |
| 参加者数 | 最終行程表、参加者名簿(人数確認用) | ○ |
申請から採択までの流れ
申請は新宮市観光協会へ行います。ツアーバス助成と現地視察支援で若干フローが異なりますが、基本的には「事前確認・申請」→「実施」→「報告」の流れとなります。
採択されるためのポイント・コツ
本事業は要件を満たせば交付される形式ですが、予算上限がある「先着順」の要素が強いため、スピードと確実性が重要です。
確実に助成を受けるためのポイント
- 早期の申請・相談
予算がなくなり次第終了となるため、企画段階で観光協会へ予算残額を確認し、早めに枠を確保することが最重要です。 - アンケートの確実な回収
ツアーバス助成では「参加者の2/3以上」のアンケート回答が必須要件です。添乗員やガイドを通じて、バス車内等で確実に回収するオペレーションを組みましょう。 - 証明書類の保管徹底
宿泊証明や観光施設の利用証明(領収書等)は紛失すると助成対象外となるリスクがあります。必ず原本またはコピーを確保してください。 - 商品造成へのコミット(視察の場合)
視察支援は「商品造成」が条件です。単なる観光ではなく、具体的なツアー行程案を作成し、販売につなげる意思を示すことが求められます。
よくある失敗・注意点
- [失敗例1] 人数不足 → 対策: 当日キャンセル等で10名を下回ると対象外になる可能性があります。集客には余裕を持ち、最少催行人員の設定に注意しましょう。
- [失敗例2] 期限切れ → 対策: 申請期限(令和8年2月16日等)を過ぎると受付されません。事業終了後は速やかに報告書を提出しましょう。
- [失敗例3] 宿泊地の勘違い → 対策: 「新宮市内」の宿泊施設が対象です。近隣の那智勝浦町等は対象外となるため、手配時に住所を必ず確認してください。
必要書類チェックリスト
| 書類名 | 入手先・備考 | 必須/任意 |
|---|---|---|
| 交付申請書 | 新宮市観光協会HPよりダウンロード | 必須 |
| 行程表 | 自社作成(宿泊地・立寄先が分かるもの) | 必須 |
| 実績報告書 | 事業終了後に提出 | 必須 |
| アンケート回答 | ツアーバス助成の場合、参加者2/3以上 | 必須(バス) |
| 領収書・証明書等 | 宿泊証明、施設利用証明など | 必須 |
活用事例・想定シーン
秋の熊野古道ウォーキングツアーを企画。新宮市内に宿泊する1泊2日の行程でバスツアーを5回催行し、上限の5回分(3万円×5回)の助成を活用。ツアー価格を抑え、集客に成功。
欧米豪向けの新規ルート開拓のため、スタッフ2名で新宮市を視察。川舟下りや宿泊施設を下見し、視察支援金(2万円×2名)を受給。翌年度のカタログ商品として造成。
修学旅行の立ち寄り先として新宮市の神倉神社と速玉大社を設定。宿泊は他市だったが、市内観光施設を訪問したため日帰りバス助成(1万円)を活用し、経費を削減。
よくある質問(FAQ)
Q
予算が終了したかどうかはどうすれば分かりますか?
Q
他の補助金との併用は可能ですか?
Q
ツアー参加者が9名になってしまった場合はどうなりますか?
Q
申請期限はいつまでですか?
Q
個人事業主の旅行業者も対象ですか?
まとめ
新宮市の令和7年度助成事業は、ツアーバス1台最大3万円、視察1回最大4万円を支援する、旅行業者にとって非常にメリットの大きい制度です。特に宿泊を伴うツアーや、熊野古道などの体験コンテンツを組み込むことで、助成要件を満たしやすくなります。
予算上限による早期終了の可能性があるため、企画段階から新宮市観光協会と連携し、早めの申請を行うことが成功の鍵です。この機会に、新宮市の魅力あふれる旅行商品を造成し、収益向上につなげてください。
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免責事項: 本記事の情報は作成時点のものです。補助金の内容は変更される場合がありますので、申請前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事の情報に基づいて行った申請の結果について、当サイトは一切の責任を負いません。
申請前チェックリスト
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|---|---|---|---|---|---|
| 補助金額 | 最大4万円 | 最大3,000円(大人往復利用時) | 一律45,000円 | 最大5,000円(1人あたり) | 最大10万円(片道利用は5万円) |
| 補助率 | — | — | — | — | — |
| 申請締切 | 2026年2月16日 | 令和8年2月28日まで | 令和8年2月20日まで(後期) | 令和8年2月28日まで | 2026年2月28日まで |
| 難易度 | |||||
| 採択率 AI推定 | 100.0% ※参考値 | 100.0% ※参考値 | 100.0% ※参考値 | 30.0% ※参考値 | 30.0% ※参考値 |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
| 詳細 | — | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → |