昨今の体感治安の悪化や防犯意識の高まりを受け、令和7年度(2025年度)は多くの自治体で個人宅向けの防犯カメラや防犯機器の購入・設置費用を補助する制度が実施されます。東京都をはじめ、広島県三原市、愛知県東海市など、全国各地で独自の助成事業が展開されています。本記事では、最新の公募情報を基に、補助金額、対象となる機器、申請手続きのポイントを徹底解説します。特に、インターネット購入時の注意点や、防犯カメラ以外の対象機器についても詳しく掘り下げます。
この記事でわかること
- 令和7年度の家庭用防犯カメラ補助金の最新動向と相場
- 【詳細解説】広島県三原市・愛知県東海市等の具体的な申請条件
- 防犯カメラ以外にも対象となる「防犯機器」の種類
- ネット購入やポイント利用時の領収書に関する重要注意点
この補助金の概要・ポイント
家庭用防犯カメラ等の設置費補助金は、犯罪の未然防止と住民の安全確保を目的として、各区市町村が主体となって実施する制度です。令和7年度は特に東京都が都内区市町村に対して強力な財政支援を行うなど、全国的に支援の動きが活発化しています。基本的な仕組みは、個人が自宅に防犯機器を設置した際にかかる費用の一部(主に2分の1)を自治体が負担するというものです。
この補助金の重要ポイント
- 補助金額: 最大1万円〜2万円程度(自治体により異なる)
- 補助率: 購入・設置費用の1/2
- 対象者: 市内に居住し住民登録がある個人(世帯主)
- 申請期間: 令和7年4月1日〜令和8年3月31日(予算上限あり)
特に東京都では、区市町村が行う助成事業に対し、都が費用の1/2を補助するスキームを導入しており、これにより都内多くの自治体(足立区、世田谷区、八王子市など多数)で個人向け補助が実施または拡充されています。お住まいの地域で実施されているか、まずは自治体のホームページを確認することが重要です。
対象者・申請要件の詳細
対象となる個人・世帯
補助金の対象となるのは、原則としてその自治体に住民票があり、実際に居住している個人です。多くの自治体で共通する要件と、地域特有の要件が存在します。
【注目】主要自治体の実施事例詳細
ここでは、令和7年度の募集要項が具体的に公開されている「広島県三原市」と「愛知県東海市」の事例を詳しく解説します。他の自治体でも類似の条件となることが多いため、非常に参考になります。
事例1:広島県三原市(家庭用防犯カメラ等設置費補助金)
三原市では、防犯カメラだけでなく「屋外用センサーライト」も補助対象としている点が特徴です。電子申請にも対応しており、利便性が高い制度となっています。
- 補助額: 購入設置費の1/2(上限10,000円)
- 対象機器: 家庭用防犯カメラ、屋外用センサーライト
- 購入場所: 市内販売店またはインターネット(条件あり)
- 申請期間: 令和7年4月1日~令和8年3月25日
- 注意点: カメラ付きドアホンは対象外。送料やポイント利用分は補助対象外。
事例2:愛知県東海市(防犯用具購入費補助事業)
東海市の制度は、対象品目が非常に幅広いのが最大の特徴です。住宅侵入対策だけでなく、自動車盗難対策もカバーしています。
- 補助額: 購入設置費の1/2(上限16,000円)
- 対象機器:
- 住宅用: 防犯カメラ、センサーライト、面格子、防犯フィルム、CP錠など
- 車両用: ハンドルロック、タイヤロック、駐車監視機能付き車載カメラなど
- 申請期間: 令和7年4月1日~令和8年3月31日
- 注意点: 転売目的は不可。別世帯の親族名義の領収書は不可。
補助金額・補助率の詳細
補助金額の上限は自治体によって異なりますが、多くの自治体で「費用の2分の1」かつ「上限1万円〜2万円」という設定が一般的です。東京都の補助事業(区市町村向け)の基準が上限2万円となっているため、都内の自治体では2万円を上限とするケースが多く見られます。
※上記は一般的な目安です。印西市や三原市のように上限1万円の場合や、東海市のように1万6千円の場合もあります。必ずご自身の自治体の要綱をご確認ください。
補助対象経費と注意点
対象となる経費・ならない経費
領収書に関する最重要注意事項
- 宛名: 必ず「申請者本人(フルネーム)」であること。「上様」や空欄は不可。
- 明細: 商品名、単価、個数が明確であること。
- ポイント利用: ポイントやクーポンで値引きされた場合、値引き後の「実際の支払額」のみが補助対象となります。
- ネット購入: 領収書が発行できるサイトで購入すること。購入履歴画面のコピーでは不可とされる場合があります。
申請から交付までの流れ
一般的な申請フローは以下の通りです。自治体によっては「購入前の事前申請」が必要な場合と、「設置後の事後申請」で良い場合があります。三原市や東海市は「設置後の申請」ですが、必ずご自身の自治体のルールを確認してください。
1
要綱の確認・機器選定
自治体のHPで対象機器や条件を確認します。「屋外設置」「録画機能付き」などの要件を満たす製品を選びます。
2
購入・設置工事
機器を購入し、設置します。設置前・設置後の写真が必要になることが多いため、必ず撮影しておきましょう。
3
必要書類の準備
交付申請書、領収書(原本または写し)、設置写真、カタログ(仕様書)、振込先口座の写しなどを揃えます。
4
申請書の提出
窓口持参、郵送、または電子申請で提出します。三原市などは電子申請を推奨しています。
5
審査・交付決定・入金
審査に通過すると交付決定通知が届き、指定口座に補助金が振り込まれます。申請から入金まで2ヶ月程度かかる場合があります。
失敗しないためのチェックポイント
防犯カメラ補助金は要件さえ満たせば採択されやすい制度ですが、書類不備による却下が後を絶ちません。以下の点に特に注意してください。
よくある失敗・注意点
- 撮影範囲の配慮不足: 隣家や道路を過度に撮影しているとプライバシー侵害の恐れがあり、補助対象外となることがあります。設置角度に注意し、必要に応じてマスキング機能を使いましょう。
- 購入時期の間違い: 「令和7年4月1日以降に購入したもの」が対象です。3月中に購入したものは対象外となるケースがほとんどです。
- 店舗指定の見落とし: 印西市のように「市内店舗での購入に限る」場合があります。Amazonや楽天などのネット通販が対象外になる自治体もあるので要確認です。
- 写真の撮り忘れ: 設置前の状況写真が必要な場合があります。工事を始めてしまうと撮れないので注意が必要です。
必要書類チェックリスト
よくある質問(FAQ)
Q
賃貸住宅でも申請できますか?
はい、多くの自治体で申請可能です。ただし、建物に穴を開けるなどの工事を伴う場合が多いため、必ず大家さんや管理会社の「設置同意書」が必要になります。同意書がないと申請が却下されるためご注意ください。
Q
自分で取り付けた場合(DIY)も対象ですか?
自治体によります。機器購入費のみを対象とし、DIY設置を認める場合もあれば、太田市のように「市内業者による設置工事」を条件とする場合もあります。DIYの場合は工事費の領収書が出ないため、機器代のみが補助対象となるのが一般的です。
Q
ダミーカメラやペットカメラは対象ですか?
原則として対象外です。犯罪抑止効果と証拠能力が求められるため、「録画機能があること」「屋外を撮影すること」が条件となります。屋内のペット見守りカメラや、録画機能のないダミーカメラは補助の対象になりません。
Q
インターネット通販で購入しても大丈夫ですか?
三原市や東海市など、ネット購入を認めている自治体は多いですが、印西市のように「市内店舗限定」の場合もあります。また、ネット購入時は領収書の発行に注意が必要で、宛名入りの正式な領収書(PDF可)が発行できるショップを選びましょう。
Q
申請期限はいつまでですか?
多くの自治体で令和8年3月31日までとしていますが、予算には限りがあります。予算上限に達した時点で年度途中でも受付終了となるケースが非常に多いため、早めの申請を強くおすすめします。
まとめ
令和7年度は、東京都をはじめ全国の自治体で防犯カメラ設置補助金が充実しています。最大2万円程度の補助を受けられるチャンスですが、自治体ごとに「対象機器」「購入場所」「申請タイミング」が異なります。特に三原市や東海市のように詳細な要綱が出ている地域にお住まいの方は、すぐに準備を始めましょう。
防犯対策は「やったもん勝ち」ではなく、地域全体の安全にも貢献します。予算が終了する前に、ぜひこの制度を活用して安心な住環境を手に入れてください。
防犯カメラの設置・申請をお考えの方へ
申請書類の書き方や対象機器の選定に不安がある場合は、お住まいの自治体窓口や専門業者へお気軽にご相談ください。
免責事項: 本記事の情報は作成時点(令和7年度公募開始時点)のものです。補助金の内容は変更される場合がありますので、申請前に必ず各自治体の公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事の情報に基づいて行った申請の結果について、当サイトは一切の責任を負いません。