いつ起こるかわからない東海地震に備え、ご自宅の耐震化は済んでいますか?静岡県川根本町では、「TOUKAI-0(倒壊ゼロ)」プロジェクトの一環として、木造住宅の耐震補強工事やブロック塀の撤去費用を補助する制度を実施しています。特に高齢者世帯には最大120万円の手厚い補助が用意されています。本記事では、2026年3月2日を締切とする本補助金の詳細、申請条件、手続きの流れをわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 最大120万円の耐震補強補助金の詳細と計算方法
- 対象となる「昭和56年以前の木造住宅」の定義
- 申請から工事完了、交付までの具体的なステップ
- ブロック塀撤去補助(最大10万円)の利用条件
この補助金の概要・ポイント
川根本町プロジェクト「TOUKAI-0」総合支援事業費補助金は、予想される東海地震において建物の倒壊被害をなくすことを目指した耐震化事業です。旧耐震基準で建てられた木造住宅の耐震性を高めるための工事費用や、倒壊の危険があるブロック塀の撤去費用の一部を町が助成します。
この補助金の重要ポイント
- 補助金額: 一般世帯最大100万円、高齢者世帯最大120万円
- 補助率: 対象経費の5分の4
- 対象者: 昭和56年5月31日以前建築の木造住宅所有者
- 申請期限: 2026年3月2日(月)まで
対象者・申請要件の詳細
対象となる住宅・建築物
本補助金の主な対象は、いわゆる「旧耐震基準」で建てられた木造住宅です。具体的には以下の条件を満たす必要があります。
注意: 補助金を申請するためには、事前に耐震診断を受けている必要があります。川根本町では「わが家の専門家診断事業」として無料の耐震診断を実施していますが、2025年度分については予算上限に達したため受付を終了している場合があります。最新の受付状況は必ず建設課へお問い合わせください。
補助金額・補助率の詳細
補助金額は、世帯の構成(高齢者がいるかどうか)によって上限額が異なります。また、ブロック塀の撤去についても別途補助が設けられています。
1. 木造住宅耐震補強助成事業(補強計画一体型)
-
一般居住住宅:
補強計画および工事費の 5分の4 を補助。
上限額: 100万円 -
65歳以上の者のみが居住する住宅:
補強計画および工事費の 5分の4 を補助。
上限額: 120万円
※世帯全員が65歳以上であることを証明する書類(運転免許証、マイナンバーカード等)の写しが必要です。
2. ブロック塀等撤去事業
道路に面しており、高さが80センチメートル以上のブロック塀等が対象です。
補助額の計算式(以下のいずれか少ない額の2/3以内)
- 実際の撤去費用
- 撤去する延長(m) × 8,000円
- 15万円
※ただし、1敷地につき限度額は10万円となります。
補助対象経費の詳細
対象となる経費
経費に関する注意事項
- 補助金交付決定前に契約・着工した工事は対象外となります。必ず申請後に契約してください。
- リフォーム工事と同時に行う場合、見積書等で耐震補強分を明確に区分する必要があります。
申請から採択までの流れ
耐震補強工事の補助金を受けるための標準的なフローは以下の通りです。まずは耐震診断を受けることがスタートラインとなります。
1
耐震診断の実施
まずご自宅の耐震性能を把握します。川根本町の無料診断(わが家の専門家診断事業)を利用するか、静岡県耐震診断補強相談士に依頼して診断を行います。
※無料診断の受付状況は建設課へご確認ください。
2
補強計画の作成・見積もり
診断結果に基づき、評点を1.0以上にするための補強計画を建築士等の専門家に作成してもらい、工事の見積もりを取得します。
3
補助金交付申請
必要書類を揃えて川根本町建設課へ申請します。2026年3月2日が締切ですが、予算に限りがあるため早めの申請が推奨されます。
4
交付決定・契約・着工
町から「交付決定通知書」が届いた後、業者と工事請負契約を結び、工事を開始します。
5
完了報告・補助金請求
工事完了後、実績報告書を提出します。検査に合格すると補助金が指定口座に振り込まれます。
採択されるためのポイント・コツ
補助金を確実に受給し、スムーズに工事を進めるためのポイントを解説します。
審査で高評価を得るポイント
- 早期の相談と診断
予算には限りがあります。特に年度末は駆け込みが増えるため、早めに耐震診断を済ませておくことが重要です。 - 信頼できる専門家の選定
「静岡県耐震診断補強相談士」の資格を持つ建築士など、補助金申請に慣れた業者を選ぶと手続きがスムーズです。 - 補強計画の確実性
評点が確実に1.0以上(かつ0.3以上向上)になる計画が必要です。無理のない工法でコストパフォーマンスの良い計画を立てましょう。 - 他の補助金との併用検討
リフォーム補助金や空き家関連の補助金と併用できる場合があります。役場の窓口で相談してみましょう。 - 税制優遇の活用
耐震改修を行うと、所得税の控除や固定資産税の減額措置を受けられる場合があります。これらも合わせて計画すると実質負担が減ります。
よくある失敗・注意点
- [失敗例] 交付決定前に工事を始めてしまった → 対策: 必ず「交付決定通知」を受け取ってから契約・着工してください。
- [失敗例] 診断結果の評点が要件を満たさなかった → 対策: 補強計画段階で、評点1.0以上になるよう建築士と綿密に打ち合わせを行ってください。
- [失敗例] 予算終了で申請できなかった → 対策: 締切直前ではなく、余裕を持って申請しましょう。
必要書類チェックリスト
活用事例・想定シーン
高齢者世帯
補助額 120万円
70代夫婦が住む築45年の木造住宅。基礎のひび割れ補修と壁の補強を実施。自己負担を抑えつつ、安心して住み続けられる家に改修。
一般世帯
補助額 100万円
実家を相続した子世帯がリフォームに合わせて耐震補強を実施。内装リフォーム費用は自己資金だが、耐震部分は補助金でカバー。
ブロック塀撤去
補助額 10万円
通学路に面した高さ1.5mの古いブロック塀を撤去し、軽量なフェンスに変更。地震時の倒壊リスクを解消し、地域の安全に貢献。
よくある質問(FAQ)
Q
無料の耐震診断はまだ受け付けていますか?
2025年度の「わが家の専門家診断事業(無料診断)」は、予算上限に達したため受付を終了している可能性があります。ただし、キャンセル待ちや次年度の受付、あるいは自費での診断(その後の補強工事補助は申請可能)など、状況により対応が異なりますので、まずは建設課へお問い合わせください。
Q
リフォーム工事も一緒に行いたいのですが、補助対象になりますか?
耐震補強に直接関係のないリフォーム工事(キッチン交換、壁紙貼り替えなど)は補助対象外です。ただし、同時に工事を行うこと自体は可能です。その場合、見積書等で「補助対象工事」と「対象外工事」を明確に分ける必要があります。
Q
65歳以上の世帯員証明はどのような書類が必要ですか?
一般居住住宅(100万円上限)の場合は不要ですが、高齢者世帯向けの上乗せ補助(120万円上限)を申請する場合は、世帯全員が65歳以上であることを証明する書類(氏名、住所、生年月日がわかるもの)が必要です。例として、運転免許証、マイナンバーカード、介護保険被保険者証などが挙げられます。
Q
ブロック塀の撤去だけを申請することはできますか?
はい、可能です。「ブロック塀等撤去事業」は単独で申請できます。道路に面した高さ80cm以上の危険なブロック塀等が対象となります。
Q
関連する他の補助金はありますか?
川根本町では、空き家の解体費用を補助する「空家等除却事業費補助金(最大30万円)」や、新婚世帯向けの「結婚新生活支援補助金(最大60万円)」、省エネ機器導入の「クリーンエネルギー機器導入促進事業費補助金(最大20万円)」なども実施しています。条件が合えば併せてご検討ください。
まとめ
川根本町の「TOUKAI-0」総合支援事業費補助金は、地震から命と財産を守るための非常に重要な制度です。昭和56年以前の木造住宅にお住まいの方は、最大120万円の補助を活用して、負担を抑えながら耐震化を実現できます。締切は2026年3月2日ですが、手続きには時間がかかるため、早めの行動が鍵となります。
まずは耐震診断の実施状況を確認し、専門家へ相談することから始めましょう。
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免責事項: 本記事の情報は作成時点のものです。補助金の内容は変更される場合がありますので、申請前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事の情報に基づいて行った申請の結果について、当サイトは一切の責任を負いません。