三重県では、県産材の利用拡大とJAS構造材の安定供給体制を構築するため、県内事業者を対象とした「令和7年度JAS認証工場資格者養成支援事業費補助金」の公募を行っています。本制度は、JAS認証の取得や維持に必要な品質管理者の研修受講料の一部を補助するものです。非住宅建築物への木材利用が進む中、JAS製品の供給能力を高める絶好の機会です。
この記事でわかること
- 三重県のJAS認証資格者養成補助金の詳細な条件
- 補助対象となる研修と経費の範囲
- 申請から交付決定、実績報告までの具体的な流れ
- 同時公募されている関連補助金情報
この補助金の概要・ポイント
この補助金は、三重県内の木材関連事業者が、従業員にJAS(日本農林規格)認証に関わる品質管理等の資格を取得・更新させる際の研修費用を支援するものです。JAS構造材は、公共建築物や中大規模木造建築物での需要が高まっており、認証工場の体制強化は経営上の大きなメリットとなります。
この補助金の重要ポイント
- 補助金額: 研修受講料の3分の1以内
- 対象者: 三重県内でJAS認証を取得済または取得予定の事業者
- 対象研修: 全国木材検査・研究協会が主催する品質管理研修等
- 申請期限: 令和8年3月2日まで(予算上限に達し次第終了)
対象者・申請要件の詳細
対象となる事業者
本補助金の対象となるのは、三重県内に事業所を有し、JAS製品の製造・供給に関わる民間事業者です。既に認証を取得している工場だけでなく、これから取得を目指す事業者も対象となります。
対象となる品目
以下のいずれかの品目において認証を取得、または取得予定である必要があります。
- 目視等級区分構造用製材
- 機械等級区分構造用製材
- 枠組壁工法構造用製材 など
補助金額・補助率の詳細
本補助金は定額補助ではなく、実際に支払った研修受講料に対する割合補助となります。複数の従業員を研修に参加させる場合も対象となりますが、予算の上限があるため早めの申請が推奨されます。
補助対象経費の詳細
対象となる経費
補助の対象となるのは、一般社団法人全国木材検査・研究協会が主催する研修の受講料のみです。その他の付随費用は対象外となるため注意が必要です。
経費に関する注意事項
- 交付決定前に受講した研修費は補助対象外となります。必ず交付決定後に受講してください。
- 他の国や地方公共団体の補助金と重複して受給することはできません。
申請から採択までの流れ
申請は随時受け付けていますが、予算の上限に達し次第終了となります。また、研修受講前に交付決定を受ける必要があるため、スケジュール管理が重要です。
1
申請書類の提出
交付申請書、実施計画書、研修一覧表などを作成し、三重県農林水産部へ提出します。持参、郵送、メールでの提出が可能です。
2
交付決定
県による審査を経て、交付決定通知が届きます。この通知を受け取る前に研修を受講・支払いをしないよう注意してください。
3
研修の受講・支払い
計画通りに従業員が研修を受講し、受講料を支払います。領収書や修了証書は実績報告で必要になるため必ず保管してください。
4
実績報告書の提出
研修終了後、速やかに実績報告書と証拠書類(修了証書の写し、領収書等)を提出します。
5
補助金の請求・受領
実績報告の審査完了後、確定通知が届きます。その後、請求書を提出し、指定口座に補助金が振り込まれます。
採択されるためのポイント・コツ
本補助金は要件を満たせば採択される可能性が高い形式ですが、予算枠があるためスピードと正確性が重要です。
スムーズな申請のためのポイント
- 研修日程の早期確認
全国木材検査・研究協会の研修スケジュールを事前に確認し、受講計画を立ててから申請しましょう。 - 到着確認の徹底
郵送やメールで提出する場合は、必ず電話で到着確認を行うことがルール化されています。これを怠ると受理されない可能性があります。 - 将来の認証取得計画の明確化
これからJAS認証を取得する場合は、令和9年3月31日までの取得計画を明確にしておく必要があります。
よくある失敗・注意点
- 交付決定前の受講 → 対策: 申請から決定までの期間(通常数週間)を考慮して、余裕を持った日程の研修に申し込みましょう。
- FAXでの提出 → 対策: FAXは不可です。持参、郵送、メールのいずれかで提出してください。
- 消費税込みでの申請 → 対策: 補助対象経費は税抜価格です。申請書の金額欄には消費税を除いた額を記載してください。
必要書類チェックリスト
関連する補助金情報
三重県では、JAS認証支援以外にも木材利用を促進する補助金を同時に公募しています。これらを組み合わせることで、事業の幅をさらに広げることが可能です。
設計事務所・建築主向け
木造非住宅設計支援事業費補助金
木造非住宅建築物の設計費用の一部を補助します。木造化を検討している施主や設計者におすすめです。
建築主・施工者向け
みえの木づかい×ゼロカーボン推進
構造用製材の購入費や木材コーディネート費用の一部を補助。県産材の利用促進と脱炭素社会の実現を目指します。
よくある質問(FAQ)
Q
申請の締切はいつですか?
令和8年3月2日までですが、予算の上限に達した時点で受付が終了するため、早めの申請をお勧めします。
Q
複数の従業員を研修に参加させることはできますか?
はい、可能です。ただし、補助対象経費の合計額に対して補助率(1/3以内)が適用されます。申請時に研修一覧表に参加者全員分を記載してください。
Q
これからJAS認証を取得する予定ですが、対象になりますか?
はい、対象になります。ただし、令和9年3月31日までにJAS認証を取得することが条件となります。
Q
申請書類の提出方法を教えてください。
持参、郵送、または電子メールで提出可能です。FAXは不可です。郵送やメールの場合は、必ず電話で到着確認を行ってください。
Q
問い合わせ先はどこですか?
三重県 農林水産部 森林・林業経営課 木材利用推進班(電話:059-224-2565)です。
まとめ
「令和7年度JAS認証工場資格者養成支援事業費補助金」は、三重県内の木材事業者が品質管理能力を高め、競争力を強化するための重要な支援策です。受講料の1/3が補助されるこの機会を活用し、JAS認証体制の整備を進めましょう。
申請期限は令和8年3月2日までですが、予算がなくなり次第終了となります。研修計画を立てたら、早めに申請準備に取り掛かることを強くお勧めします。
この補助金の申請をお考えの方へ
三重県では他にも木材利用に関する補助金を公募しています。詳細は県庁担当課までお問い合わせください。
免責事項: 本記事の情報は作成時点のものです。補助金の内容は変更される場合がありますので、申請前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事の情報に基づいて行った申請の結果について、当サイトは一切の責任を負いません。