静岡県川根本町では、地球温暖化防止と資源の有効利用を目的として、家庭へのクリーンエネルギー機器導入を支援する「クリーンエネルギー機器導入促進事業費補助金」を実施しています。太陽光発電システムや蓄電池、高効率給湯器などを設置する町民の方を対象に、最大20万円(複数機器組み合わせ時)の補助金を交付します。令和7年度(2025年度)の予算には限りがあるため、早めの確認と申請が必要です。本記事では、制度の詳細や申請要件、さらに併用が期待できる国の補助金情報についても解説します。
この記事でわかること
- 川根本町の補助金対象機器とそれぞれの補助金額
- 申請から交付までの具体的なステップと必要書類
- 予算残額と申請期限に関する注意点
- 併用検討すべき国の補助金(給湯省エネ・断熱窓・CEV等)の最新情報
この補助金の概要・ポイント
川根本町の「クリーンエネルギー機器導入促進事業費補助金」は、環境負荷の少ないエネルギー利用を促進するための制度です。令和7年度の予算額は300万円となっており、予算上限に達し次第受付が終了するため、計画的な申請が求められます。
この補助金の重要ポイント
- 補助金額: 機器単体で最大10万円、複数組み合わせで最大20万円
- 補助率: 設置費用の1/2以内(太陽光は出力ベース)
- 対象者: 川根本町に住所を有する方(実績報告時までに住民登録できる方含む)
- 申請期間: 2025年4月1日~2026年3月31日(予算なくなり次第終了)
特に注意が必要なのは、「工事着工前の申請」が必須である点です。申請前に購入・着工したものは対象外となります。また、2025年12月1日時点での予算残額は1,160,000円となっており、年度後半には枠が埋まる可能性があります。
対象者・申請要件の詳細
対象となる事業者・個人
本補助金は、川根本町内の住宅にクリーンエネルギー機器を設置する個人を対象としています。転入予定の方も対象となりますが、実績報告時までに住民登録を完了させる必要があります。
補助金額・補助率の詳細
補助金額は導入する機器の種類によって異なります。複数の機器を組み合わせて申請する場合、補助金の上限は合計で20万円となります。
補助対象機器と要件の詳細
対象機器一覧
機器選定時の注意事項
- 未使用品限定: 中古品や事業用機器は対象外です。
- 規格確認: カタログ値でJRA規格やJIS規格の基準を満たしているか、購入前に必ず販売店へ確認してください。
- 太陽光の条件: モジュール出力3kW以上が必要です。小規模なシステムでは対象外となる場合があります。
【重要】国の補助金・関連制度との併用について
川根本町の補助金は、財源が異なる国の補助金と併用できる場合があります。環境省や経済産業省が実施する以下の大型補助金も同時にチェックし、トータルでの導入コスト削減を目指しましょう。
1. 住宅省エネ2025キャンペーン(国交省・経産省・環境省)
令和6年度補正・令和7年度当初予算において、家庭の省エネを強力に支援する事業が継続・強化されています。
- 給湯省エネ2025事業: 高効率給湯器(エネファーム、ハイブリッド給湯器、エコキュート)の導入に対し、定額補助が出ます。川根本町の補助金(設置費用の1/2)と組み合わせることで、自己負担を大幅に減らせる可能性があります。
- 断熱窓への改修促進(先進的窓リノベ): 既存住宅の窓を断熱改修する費用の一部を補助。補助率は1/2相当等で、最大200万円(実施内容による)の支援があります。
- 子育てグリーン住宅支援事業: 若者夫婦・子育て世帯による省エネ住宅の取得や改修を支援。
2. CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)
電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)、V2H充放電設備の導入を検討している方は、国の「CEV補助金」が利用可能です。川根本町の補助金にはV2H単体の項目はありませんが、蓄電池システムとしての要件を満たす場合や、車両とセットで考える場合に重要です。
参考情報: 令和6年度補正・令和7年度当初予算でもV2H充放電設備や外部給電器への補助が継続されています。EVを「動く蓄電池」として活用する場合、これらの補助金情報は必須です。
3. 他地域の動向と全国的な流れ
茨城県や山形県など、全国の自治体でも独自の再エネ設備導入補助金(蓄電池や太陽光など)が展開されています。例えば山形県ではFIT型/非FIT型で補助区分が分かれるなど、地域ごとに特色があります。川根本町の制度は比較的シンプルですが、全国的に「自家消費型」へのシフトが進んでおり、売電よりも「作った電気を自分で使う(蓄電池活用)」方が経済的メリットが出やすい傾向にあります。
申請から補助金振込までの流れ
申請手続きは必ず工事着工前に行う必要があります。着工後の申請は一切認められないため、スケジュール管理が最重要です。
1
交付申請書の提出
工事着工前に、町へ「交付申請書」と必要書類(見積書、カタログ、図面等)を提出します。
2
交付決定通知の受領・着工
町から「交付決定通知書」が届いたら、業者と契約し工事を開始します。これより前の着工はNGです。
3
工事完了・実績報告
工事完了後、領収書や設置写真などを添えて「実績報告書」を提出します。期限は2026年3月31日までです。
4
交付確定・請求
審査後、「交付確定通知書」が届きます。その後「請求書」を提出します。
採択されるためのポイント・コツ
本補助金は先着順(予算枠あり)の性質が強いため、スピードと正確性が重要です。
審査で確実に通るためのポイント
- 予算残額の確認
2025年12月時点で残額が約116万円となっています。年度末に向けて申請が増えるため、早めの申請が必須です。 - 機器スペックの事前確認
「省エネなら何でも良い」わけではありません。JRA規格や給湯効率など、数値基準をクリアしているかカタログで確認しましょう。 - 住民登録のタイミング
転入予定の方は、実績報告時(工事完了後)までに住民票を川根本町に移す必要があります。引っ越しスケジュールと工事完了日を調整してください。 - 税金の完納
町税の滞納があると対象外になります。申請前に納税状況を確認しておきましょう。
よくある失敗・注意点
- [失敗例1] 申請前に工事を始めてしまった → 対策: 必ず「交付決定通知書」が手元に届いてから着工してください。
- [失敗例2] 3月31日までに工事が終わらない → 対策: 年度内に設置完了・実績報告が必要です。工期に余裕を持ちましょう。
- [失敗例3] ネットで購入した中古品を設置 → 対策: 未使用品のみが対象です。信頼できる販売店・施工業者から購入しましょう。
必要書類チェックリスト
活用事例・想定シーン
新築・リフォーム
補助額 20万円
太陽光発電(5kW)と蓄電池をセットで導入。災害時の停電対策と電気代削減を同時に実現。国のZEH補助金との併用も視野に。
給湯器交換
補助額 5万円
古いガス給湯器から高効率なエコキュートへ交換。町の補助金5万円に加え、国の「給湯省エネ事業」でさらに8〜13万円程度の補助を受けられる可能性あり。
ハイブリッド給湯
補助額 10万円
ガスと電気のいいとこ取りをするハイブリッド給湯器を導入。初期費用は高いが、町の上限10万円補助を活用して負担を軽減。
よくある質問(FAQ)
Q
国の補助金と併用できますか?
一般的に、財源が異なる(国費のみの事業など)場合は併用可能なケースが多いです。例えば「給湯省エネ事業」や「CEV補助金」などは併用できる可能性が高いですが、必ず申請前に両方の窓口で「併用可否」を確認してください。
Q
予算がなくなったらどうなりますか?
予算額に達する見込みとなった時点で受付が終了します。2025年12月1日時点で残額は約116万円ですので、早めの申請をお勧めします。
Q
工事完了後の申請はできますか?
できません。必ず工事着工前に「交付申請書」を提出し、決定通知を受けてから工事を開始してください。
Q
中古住宅を購入してリフォームする場合も対象ですか?
はい、自ら居住する住宅であれば対象です。ただし、設置する機器自体は「未使用品」である必要があります。
Q
太陽光発電の売電契約は必須ですか?
はい、太陽光発電システムの場合、余剰電力の売電契約などが条件となっています。また、合計出力3kW以上の設置が必要です。
まとめ
川根本町の「クリーンエネルギー機器導入促進事業費補助金」は、太陽光発電や蓄電池、高効率給湯器の導入を検討しているご家庭にとって非常に有益な制度です。最大20万円の補助に加え、国の補助金との併用でさらなるコストダウンも期待できます。ただし、予算には限りがあり、着工前の申請が必須条件です。
まずは見積もりを取り、機器が要件を満たしているか確認した上で、早めにくらし環境課へ相談することをお勧めします。
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免責事項: 本記事の情報は作成時点のものです。補助金の内容は変更される場合がありますので、申請前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事の情報に基づいて行った申請の結果について、当サイトは一切の責任を負いません。