【東京都・大田区等】保育・福祉施設向けに最大50万円!事業継続支援補助金の申請ガイド|2024年
補助金詳細
対象事業者(法人・個人)
主な申請要件・条件
- 緊急雇用費、割増賃金、職業紹介料、派遣費用、消毒・清掃委託費、衛生用品(マスク、消毒液、防護服等)購入費、感染性廃棄物処理費、自費検査費用、代替場所確保費用
| 補助率 | ー |
|---|---|
| 採択率 | 90.0% |
補助金・助成金の概要
Overview新型コロナウイルス感染症の影響下において、保育所や障害福祉サービス施設がサービスを停止することなく継続するためには、追加の人員確保や徹底した消毒作業など多額の経費が必要となります。東京都や大田区、伊勢市、亀山市などの各自治体では、これらの経費を支援する『事業継続支援事業補助金』を実施しています。本記事では、令和5年度に発生した経費を令和6年度に申請する特殊なケースを含め、公式サイトの要綱だけでは分かりにくい審査のポイントや必要書類、対象経費の範囲を専門的な視点で徹底解説します。
この記事でわかること
- 大田区や東京都等の自治体別補助金額と対象施設の詳細
- 人件費や消毒費など補助対象となる経費の具体的な境界線
- 令和5年度分経費を令和6年度に申請する際の時間軸と注意点
- 審査で重視される『感染者発生時の記録』と証憑書類の整理術
- 不交付決定や返還命令を避けるための法的遵守事項
この補助金の概要・押さえるべきポイント
本補助金は、保育所や障害福祉サービス事業所において、利用者や職員に感染者が発生した場合でも、必要なサービスを安定的に提供し続けることを目的としています。特に、緊急時の人員確保に伴う割増賃金や、外部業者による専門的な消毒費用などは、経営を圧迫する大きな要因となります。自治体によって細かな要件は異なりますが、共通しているのは『感染症対策の徹底』と『事業継続のための具体的なアクション』に対して予算の範囲内で支援が行われる点です。
この補助金の重要ポイント
- 補助金額: 大田区等の例では定員に応じ最大500,000円。東京都の個別協議ではこれを超える増額の可能性あり。
- 補助率: 対象経費の実費(自治体ごとの基準単価を上限とする)。
- 対象期間: 主に令和5年4月1日から令和6年3月31日までに支出した経費。
- 申請期限: 東京都の所要額調査は令和6年7月30日まで(必着)。
対象者・申請要件の詳細
対象となる施設・事業所
補助対象となるのは、法令に基づき認可または届出を行っている施設です。自治体によって細かな区分がありますが、一般的に以下の施設が含まれます。単に感染を予防するだけでなく、実際に感染者や濃厚接触者が発生した、あるいは休業要請を受けたなどの『具体的な事由』が必要となる点に注意が必要です。
| 区分 | 具体的な対象施設 | 対象可否 |
|---|---|---|
| 保育施設等 | 私立認可保育所、小規模保育事業所、認証保育所、認可外保育施設等 | 対象 |
| 障害福祉施設 | 障害者支援施設、共同生活援助、生活介護、就労継続支援(A・B型)等 | 対象 |
| 児童福祉施設 | 児童発達支援、放課後等デイサービス、病児保育事業所等 | 対象 |
| 一部の地域 | 中核市(八王子市等)所在の特定サービス(詳細は自治体確認が必要) | 要確認 |
補助金額・補助率の詳細
補助金額は、施設の定員規模に応じて段階的に設定されているケースが多く見られます。大田区や伊勢市の事例を参考にすると、基準日は令和5年4月1日時点の認可定員数がベースとなります。また、東京都の障害福祉サービス向け補助金のように、サービス種別ごとに詳細な基準単価が設定されている場合もあります。
最大補助金額(定員60人以上)
500,000円
補助率
10/10(実費)
補助対象経費の詳細
対象となる経費の具体例
| 経費区分 | 内容・具体例 | 対象 |
|---|---|---|
| 人件費(緊急確保分) | 超過勤務手当、休日出勤手当、派遣職員の費用、職業紹介料等 | 可 |
| 衛生用品・備品費 | 消毒液、マスク、ガウン、飛沫防止パネル、非接触体温計等 | 可 |
| 役務費・委託料 | 専門業者による消毒・清掃費用、感染性廃棄物の処理費用等 | 可 |
| 通常の運営費 | 感染者が発生していない期間の日常的な消耗品、通常の給与等 | 不可 |
経費に関する注意事項
- 領収書や請求書がない経費は、いかなる理由があっても補助対象とはなりません。
- 寄附金や他の補助金と重複して受給することはできません。差額分のみが対象となります。
- 単価30万円以上の機械器具等を購入した場合は、処分に制限がかかる場合があります。
申請から採択までの流れ
令和5年度の経費を令和6年度に精算する『遡り申請』の形態をとる場合、手続きの順序が通常と異なります。特に東京都の障害福祉サービス向けでは『所要額調査』への回答が必須条件となっているため、最初のステップを逃すと申請権利を失うことになります。
採択されるためのポイント・コツ
本補助金は公的な性格が強いため、いかに『客観的な証拠』を揃えられるかが採択の鍵となります。特に人件費の割増分については、通常の勤務体制との違いを明確に説明できる資料が求められます。ここでは、多くの事業所が見落としがちな実務上のポイントを整理します。
審査で高評価を得るポイント
- 感染状況の時系列整理:
誰が、いつ、どのような状況で感染し、それに対してどのような緊急措置(応援派遣など)をとったかを時系列で整理した表を添付すると審査がスムーズです。 - 積算内訳の整合性:
領収書の合計額と、申請書の積算内訳が1円単位で一致していることを確認してください。1,000円未満の端数は切り捨てとなる計算ルールを忘れないようにしましょう。 - ICT活用の具体的記述:
大田区の要綱にある通り、保護者連絡のICT化など、感染拡大防止に向けた不断の努力が評価対象となります。単なる購入だけでなく、どう運用したかを記述しましょう。 - 個別協議の積極利用:
集団感染が発生し、基準単価では到底まかなえない場合は、東京都などの上級自治体への個別協議を検討してください。正当な理由があれば、基準の2倍までの増額が認められる可能性があります。 - 消費税処理の適正化:
仕入控除税額の報告は後日必ず必要となります。返還が必要になるケースを想定し、経理処理をあらかじめ整理しておくことが長期的なリスク回避に繋がります。
よくある失敗・落とし穴
- [失敗例1] 領収書の宛名が不適切: → 対策: 必ず『法人名・施設名』で領収書を受け取ってください。個人名や『上様』は原則不可です。
- [失敗例2] 対象外期間の経費混入: → 対策: 令和6年4月以降に発生した経費を令和5年度分に混ぜて申請しないよう、日付を徹底チェックしてください。
- [失敗例3] 感染疑いのみで申請: → 対策: 多くの自治体で『PCR等の陽性判定』が必要です。疑い段階の経費は、その後に陽性が確定しない限り対象外となる場合があります。
必要書類チェックリスト
| 書類名 | 入手先・備考 | 必須/任意 |
|---|---|---|
| 補助金交付申請書 | 自治体指定様式(別記第1号等) | 必須 |
| 事業計画書・積算内訳 | 支出の根拠を詳細に記載したもの | 必須 |
| 支出を証明する書類 | 領収書、振込証明書、賃金台帳の写し等 | 必須 |
| 感染の事実を確認できる資料 | 保健所等の通知や検査結果の控え等 | 必須 |
| 写真等の証拠資料 | 清掃・消毒実施後の写真、備品の設置写真等 | 任意 |
活用事例・想定シーン
定員80人の施設で集団感染が発生。職員10名が欠勤したため、派遣会社から代替職員を確保。その費用と園内全域の専門業者による消毒費用に充当。
利用者が陽性となり、24時間体制の個別対応が必要に。既存職員の夜勤・残業手当の割増分と、急遽必要になった防護服、マスク等の衛生用品購入に活用。
濃厚接触者となった職員の待機期間中、近隣園からの応援職員にかかる旅費と謝金を支払い。また、密集を避けるための保育補助者の新規雇い上げに活用。
よくある質問(FAQ)
Q
令和5年度中に申請を忘れた経費も、今から申請できますか?
Q
職員が感染はしていないが、同居家族が陽性で休んだ場合の補填は対象ですか?
Q
補助金の交付決定後に、事業内容を変更することは可能ですか?
Q
補助金を受け取った後、いつまで書類を保管する必要がありますか?
Q
複数のサービス(多機能型)を行っていますが、サービスごとに申請できますか?
まとめ
事業継続支援事業補助金は、保育や福祉の現場を守るための極めて重要な支援策です。定員規模に応じた最大500,000円の支援や、個別協議による増額など、制度を正しく理解し活用することで、突発的な支出による経営リスクを大幅に軽減できます。特に東京都の令和6年度遡り申請のような特殊な枠組みは、期限(7月30日など)を過ぎると二度と申請できません。
まずは自園の過去1年間の支出を再点検し、対象となる経費がないか確認しましょう。複雑な積算内訳の作成や個別協議の進め方に不安がある場合は、補助金に詳しい行政書士やコンサルタント等の専門家へ相談することをお勧めします。確実な申請で、安心して保育・福祉に従事できる環境を整えていきましょう。
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免責事項: 本記事の情報は作成時点(2024年11月)のものです。補助金の内容は各自治体の予算状況や政策判断により随時変更される場合があります。申請前に必ず各自治体(東京都福祉局、各区役所、各市役所等)の公式サイトで最新の交付要綱をご確認ください。本記事の情報に基づいて行った申請の結果について、当サイトは一切の責任を負いません。
申請前チェックリスト
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| 比較項目 |
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|---|---|---|---|---|---|
| 補助金額 | 最大50万円 | 最大30,000円/事業所 ※サービス種別により異なる(入所系: 年25,200円/人、通所系: 年8,400円/人) | 最大40万円 | 法人: 10万円(運送事業者は10万円加算で合計20万円) 個人事業主: 5万円(運送事業者は5万円加算で合計10万円) | 要確認 |
| 補助率 | — | 定額支援(サービス種別と利用者数に応じて算出) | 定額補助。新たに受け入れた在宅の医療的ケア児者1人あたり20万円を上限とします。1事業所につき、申請年度を問わず、2人分(合計最大40万円)までの補助対象経費が上限です。 | 本制度は定額交付のため、補助率の定めはありません。 | — |
| 申請締切 | 2024年7月30日 | 支給申請:令和7年11月28日(金)必着 | 2025年度(予算がなくなり次第終了) | 令和7年10月31日(金)まで | 随時 |
| 難易度 |
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| 採択率 AI推定 | 90.0% ※参考値 | 30.0% ※参考値 | 30.0% ※参考値 | 90.0% ※参考値 | — |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
| 詳細 | — | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → |