【北海道】組合・グループ向け最大貸付率90%!中小企業高度化資金の申請ガイド(2025年)
補助金詳細
対象事業者(法人・個人)
主な申請要件・条件
- 土地、建物、構築物、設備(共同利用・事業高度化に寄与するもの)
| 補助率 | ー |
|---|---|
| 採択率 | 50.0% |
補助金・助成金の概要
Overview北海道内の中小企業者が組織する事業協同組合などが、工場の集団化や共同施設の設置、商店街の近代化などを行う際に、北海道が長期・低利で直接貸し付けを行う制度が中小企業高度化資金です。最大20年の返済期間と原則1.0%の固定金利により、民間金融機関だけでは困難な大規模な構造改革や共同事業を強力に支援します。
この記事でわかること
- 全11種類の高度化資金メニューとそれぞれの支援内容
- 貸付対象となる中小企業者の定義とグループ要件
- 年1.0%または無利子という有利な貸付条件の詳細
- 実施2年前の12月までに開始すべき申請手続きのフロー
中小企業高度化資金制度の全体像
北海道が実施する高度化資金は、中小企業の個々の力では解決が難しい経営課題を、組合やグループを形成することで解決しようとする取り組みを支援するものです。一般的な銀行融資とは異なり、単なる資金供給にとどまらず、道による事前の診断や指導を伴うのが特徴です。
制度の根本的な目的
中小企業の組織化を促進し、共同施設の使用や事業の集約化を通じて、道内産業の構造的な高度化と競争力強化を図ることを目的としています。
貸付対象となる中小企業者の定義
原則として、中小企業者の結合体である事業協同組合等が対象となりますが、個々の企業が対象となる場合もあります。基準は以下の通りです。
| 業種分類 | 資本金の額 | 従業員数 |
|---|---|---|
| 製造業・建設業・その他 | 3億円以下 | 300人以下 |
| 卸売業 | 1億円以下 | 100人以下 |
| 小売業 | 5,000万円以下 | 50人以下 |
| サービス業 | 5,000万円以下 | 100人以下 |
11の主要な貸付対象事業メニュー
高度化資金には、目的や形態に応じて多岐にわたるメニューが用意されています。代表的なものを整理して解説します。
1. 集団化・集積化関連の事業
工場や店舗を特定の区域に集約し、経営効率を高めるための事業です。
- 集団化事業:組合員が適地に集団で移転し、1つの団地や建物に施設を設置して共同事業を行う場合に適用。
- 集積区域整備事業:既存の集積区域において、施設の改造、道路拡幅、アーケード、共同駐車場などのインフラを整備する事業。
- 施設集約化事業:共同工場や共同店舗を設置して施設を集約し、経営合理化を図る事業。
集団化・集積貸付金利
年1.00%
最大貸付率
対象経費の80%以内
2. 共同施設・リース事業
個別企業では導入が困難な高機能設備や共同インフラを整備する際に活用されます。
- 共同施設事業:物流センター、駐車場、アーケードなど、組合員が共同で利用・経営する施設を設置。
- 設備リース事業:新商品開発や情報収集を目的とした研究施設・事務所などをリース方式等で設置。
3. 経営革新・地域活性化関連
特定の認定を受けたグループや地域全体の活性化を担う事業に適用されます。
- 経営革新計画承認グループ事業:新技術開発等のための研究施設設置を支援。
- 地域産業創造基盤整備事業:第三セクター等が実施する地域産業の基盤施設設置。
- 商店街整備等支援事業:コミュニティホールやイベント広場など、商店街活性化に資する施設整備。
注目すべき無利子案件
「地域産業創造基盤整備事業」および「商店街整備等支援事業」については、利息が発生しない無利子貸付の対象となります。
貸付条件と対象経費の範囲
高度化資金は、他の公的融資と比較しても極めて有利な条件に設定されています。2025年5月時点の条件は以下の通りです。
| 項目 | 詳細条件 |
|---|---|
| 利率 | 年1.00%(一部無利子) |
| 貸付期間 | 20年以内(据置期間3年以内を含む) |
| 貸付率 | 対象経費の80%以内(小規模事業者は90%以内) |
| 対象施設 | 土地、建物、構築物、設備 |
貸付対象外となるケースにご注意ください
- 他者への譲渡を目的とする施設
- 第三者へ1年以上の長期間賃貸することを目的とする施設
- 国の補助金を充当した部分(補助金額を差し引いた残額が貸付対象)
- 他の優先融資制度(社会福祉・医療事業団等)が利用可能な場合
高度化資金の申請から貸付までの流れ
高度化資金の手続きは、一般的な補助金や融資よりも長い準備期間を必要とします。事業実施の2年前からの準備が必須となるため、計画的なスケジュール管理が重要です。
成功のための申請ノウハウと注意点
高度化資金の審査を通過し、円滑に事業を進めるためには以下のポイントが重要です。
1. 早期の構想策定と相談
前述の通り、本制度は非常に準備期間が長いため、思い立ってすぐの利用は不可能です。一般的に、5年後、10年後の将来像を見据えた長期経営計画の一環として検討を開始する必要があります。
2. 組合員の合意形成
複数企業が関わる事業であるため、各社間の負担割合や利用ルールの調整が難航するケースが少なくありません。道による診断プロセスでは、こうした組織の安定性も厳しくチェックされるため、早期に強力な事務局体制を構築することが成功の鍵となります。
3. 専門家の活用
事業計画の策定にあたっては、中小企業診断士や建築コンサルタントなどの専門家を交えることで、より説得力のある高度な計画を作成できます。北海道には専門家派遣制度もあり、これらを併用することも有効です。
札幌市内の企業に向けた独自支援策
札幌市内に拠点を置く企業の場合、北海道の高度化資金に加えて、札幌市独自の助成制度を検討することも可能です。
- 協同組合等共同施設助成金:中小企業の組合が設置する共同施設に対して、市が費用の一部を助成。
- ものづくり開発・グリーン成長分野推進事業:新技術開発や環境対応設備への投資を支援。
- 製造業省エネ・カーボンニュートラルモデル事業:エネルギー効率向上に資する設備更新。
これらの市独自の補助金は、高度化資金(融資)とは異なる「返済不要の資金」である場合が多く、自己資金の負担を軽減するために極めて有効です。
よくある質問(FAQ)
まとめ:長期的な視点で北海道の産業基盤を築く
北海道の中小企業高度化資金は、単なる低利融資の枠を超え、道内企業の組織化と経営基盤の抜本的な強化を目指す非常に強力なツールです。20年という長期の返済期間は、大規模な設備投資を計画する企業グループにとって大きな安心感となります。一方で、2年前からの周到な準備と道の厳しい診断をパスする必要があるため、早期の相談と専門家との連携が不可欠です。本制度を活用し、次世代を担う強固な事業基盤の構築に挑戦してください。
北海道内の中小企業グループ・組合の皆様へ
事業計画の策定や診断の受け方について、まずは北海道経済部中小企業局へお問い合わせください。各振興局の商工労働観光課でもご相談を承っています。
免責事項: 本記事の情報は令和7年(2025年)5月時点の入力データに基づき作成されています。金利や要件、対象事業の詳細は北海道の判断により変更される場合があります。申請にあたっては必ず北海道の公式サイト等で最新情報を確認し、窓口で詳細な要件審査を受けてください。
申請前チェックリスト
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|---|---|---|---|---|---|
| 補助金額 | 最大対象経費の最大90%(貸付) | 最大600万円 | 最大400万円 | 最大400万円 | 最大50万円 |
| 補助率 | — | 兵庫県:対象経費の6分の1,市町:対象経費の6分の1以上(義務随伴) | — | 補助対象経費の6分の1以内。1補助事業者につき400万円が上限です。補助対象となる事業費は100万円以上のものに限ります。 | 要確認 |
| 申請締切 | 2025年12月31日 | 各市町村の商業担当課へ要確認 | 随時受付(予算なくなり次第終了の可能性あり、要確認) | 2025年4月1日から随時受付(予算上限に達し次第終了) | 令和7年4月1日(火曜日)~予算額に達するまで |
| 難易度 |
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| 採択率 AI推定 | 50.0% ※参考値 | 50.0% ※参考値 | 30.0% ※参考値 | 50.0% ※参考値 | 70.0% ※参考値 |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
| 詳細 | — | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → |