相模原市 ゼロカーボン推進課の詳細情報
【相模原市】住宅所有者・事業者向け最大51万円！太陽光・蓄電池導入補助金の申請ガイド（2025年）
補助金詳細
Details補助金概要
Overview神奈川県相模原市では、脱炭素社会の実現と温室効果ガスの削減を目指し、太陽光発電システムや蓄電池等のスマートエネルギー設備を導入する市民および事業者に対して手厚い支援を行っています。個人向けの奨励金制度では最大30万円（LCCM住宅加算を含めると40万円）、事業者向けの初期費用ゼロ型補助金では最大51万円の支援が用意されており、エネルギー価格高騰対策としても非常に有効な施策です。
この記事でわかること
- 個人向け『住宅用スマートエネルギー設備等導入奨励金』の受給要件
- 事業者向け『住宅用初期費用ゼロ太陽光発電設備等導入補助金』の仕組み
- 申請時期（第1期・第2期）と対象期間の重要な注意点
- 採択を確実にするための必要書類と申請ノウハウ
相模原市の太陽光・省エネ設備支援制度の全体像
相模原市が実施している主な支援制度は、大きく分けて『個人が自ら設置する場合の奨励金』と『事業者が初期費用を負担して設置する0円ソーラーへの補助金』の2種類があります。これらに加え、神奈川県が実施する共同購入キャンペーンなども活用可能です。
1. 住宅用スマートエネルギー設備等導入奨励金（個人向け）
本制度は、自ら居住する住宅に太陽光発電システムや蓄電池、V2H、ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）を導入した個人に対して、市が一律の奨励金を交付するものです。申請は『事業完了後』に行う実績報告形式となっており、第1期と第2期の2回に分けて受付が行われます。
2. 住宅用初期費用ゼロ太陽光発電設備等導入補助金（事業者向け）
いわゆる『0円ソーラー』を普及させるための制度です。事業者が初期費用を負担して住宅に設備を設置し、住宅所有者は電気料金やリース料を支払う仕組みを支援します。こちらは主にサービスを提供する法人が対象となりますが、最終的に住宅所有者は初期負担なしで太陽光発電のメリットを享受できます。
ここがポイント！第1期と第2期の切り分けに注意
- 第1期の対象期間内に完了した事業は、第2期にまとめて申請することはできません。
- 第2期の申請期間は『令和8年2月2日～2月27日』と非常に短いため、事前の準備が必須です。
補助金額と対象設備の詳細
設備の種類によって交付される金額が固定されています。複数の設備を組み合わせることで、より高い相乗効果と支援額を得ることが可能です。
| 対象コース・設備 | 奨励・補助金額 | 主な要件 |
|---|---|---|
| 太陽光単体補助コース | 8万円（一律） | メーカー制限規定なし（詳細は公式サイトを確認） |
| 自家消費コース（蓄電池/V2H） | 各20万円（一律） | 太陽光発電システムとの連携が必須 |
| ZEHコース | 30万円（一律） | ZEH, ZEH+, ZEH Oriented等が対象 |
| LCCM住宅加算 | 10万円加算 | ZEHコースに上乗せ可能 |
| 初期費用ゼロ型補助（事業者） | 最大51万円 | 蓄電池含む。太陽光は定額、蓄電池は1/3 |
個人向けZEH+LCCM最大額
40万円
事業者向け初期費用ゼロ最大額
51万円
失敗しないための申請スケジュールと条件
相模原市の奨励金は、国の補助金と異なり『事後申請』です。設備を設置し、代金の支払いを完了させた後に申請書類を提出します。
1. 奨励対象期間の確認
令和7年度の第2期申請については、令和7年10月1日から令和8年2月27日までの間に事業が完了している必要があります。事業完了日とは、原則として『代金の支払完了』かつ『設備の設置完了（電力会社との受給開始）』の両方を満たした日を指します。
2. 納税状況の証明が必要
相模原市の税金に未納がないことが条件です。申請時には『未納の税額がないことの証明書』を提出する必要があります。この証明書は、事業完了日以降、または申請日から遡って3カ月以内に取得したものが有効です。特別徴収（給与天引き）の場合は、会社からの納付が確認できるまで発行できない期間があるため、早めの確認を推奨します。
成功の秘訣：早めの見積もりと書類の事前確認
第2期の申請枠は先着順ではありませんが、予算上限に達した場合は抽選となる可能性があります。また、2月の申請期間は1ヶ月弱と短いため、12月頃には必要書類（設置前後の写真、領収書、電力会社との契約書類など）の準備を始めておくことが推奨されます。
申請から受給までの5ステップ
よくある質問（FAQ）
専門家活用とトラブル対策
補助金の申請は、書類の不備一つで受給が遅れたり、最悪の場合は対象外となったりするリスクがあります。特にZEHやLCCMなどの高度な要件を伴う場合は、補助金に詳しい住宅メーカーや施工業者、または行政書士などの専門家に相談することを強く推奨します。
重要：悪質な勧誘への注意
太陽光発電の設置に関して、『補助金で実質無料になる』といった強引な勧誘トラブルが報告されています。契約の際は必ず複数の見積もりを取り、施工内容や保証、補助金の条件をしっかり理解してから進めてください。不安な場合は『住まいるダイヤル』などの公的な相談窓口を利用しましょう。
まとめ：早めの準備が受給への近道
相模原市の太陽光・蓄電池補助金（奨励金）は、最大40万円から51万円という非常に高額な支援が受けられる貴重なチャンスです。2025年度の第2期申請を目指す方は、まずは現在の住まいのエネルギー状況を見直し、信頼できる施工業者への相談から始めましょう。特に年度末にかけては工事業者が混み合うため、早めの工事完了と書類準備が確実に奨励金を受け取るためのカギとなります。脱炭素で家計に優しく、災害にも強い住まいづくりを、この機会にぜひ実現してください。
申請に関するお問い合わせ先
相模原市 環境経済局 ゼロカーボン推進課
住所：〒252-5277 中央区中央2-11-15 市役所本館6階
電話：042-769-8240
免責事項: 本記事の情報は作成時点（2025年5月）のものです。補助金の内容や予定件数、申請期間は変更される場合があります。また、予算の消化状況により早期終了する可能性もあります。申請にあたっては、必ず相模原市の公式サイトで最新の募集要項や記入例、Q&Aをご確認ください。