【東京都】中小企業向け最大200万円!事業承継支援助成金の申請ガイド(2025年)
補助金詳細
対象事業者(法人・個人)
主な申請要件・条件
- 専門家委託費(仲介手数料、コンサル費)、システム開発費、人材紹介・研修費、販路開拓費等
| 補助率 | ー |
|---|---|
| 採択率 | 40.0% |
補助金・助成金の概要
Overview東京都及び東京都中小企業振興公社は、円滑な事業承継を支援するため、承継に向けた取組や承継後の経営改善に要する経費を最大200万円まで助成する『事業承継支援助成金』を実施しています。後継者の有無や承継のステージに合わせた4つの支援タイプが用意されており、専門家への委託費やシステム開発費、販路開拓費などが幅広く対象となります。
この記事でわかること
- 自社の状況に合わせた4つの助成タイプ(A〜D)の選択基準
- 助成限度額200万円、助成率3分の2の詳細な活用方法
- 申請に必須となる事前支援(公社事業等)の要件と確認事項
- 電子申請(jGrants)への完全移行に伴う申請フローの変更点
- 事業承継を成功させるための専門家活用と計画策定のポイント
事業承継支援助成金の目的と4つの支援タイプ
東京都の産業を支える中小企業の貴重な経営資源を次世代へ引き継ぐため、本助成金では『承継前・承継時・承継後』の各フェーズに応じたきめ細やかな支援を行っています。まずは自社がどのタイプに該当するかを正確に把握することが重要です。
Aタイプ:後継者未定(第三者への事業承継・M&A等)
親族内や社内に後継者がいない中小企業が、外部への事業譲渡や株式譲渡(M&A)を検討する際の取組を支援します。主にファイナンシャルアドバイザー(FA)やM&A仲介業者との契約締結、着手金、バリュエーション(企業価値評価)費用などが対象となります。
Bタイプ:後継者決定(事業承継に向けた準備)
後継者が決まっており、具体的な承継手続きや組織体制の整備を進める企業が対象です。株式譲渡や相続手続きに関する外部専門家(弁護士、税理士等)への委託費のほか、中核人材(幹部社員)の確保・育成に向けた人材紹介サービスの利用、研修の実施費用などが含まれます。
Cタイプ:企業継続支援(経営改善・基盤強化)
承継後の第二創業期や、承継を見据えた経営基盤の強化を支援します。生産・営業管理システムの開発、新市場開拓のためのホームページ・パンフレット作成、店舗改装に伴う設計費などが幅広く認められます。IT化による生産性向上を狙う企業に最適なタイプです。
Dタイプ:譲受支援(取引先の事業譲受等)
自社の主要事業を維持・継続するために、取引先企業の事業や株式を譲り受ける取組を支援します。譲受対象企業の財務・税務・法務等に関するデューデリジェンス費用や、契約書作成費用、買収後の事業統合(PMI)計画策定のための業務委託費が対象です。
PMI(Post Merger Integration)とは
M&A成立後の統合プロセスのことです。異なる企業文化やシステム、人事制度、業務フローを融合させ、シナジー効果を最大化させるための重要なステップを指します。
助成金額と対象経費の概要
本助成金は、単なる資金支援ではなく、専門家の知見を活用して『質の高い承継』を実現することを目的としています。そのため、多くの外部委託費が対象経費として認められています。
助成限度額
200万円
助成率
3分の2以内
| 主な助成対象経費 | 具体例 |
|---|---|
| 専門家委託費 | M&A仲介手数料、税理士、弁護士、中小企業診断士等への謝金・委託料 |
| 人材確保・育成費 | 人材紹介会社へのサービス利用料、後継者や幹部候補向けの研修受講料 |
| システム開発費 | 顧客管理(CRM)、生産管理、在庫管理等のソフトウェア開発・導入費 |
| 販路開拓費 | 新会社名・ロゴの策定、ウェブサイトの新規作成・更新、販促チラシ作成 |
助成対象外となる経費に注意
- 汎用性の高いPC、タブレット、スマートフォン等の購入費
- 不動産(事務所・店舗)の賃借料や保証金、敷金
- 消費税、印紙代、振込手数料等の公租公課・諸経費
- 交付決定日より前に契約・発注・支払を行った経費
極めて重要な申請要件:公社の支援実績が必須
本助成金は『都内中小企業が公社等の支援を受けた上で、その計画を実行するための後押し』という位置づけです。そのため、単に事業を営んでいるだけでなく、以下のいずれかの支援を受けていることが申請の絶対条件となります。
基本要件(全タイプ共通)
- 現在、引き続き2年以上都内で事業を営んでいる中小企業者(個人事業主を含む)であること。
- 基準日(第1回は4月1日、第2回は10月1日)において存続していること。
支援実績の要件(タイプ別)
- A・Bタイプ:直近1年間に公社の『事業承継・再生支援事業』や商工会議所が実施する『地域持続化支援事業』、信用保証協会の『専門家派遣事業』等の支援を受けていること。
- Cタイプ:前年度に公社の『事業承継・再生支援事業』のうち『企業継続支援』を受けていること。
- Dタイプ:取引先の事業譲受等に取り組んでおり、申請前日までに公社の『事業承継・再生支援事業』の支援を受けていること。
申請前の確認事項
上記支援を受けていない場合は、現時点では申請資格がありません。まずは東京都中小企業振興公社の『事業承継相談窓口』等へ相談し、支援メニューの利用を開始してください。
採択率を高める申請までの5ステップ
事業承継支援助成金は、書類審査に加えて面接審査が行われる場合があります。整合性のある事業計画書を作成し、余裕を持って準備を進めましょう。
関連する東京都の創業・承継支援事業
事業承継だけでなく、新たに起業・開業を目指す方向けにも東京都は手厚い支援を行っています。自社の状況に応じて、以下の助成金も検討候補に入れてください。
創業助成事業(最大400万円)
都内での創業予定者または創業5年未満の事業者が対象です。賃借料、広告費、人件費などが対象となり、事業承継を契機とした新たな事業展開(第二創業)でも活用できる場合があります。助成率は3分の2以内です。
商店街起業・承継支援事業
商店街内での開業や、商店街店舗の継承に特化した助成金です。店舗の改装費や設備導入費が対象となり、地域に根ざした事業を継承する場合に非常に強力なサポートとなります。
よくある質問(FAQ)
事業承継は、単なる代表者の交代ではなく、企業の持続的な成長を実現するための重要な経営戦略です。東京都の『事業承継支援助成金』は、その過程で発生する多額の専門家費用や設備投資をカバーし、円滑なバトンタッチを後押ししてくれます。公社の事前支援を最大限に活用し、自社の未来を描くための確かな一歩を踏み出しましょう。
まずは東京都中小企業振興公社へご相談ください
申請には事前相談や支援実績が必須となります。公式ウェブサイトから最新の募集要項をダウンロードし、スケジュールの確認を行いましょう。
免責事項: 本記事の情報は作成時点(2024年11月)のものです。助成金の内容や要件、スケジュールは予告なく変更される場合があります。申請にあたっては必ず東京都中小企業振興公社の公式サイトにて最新の募集要項をご確認ください。
申請前チェックリスト
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| 補助金額 | 最大200万円 | 最大320万円(基本枠250万円+加算70万円) | 要確認 | 最大100万円 | 事業により異なる(例:新商品開発助成、DX導入支援など) |
| 補助率 | — | — | — | 補助対象経費の3分の2以内 | 各事業の公募要領にてご確認ください。 |
| 申請締切 | 2024年12月31日 | 令和8年2月27日まで | 随時 | 令和7年5月30日(後継ぎ応援事業補助金) | 令和7年度(2025年度)中に各事業が順次公募開始予定 |
| 難易度 |
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| 採択率 AI推定 | 40.0% ※参考値 | 60.0% ※参考値 | — | 30.0% ※参考値 | 30.0% ※参考値 |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
| 詳細 | — | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → |