【東京都】中小企業向け最大1850万円!安全・安心な東京の実現に向けた製品開発支援事業の申請ガイド(2025年)
補助金詳細
対象事業者(法人・個人)
主な申請要件・条件
- 原材料費、機械装置費、委託費、直接人件費、産業財産権出願費、展示会出展費、広告費
| 補助率 | ー |
|---|---|
| 採択率 | 30.0% |
補助金・助成金の概要
Overview東京都内で活動する中小企業者が、防災・防犯・感染症対策などの『安全・安心』に資する新製品や新技術を開発・改良する際、その費用を最大1,850万円まで支援する強力な助成金制度です。実用化に向けた開発だけでなく、その後の販路開拓や展示会出展までをワンストップでサポートするのが大きな特徴であり、東京の安全性を高めると同時に、企業の成長を力強く後押しします。
この記事でわかること
- 助成対象となる5つの主要テーマ(防災・感染症・セキュリティ等)の具体的詳細
- 開発から普及促進まで合計最大1,850万円となる助成金の構成と内訳
- 申請に必須となる『エントリー』の期限とJグランツによる申請フロー
- 採択率を高めるための専門家派遣制度の活用メリットとポイント
- 審査を通過するための申請書作成ノウハウとよくある失敗例の回避策
安全・安心な東京の実現に向けた製品開発支援事業の全体像
本事業は、東京都と東京都中小企業振興公社が連携して実施するものです。多発する自然災害や多様化するセキュリティリスク、さらには子供の安全確保といった現代社会の重要課題を解決するため、都内の中小企業が持つ優れた技術力を製品化・サービス化することを目的としています。
単なる開発費の補助に留まらず、実際に市場へ導入するための『先導的ユーザーへの導入費用』や『展示会出展・広告費』までもが対象に含まれている点が、他の補助金にはない大きな魅力です。令和7年度の募集においては、これまでの実績を踏まえ、より社会実装に近い形での支援が期待されています。
助成の対象となる5つの重点カテゴリー
本助成金では、以下の5つのテーマのいずれかに該当する製品・技術の開発・改良が対象となります。各テーマには詳細な細目が設定されており、自社の技術がどこに合致するかを正確に把握することが申請の第一歩です。
| テーマ | 主な具体例 |
|---|---|
| ア 防災・減災 | 地震・津波対策、避難・救助・救急医療機器、備蓄品・非常食、災害対策ロボット・ドローン、フェーズフリー製品など |
| イ 事業リスク対策 | BCP(事業継続計画)策定運用支援システム、環境リスク対策、害獣・害虫対策技術 |
| ウ 感染症対策 | 飛沫感染予防機器、高性能殺菌・検査装置、非接触技術を活用したサービス基盤 |
| エ セキュリティ | AI映像解析カメラ、入退室管理、認証システム、防犯・盗難対策、情報セキュリティ対策ソフト |
| オ 子供の安全対策 | 窒息・誤飲事故防止グッズ、転落・転倒防止センサー、水回りや通学路の安全確保技術 |
注目のキーワード:フェーズフリー
- 日常時でも災害時でも役立つ製品を指す『フェーズフリー』の視点は、現在東京都が非常に重視しているポイントです。この概念を取り入れた製品は、採択において有利に働く可能性があります。
助成金額と助成率の詳細:最大1,850万円の内訳
本助成金は、事業の進捗に合わせて2つのフェーズ(開発・改良フェーズおよび普及促進フェーズ)で構成されています。普及促進フェーズを組み合わせることで、開発した製品を一気に市場へ浸透させることが可能です。
開発・改良フェーズ(必須)
最大 1,500 万円
助成率:2/3以内
普及促進フェーズ(任意)
最大 350 万円
助成率:1/2以内
1. 開発・改良フェーズの詳細(上限1,500万円)
実用化に向けた試作や技術検証、設計、デザインなど、製品を完成させるためのプロセスが対象です。特に『直接人件費』が対象となる点は、中小企業にとって開発コストの負担軽減に大きく寄与します。
- 原材料・副資材費:試作品作成に必要な材料費など
- 機械装置・工具器具費:開発に必要な設備、計測器の購入費用
- 委託費:外部への設計委託、試験、評価、デザイン外注
- 直接人件費:開発に直接従事した社員の工数に応じた人件費(一定の算定ルールあり)
2. 普及促進フェーズの詳細(上限350万円)
開発した製品が完成しても、売れなければ意味がありません。このフェーズでは、初期ユーザー(先導的ユーザー)に試用してもらうための導入費用や、認知度向上のためのプロモーション活動を支援します。
- 先導的ユーザー導入費用(上限200万円):実際に製品を使用してもらうモニター企業などへの導入コスト
- 展示会出展・広告費(上限150万円):国内外の展示会参加、カタログ作成、Web広告運用など
申請対象者と必須要件
本事業に応募できるのは、東京都内に本店または支店を持ち、実質的な事業活動を継続して1年以上行っている中小企業者(法人または個人事業主)等です。以下の条件をすべて満たす必要があります。
主要な申請要件チェックリスト
- 令和7年7月1日時点で都内に登記があること(支店の場合は実態が重要)
- 直近1年以上の事業活動実績があること
- 助成対象事業の遂行能力(技術、組織、財務)を有していること
- Jグランツ(電子申請システム)の利用に必要な『GビズIDプライム』を取得していること
採択への近道!専門家派遣制度(最大8回・無料)の活用
東京都中小企業振興公社では、本助成金の申請を検討している、あるいは開発に取り組んでいる企業に対し、無料で専門家を派遣しています。この制度を活用することは、単にアドバイスをもらえるだけでなく、都の審査基準に沿った論理的な事業計画を構築する上で非常に有利に働きます。
- アイデアの具現化:ぼんやりとした製品イメージを、具体的な技術仕様や事業計画に落とし込めます。
- 技術的課題の解決:専門の技術士やデザイナーから、開発プロセスにおけるボトルネックの解消方法を学べます。
- 事業計画のブラッシュアップ:中小企業診断士等から、市場分析や収益計画の妥当性について指摘を受けることができます。
※本専門家派遣は助成金の申請を強制するものではなく、純粋に製品開発の支援として利用可能です。採択率向上を目指すなら、必ず利用すべき制度です。
令和7年度の申請スケジュールとステップ
本事業には『申請前エントリー』というステップがあり、これを忘れると本申請ができなくなるため注意が必要です。
失敗しないための申請ノウハウと採択のコツ
本助成金は競争率が高く、単に『良い製品を作る』というだけでは採択されません。審査員(公的機関や専門家)に評価されるためのポイントを整理しました。
1. 社会的ニーズと解決課題の明確化
なぜ今、その製品が必要なのかを客観的なデータ(統計情報や行政の指針など)を用いて記述してください。例えば、『東京都の〇〇計画において掲げられている災害対策の課題を解決する』といった、行政目標との整合性を強調すると評価が高まります。
2. 既存製品との圧倒的な優位性(独自性)
市場には既に類似の製品が存在することがほとんどです。それらと比較して『どこが違うのか』『どの技術が革新的なのか』を、図表や比較表を用いて視覚的に伝えてください。特許権の取得予定なども強力な裏付けになります。
3. 実現可能なスケジュールと収支計画
壮大な計画であっても、助成期間内に完了する見込みが薄いと判断されると不採択になります。各工程(設計、試作、評価)に必要な期間と担当者を明確にし、無理のない予算編成を心がけましょう。特に対象経費に算入できない経費を混入させないよう注意が必要です。
よくある失敗パターン
- 申請書の内容が専門用語ばかりで、非専門家の審査員に伝わらない
- 直接人件費の算定根拠となるタイムカード等の管理体制が整っていない
- 普及促進フェーズを盛り込んだものの、具体的な販売先やターゲットが不明確
- GビズIDの発行に時間がかかり、申請期限に間に合わない
よくある質問(FAQ)
まとめ:安全・安心な東京を自社の技術で実現しよう
令和7年度『安全・安心な東京の実現に向けた製品開発支援事業』は、都内中小企業の技術革新を最大1,850万円という巨額の予算でバックアップする、非常にチャンスの大きい制度です。防災、感染症、セキュリティなど、社会が今まさに求めているテーマに対し、自社の強みをどう活かせるかを真剣に検討してみてください。まずは専門家派遣制度を利用して、計画の精度を上げることから始めるのが成功への一番の近道です。エントリー期限の7月2日を忘れずに、余裕を持った準備を進めましょう。
申請の第一歩!募集要項の確認とエントリーを
まずは東京都中小企業振興公社の公式サイトから最新の募集要項をダウンロードし、申請前エントリーの準備を開始してください。
免責事項: 本記事の情報は令和7年度の募集要項および各種公表データに基づき作成されています。助成金の内容やスケジュールは変更される可能性がありますので、必ず東京都中小企業振興公社の公式サイトで最新情報をご確認ください。
申請前チェックリスト
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|---|---|---|---|---|---|
| 補助金額 | 最大1,850万円 | 最大10万円 | 最大300万円 | 最大250万円 | 最大85万円 |
| 補助率 | — | — | — | 事業によって異なり、対象経費の3/5以内、または上限額が設定されている。 | 対象者1の団体:補助対象経費の2分の1の額(1,000円未満切捨て)又は85万円のうち、いずれか少ない額 対象者2のうち国内で販路拡張事業を行う企業:補助対象経費の2分の1の額(1,000円未満切捨て)又は10万円のうち、いずれか少ない額 ※創業者の場合は、補助対象経費の3分の2の額(1,000円未満切捨て)又は10万円のうち、いずれか少ない額 対象者2のうち海外で販路拡張事業を行う企業:補助対象経費の2分の1の額(1,000円未満切捨て)又は30万円のうち、いずれか少ない額 ※創業者の場合は、補助対象経費の3分の2の額(1,000円未満切捨て)又は30万円のうち、いずれか少ない額 |
| 申請締切 | 2025年7月2日 | 事業実施前に申請が必要。予算がなくなり次第終了の可能性があるため、早めの申請を推奨します。 | 令和7年3月31日まで(公募回により異なる) | 令和7年9月16日 | 令和8年3月10日(火曜日) |
| 難易度 |
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| 採択率 AI推定 | 30.0% ※参考値 | 30.0% ※参考値 | 45.0% ※参考値 | 50.0% ※参考値 | 50.0% ※参考値 |
| 準備目安 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
| 詳細 | — | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → | 詳細を見る → |